カップルズ 公演情報 カップルズ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    タイトル
    始まりはタイトル通りにカップルの会話から始まり.....
    最後にはまたカップルの話に戻るのだけれど.....

    ネタバレBOX

    途中の展開がモチーフを連想させる話で、それが結構印象深いために、カップルとは違う話?と、思ってしまいました。
    内容的には面白かったのですが、タイトルのイメージが薄れてしまったのが残念でした。
  • 満足度★★★★★

    秀逸
    初見だったこともあり過去作品の評判を見たせいで、その嫌げな話の乗りにおっかなびっくりで観に行きましたが、とても面白かったです。

    えげつなく悪趣味な冒頭から、爪と皮膚の間に細い針を入れられてるんだけど、そこがツボになってて痛いけど気持ち良いみたいな変な感覚に陥りながら見入ってしまいました。生理的には嫌だけど、精神的には好感触でした。

    そして、心を抉る様な変質的な話の本質が次第に見えてくるにつれて、猥りがましい人々の印象が変わっていき、最後の淫猥な台詞も凄く正直で純粋な言葉になるのも見事です。

  • 満足度★★★★

    なんとなく一味不足感あった
    んだけど!
    迫力ありましたー。
    面白かった。
    絡み合う人間関係。
    ぼろぼろだった・ねっとりしてたり、
    さばさばしてたり・もろそうで強かったりと。
    ほんと緊張感のある舞台で、眼が離せなくて凄かった。
    時間に押されて後トーク聞けなかった事が残念でありました。
    オチのひねりとか意外性など出現してれば満点(5っ星)でありました。

  • 満足度★★★★

    観た
    鵺的らしい緊張感に包まれた舞台。
    成り上がりのベンチャー企業の社長とドラッグと秘密の高層マンションがどこかで聞いたことがあるような話で引き付けられたが、ネタバレが自分には少々強引に感じられた。
    でもこの世界観は好み。

  • 満足度★★★★

    重いが嫌さはない
    コンプしたチラシからは4組のカップルの話かなと思っていたら、予想外の内容になっていた。
    また、その予想外の内容が予想外に展開していき、思っていた内容の思考を完全に追いやる内容の出来てした。面白かったです。

    ネタバレBOX

    ユニークポイントの宍戸さんが非常にカッコよかったです。
  • 満足度★★★★★

    無題279(12-032)
    19:00の回。指定席なので開演10分ほど前に到着、入って受付、奥には高木さんがいらっしゃる、階段上がって席へ、上手、大きなベッド(2つの枕)、その横、隣の部屋につながる出入り口、丸椅子。下手、黒いソファにガラスのテーブル、その後ろの壁にはインターフォン、入室にカードが必要なのでオートロックか、奥の壁にはクリスタルボードだろうか開演前の客席がぼんやり大きく歪んで映っています、何か暗示的。19:06開演〜20:35終演。鵺的は「不滅」からで3作目。いつものように、息を潜め、じっと舞台を見つめます。これで2012/1月終了。

    ※重松清「愛妻日記」なんてどうでしょう。

    ネタバレBOX

    男性4、女性4。中心でバランスをとることができず、登場人物の体温によって舞台は傾きねじ曲がり、男女の関係もそのカタチを変える、形式的な関係、支配的な関係、崩壊してゆく関係、曖昧にされたままの関係、お互いが背中にナイフを突きつけているような関係…それぞれの一対の関係、カップル。快楽を伴わない行為(?)、だからはっきりした終わりがなかったのでしょうかね…「これで繋がれたね」、そういうことかな。

    性(生)的な繋がりへのこだわり、終わっていることは認めず、欲情に欲情している、一人だけ異質な…女性は、手段も道徳も犠牲も問わず、己との繋がりだけを求めているのだろうか。みんな、その後はないようにみえる。

    印象 前作は暗闇の中の深い闇、今回は無色の中の細い闇
  • 満足度★★★

    疲れた
    心地よい疲れではなかったがつまらないものを観せられた際の疲れとは当然異質のもの。ベッド上のシーンのほとんどが「本気っぽく見えるか?」と問いかけてくるような演技だったので白けた。中途半端な性愛の表現は全然性的にはなっていず興醒めするだけ。あれならしない方がよい。もちろん演技ではなく演出の問題。

  • 満足度★★★★

    理解範囲内
    飽きたわけじゃない、正直に。

    ネタバレBOX

    高層住宅の35階の一室、いらいらした個性的な人たち、特に怒りっぽい若造がいたりして、どのような人間関係?!

