実演鑑賞
満足度★★★★★
悲劇で喜劇な「正義の味方になりたかった」大人たちの会話劇の触れ込みどおりの盛りだくさんなさくひんだった。
出版社を取り巻く最近起きた事件やそれを巡るSNS狂騒具合とそれに翻弄される人々とその病理が描かれている
様々な人間模様が絡み合ってるので混乱しそうになったが、現実的にもカオスな世界なのだろう
実際、観てお確かめにになってもらいたい
「観てきた」コメント欄は見ない方が良いと思う
(観る楽しみが失せるコメントが多いのが残念だ
見ないで済むネタバレBOXを使わないに迷惑コメントが多いのは、ここの特徴かもしれない)
実演鑑賞
満足度★★★★★
やっぱり芸人さんの手掛ける舞台は独特なエンターテイメントへのこだわりが感じられ、その性格も反映されている様で独特な目線、世界観が面白い
登場人物達のインパクトある言動や軽快なやり取りは本来コメディーとして機能するはず
しかし、そのキャラ達のおかげでどんどん人の良い主人公が追い込まれていくものだからとても笑っている場合ではない
結果、コメディー性よりもドラマ性の方が圧倒的に強い異色作に
出版界という業界モノとしての楽しみ方もあり、これに近い経験をした人にしか出来ないのではないかと思える描写世界
映画化の案件、いろんな思惑が飛び交う面倒な世界である事が主人公目線で熱をもって伝わってきました
ビジュアル面でも優れた役者さんが多く、非常に近しく役者さんを感じられる劇場での公演なので、何と言うか お得感あり
物販と終演後の面会がセットになっているのは駅前劇場では珍しく、そこが残念と感じるお客さんがおられてもおかしくないものの、これがシアターサンモールとかであれば割と普通に感じられるので悩ましいところ
実演鑑賞
満足度★★★
出版社を舞台に 「正義」は、人の立ち位置によって違う、といったことを描く。主人公は出版社で働くヒナタ(二宮芽生サン)、彼女は最近 文芸部へ転属してきたばかり。その部署では、出版社と作家の確執、その作家の本(シリーズ)を原作とした映画制作のプロジェクトが立ち上がろうと、そんなゴタゴタに巻き込まれていく。
登場人物は、それぞれの立場(正義)を明確にし自己主張してくる。しかし、ヒナタはそんな周りの人々の意見等に振り回され、自分の思いや考えが揺れる。二宮さんは、そんな心情表現を しっかり演じていた。
少しネタバレするが、本「されど念力の黙示録」(略称:サレモク)は、作者の妹キャラも登場する。その妹がネットで晒(話題に)されて、本はもちろん作者である兄を嫌っている。本の内容が分からないため、なぜ妹が嫌っているのかが疑問。出版社としてはシリーズ本を継続させたい、一方 作者は妹を登場させない、もしくは別の作品を書きたい。それぞれに正義はある。その根本は 妹の意向にあるが、そこが判然としないため モヤモヤ する。
ヒナタは、過去(高校時代)の嫉妬・悔しさや現在の状況に振り回され、自分自身を見失いそうになる。そんな時に勇気づけられたのが、「されど念力の黙示録」である。爆発する怒りを脳内で「かめはめ波⇦『ドラゴンボール』」ならぬ「念力波!」と唱え、気持を落ち着かせている。最近は、インターネットによる情報操作など真偽不詳な<正義>が流れる。そんな現代的な問題も提示するなどテーマとしては面白いが、先の妹の件が憾み。また、作・演出の友池一彦 氏が演じる 過去の男 友池さんの役割も気になるところ。
(上演時間1時間45分 途中休憩なし) 追記予定
実演鑑賞
満足度★
価格5,100円
学生演劇な感じ。
面会制限(パンフ買わなきゃダメ)あったけど、みんな早々に帰ってたわけだし、終わったら出てきて挨拶した方がいい。
元カレ設定してるのは笑えるのだろうか?
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしかったです。脚本が最高。過去と現在がいい感じで交差していていい。脚本と演出がしっかりしているからストーリーがしっかり頭に入ってくる。良質の舞台。お世辞抜きでこれはおすすめです。あと、いうまでもないですが、どの役者さんの演技も抜群。観て損はないです。