満足度★★★
プレミア感ありすぎ
何と言っても、今をときめく劇団の代表4人が集まったのですから、それだけでプレミア感がある訳です。
オムニバスという感じではなく、あえて全員のアイデアを集めてガラガラポンで作ったのは、とてもステキ。
本当はこの四人が集まったことでどんな化学反応が起きたか、っていうのが大事なことなのかもしれないけど、でもいんです。
だってこんな4人の劇なんて、プレミアすぎて、もう見ることはおそらく出来ないのだから。
満足度★★★★
名前のない革命
私は見巧者でも目利きでもなく、わからないものはわからない。演るように見る、ことしかできない。
以下はこの芝居を見て思ったことだが、この芝居についての感想ではない。
この芝居は文句なく面白いから、どう面白いかをだらだら書くのはやめたい。
だからこれは「この芝居の感想」ではなく、「こういう芝居を見て面白いと思うこと」への感想である。
今までの芝居というものは、大きな流れで言えば、ある意味で結論ありきだった。
どんな結論か。それは運命だったり、狂気だったり、幸福だったり、なんだかわからないものだったり、要するにそれは、小さな個人の手に負えない「物語」だったのだ。
そうじゃない芝居だって昔からある。もちろんそうだ。どんな時代にも、それ相応の多様性はある。
重要なことは、新しい力の多くがどこを目指すかということだ。
力点が変わりつつあるのだと思う。
象牙の伝統からも、ニッポン一の無責任世代だった団塊の、頑是無いないものねだりからも、もはや距離を置き、結論ありきの重苦しい軛から、芝居は静かに逃れつつある。
結論がなければ、出すしかない。なにかをやればやっただけの結論が出る。
そういう当たり前のスタート地点に、芝居はようやく立ちつつあるのかもしれない。
激しい言葉を使えば、芝居は今、「何も生み出さない幸福」から、「何かを生み出せる幸福以外のなにか」へ向かう待機点にさしかかっている。
たぶん。そう思う。どういうところに足を置き、どういうことを思えばこういう芝居になるのか。そういう見方しかできない私には、そのように思える。
満足度★★
ゆるい
作り込んだ計算されたゆるさ と
単なるゆるさ があると思うが
今回は 後者だと 感じた。
このメンバーが集まった割には イマイチなでき。
このメンバーだからこそ、このゆるさなのか?
満足度★★
意外な事にコメディ
この四人が集結してどういう話をするのかと思ってみたら
かなりゆるゆるのノリの宇宙SFコメディでしたね。
四人全員の劇団作品を以前に拝見していますが、ゆるいのり、
かみ合っているのかどうか分からないけど、半ば強引に力技で
押し進めていく会話から「五反田団」「劇団・江本純子」の作風に
近いかな、と思いました。ただ、微妙に変態的な部分が「サンプル」?
ゆるい感覚
作家兼役者の4名のエチュード持ち寄って、自由気ままに作った作品のような感じ。場所柄、五反田団ぽい印象がなきにしもあらず。彼らの作品を観た事ない人は、あまり受け入れられないかもしれない。
爆笑ではなく、じわじわ来る不思議さを合わせもった面白さでした。
満足度★★★★
面白かった!
出演者がそれぞれ自由にやりたいことやって、楽しんでいるのが伝わってきた。
「五反田団」と「サンプル」は未見で分からないが、「ハイバイ」と「毛皮族」はテイストが出ていて面白かった。
松井さんの手術のシーンのアイディアがとても面白いと思った。
定期的に四人で集まって何かやって欲しい。