    夫婦交換など淫れた関係が展開されましたが、ホリエモン、ホリエモンの秘書、村上ファンドの村上氏、薬物中毒の女性を放置した押尾学氏などをモデルにしていることが分かると、急激に相関図が理解し易くなりました。

    更に、ホモなのに自らの心を否定し続けようとする男、それを知らないが故に夫への愛情が冷めたノーマルな妻、身体は男で気持ちは女性の人、レズの女性、マゾっ気のある女性、会社を愛する女性など、一人ひとりの性癖が明らかになるにつれ、全てに納得いきました。

    分かり易す過ぎるくらい分かり易すかったですが、別室で行為が行われていたりして徹底的に淫靡でもなく、性癖も理解範囲内でした。
  • 満足度★★★★

    素直な心と体
    面白い舞台。90分集中が途切れなかった。

    ネタバレBOX

    違法な手段でのし上がったベンチャー企業の社長・吉川(杉木隆幸)と事実上離婚状態にある妻・抄子(菊地未来)、ドラッグと暴力に走る作家の池谷(平山寛人)とその妻・亜里香(宮嶋美子)、吉川の会社に勤める藤堂(橋本恵一郎)とその彼女で吉川の秘書の中村(宍戸香那恵)、吉川や池谷と繋がるヤクザ?の佐伯(実近順次)、そして吉川らが企画する乱交パーティ的な集まりに参加する額田(外山弥生)の8人が、濃い舞台を作り出す。
    男と女の関係にSEXという要素を加えて、人間の満たされなさを表現する秀逸な舞台だった。
    冒頭の吉川と池谷の妻を交換材料にする話から引き込まれ、吉川や池谷らの頭のネジが飛んだような趣向という展開にさらに引き込まれる。そんな中、正常な人間にみえた中村もかなり飛んでるキャラでどんどん話がうねり出す。そして、池谷のチンポ切断の話とか中村と藤堂の結婚話などで、それぞれが寂しさ侘しさみたいなものを内包していることがうかんでくる。終盤の亜里香が言った「やっと繋がれたね」(だったか)が、舞台を象徴的に締めくくる。

    好きなカップルは、藤堂と中村。一般人がドン引きするような世界に生きて、一線を引いているような踏み込んでいるような、微妙なポジショニングの中村にプロポーズする一般人の藤堂。結婚というスタイルにこだわらず、一緒にいることを選択した二人は、素直になれない8人の中で一番素直で美しかった。
  • 面白かったと思うのだが、
    物語がなかったように思え。まーでもそんなものは必要ないのかもしれない。見て行くうちにあの冷たい人間を愛せるようになるんだけど、言葉じゃなくて行動で見たかった気もする。

    ネタバレBOX

    地震という言葉になんとなく違和感を感じたのは何故だろう。
  • 満足度★★★★

    水槽を眺めるように
    客席側は高層マンションの窓という設定らしい。私にとっては珍しい魚を鑑賞するような気分。中に入って一緒に泳ぎたいと思う人、ガラスを蹴破って魚がバタバタするのを見たいと思う人、いろいろな見方ができると思う。魚さんたちが皆魅力的なので見飽きない。

    ネタバレBOX

    セックスだけでは「関係」は続かないが、金では続くなあ・・・
  • 1月29日(日)S
    鵺的ワールドなSっぷりがたまらない。

  • 満足度★★★★

    鵺的としては異色作?
    「変態大行進」(爆)との事前情報の割にはかなりノーマルで、ややヘンだが極めて「正直な」男女8人の物語。
    濃厚に「死」のイメージが漂った前作に対して「セックス(=生)」を主題にしただけでなく、場所の設定・装置などことごとく対照的で、ついつい頬が緩んでしまうことも含めて鵺的としては異色作か?(笑)

  • 満足度★★★★★

    フツウを問う
    目の前に起こってるのは事件。人が超える一線の手前とその先。リアルで生々しい空気と、それを魅力的に包み込む物語の嘘の心地よさ。そのバランス感覚が絶妙。会話劇で応酬されるメリハリの効いた、耳に残る効果的な言葉の数々。重たい内容で衝撃的なシーンもありつつ、観劇後の感じは悪くない。むしろとても心地よい事に驚く。それだけ、丁寧に物語を伝えているから共感や共鳴というより、鵺的の公演に遭遇・同席という感じ。観客と物語の距離感が近く感じる。

    ネタバレBOX

    普通のセックスとは何か。性的な指向の「セックス」はまだまだ個人的なものに追い込まれているし、生物学的な「セックス」はタブーとすらされてる気がする。そんなセックスマイノリティという問題に真っ向から向き合う本作にとても共感する。アフタートークで作演出の高木さんが過去の作品「クイアK」との同一性に触れ、もう一度やりたかった思いを語っていた。幸運にも「クイアK」を観劇し、台本を購入していたので読み直してみると確かに同じテーマだ。どちらの作品にも自分の性的欲求に関して受け入れてしまうと「世界が変わる」という台詞が出てくる。僕の友人にもゲイだとカミングアウトしてくれた人はいるが、誰彼に言える話ではないし、偏見も多いと思う。嗜好というには軽すぎるし、依存や逃避のための行動に貶めるのは不幸だ。劇中に何度も言われる「普通のセックス」とはなんだろう?それを楽しめる人がどれだけいるだろうか?という問い掛けを感じる、良質なエンタメ作品だった。

    物語の中心は、吉川と池谷の男2人だが、その周囲を取り巻く女性陣がリアルで魅力的で、特に宮嶋さんの演じる亜里香に圧倒された。「相手の事を考えてやらないと気持ちよくないよ」と語られる一方でクライマックスで「私のことなんて考えない自分勝手なセックスのほうが興奮する」とも語られる相反するようで相関する哲学。「私と池谷は特別な関係でつながっているのよ」という重み。ラストの「これでつながれたね」も良い。「素直になると壊れてしまう」の台詞が印象的な登場人物の中村の複雑な気持ちもとても丁寧に描かれていたと思う。
  • 満足度★★★★

    外面
    打算で繋がる関係は少なからず有ると思うけど、あそこまで露骨だと気持悪い(笑) 心の闇を独特な世界観で描く舞台は面白い。内に秘めたる闇を開放したとき人って繋がるのかも。

  • 満足度★★★★★

    痛々しい人達の痛々しい話。
    倦怠期カップルのあるあるかと思っていたら、想像以上にヒリヒリした話。

  • 満足度★★★★★

    欲望
    かきまぜられて 私自身を、よくわからなくなったのですけれども
    独特な ふんいきな 空間を 感じることができました。

  • 満足度★★★★

    純情
    セクシャリティに関わらず、とかくに人の世は住みにくい、
    といったところだろうか。
    高木登はいい本屋だな。
    リアリティと演劇、どちらにも寄り過ぎずに物語を描くスタンスは好みだ。
    (これアフタートークの宍戸香那恵の受け売り)
    杉木隆幸は好みの役者だ。
    宍戸香那恵は女性として好みだ。
    アフタートークは進行役がひとりいるだけで随分違うね。

    ネタバレBOX

    ザ・美人秘書の宍戸香那恵に惚れた。
    宮嶋美子の夜の相手は務まらないなと思ってシュンとなった(笑)
  • 満足度★★★★

    役者陣が魅せる、面白い!
    個人的には、良い時間を過ごせた!
    話はとても分かり易い。
    常識的ではない世界観を描いた物語。
    役者陣が上手い!魅せる魅せる、惹きこまれた。
    上演時間90分。

    ネタバレBOX

    古い高層マンション35Fの一室が舞台。
    このマンションはIT社長が所有。
    既に奥さんとは別居関係にあり、実質的に夫婦としては終わっている。
    ここで、様々な性が行われる。(夫婦交換、レズ等)
    話の内容は違うが、あのIT会社を思い浮かべた(笑)。

    <脚本・演出>
    話が分かり易く、それでいてしっかりと魅せる。
    個人的には好みの芝居。
    暗転や音響も必要最低限で、効果的と思った。
    最後の終わり方が少し唐突感があったように思えたのが、ちょっと残念。

    <役者陣>
    役者陣は皆さん好演されていた。
    役柄の雰囲気が出ており、演技も上手く安心して観れた。
    個人的には、社長の旧友池谷役の平山寛人さんと社長秘書中村役の宍戸香那恵さんが特に良かった。

    <舞台美術>
    大きなベッドが目立つシンプルなセットであるが、マンションの一室の
    雰囲気が出ていた。

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