満足度★★★★★
娘が観劇?感激?
観に行きました!わが娘が(笑)
帰ってから早速第一声が、「もう一度シャイロック観たい」でした。
原作を読んで向かった娘も内容が違う?と思ったようですが、これまたとても新鮮だったようです。高校生の娘ですが、内容的に少し理解ができなかったところもあるようですが女性の目線でポーシャがシャイロックとアントウニオウを傷つけずに救った優しさ、そして何をやるにしても本気で全力投球する彼女を私は尊敬する。そして観ているとポーシャは清水さん本人?清水さんを知る娘は二人を重ねてしまったようです(笑)
東京演劇アンサンブルの何人かの団員さんと親しくさせて頂いて、目の前で演技を観ることができ感激したうえに、いい刺激を頂いたようです。
自分の夢を諦めず目指す目的ができたようです。
そして観劇した後の食事会にも参加させて頂きありがとうございました。
とても美味しかった、と自慢されました。そして色んな話も聞けてためになったよ。っと満足げです。
私自身もシャイロック観てみたいそう思いました。原作とどう違うのかも興味あります。
是非また再演してほしいです。今度は、ブレヒトまで行って生を観たいです。
最後にいつもお世話になってる志賀サン,公家さん、尾崎さん、清水さん、町田さん、坂本さんにいい刺激を与えて頂き感謝しています。
今後も、うるさがらず相談や会話にお付き合いよろしくお願いします。と伝え下さい。
満足度★★★★★
感無量です
チケットの招待をいただきましたが、熱中症でダウン。なんとか千秋楽の日に観ることができました。
長野、木島というところに「学生村」という民宿の集まりがありました。
私が高校三年のときの夏休みに、クラスメイトの荒木くんと一緒に訪れたときのことです。
同宿した人たちの中に、20代半ばと思われる「お兄さん、お姉さん」がいました。
男女それぞれ二人。もう40年近くも前のことです。
なんとはなしに話をするようになり、この四人の同宿者は、「東京演劇アンサンブル」の劇団員だということを知りました。
一人は、長塚さんという方。あとは残念ながら覚えていません。
この四人は、ブレヒトの劇について、それがどんなに優れたものなのか、熱く語り、何も知らない私は、それがとても新鮮に感じられました。その際に、「暗記するといいよ」として教えられたのが、ブレヒトの「けしてできないなんてお言いでない」(原題は失念です)、谷川俊太郎の「ネロ」の詩です。
同時に、そのときに、世界で初めて民主的な手続きで成立した、チリのアジェンテ政権が、軍隊の反乱により倒壊してしまったことも、この学生村で、ニュースとして彼らから知らされました。
おそらく社会に目を向けて考えるということを、私は初めて、この四人から教わったと思います。(完全にノンポリの私でしたから)
東京に帰って、暮れに「パリコミューン」という劇を、この劇団で観ました。長塚さんたちは、まだ端役でしたが、林光の音楽や、切れ目のないせりふの連続に、ある種のカルチャーショックを覚えたこと、今でも鮮明に覚えています。(打ち上げにまで私を誘っていただいたことも感激でした)
私が今、ここにあるのは、この劇団のおかげなのかもしれません。
「シャイロック」は、「ヴェニスの商人」をベースとしながらも、脚本を手がけたアーノルド・ウェスカー自らが言うように、まったく新しい作品として完成されたものです。
シャイロックを、より人間くさく、しかも複雑な生い立ちと心理とを持った人物として、「再生」されています。
ユダヤ人問題に目をそむけず、真正面から描いているところが、観ている私たちにとっては、分かりやすいものともなっています。シェークスピアの原作では、そこまで描ききれていません。
より人間を深く理解し、しかもより深く愛した作品だと言えるでしょう。
実験的な脚本なのでしょうが、その試みには共感できるものがありました。
劇団の「年長の方」(案内係をしていた男性の方)に、前半に書いたようなことを、懐かしさをこめて、たくさん話してしまいました。待合室の左手奥に飾られた「パリコミューン」のポスター。これは当時、読売ホールで上演されたときのものだとのこと。私の第一歩が、ここから始まったのですね。懐かしい・・・
今年の学芸会は、以前作成した「ヴェニスの商人」の大幅な書き換えをしたいと考えています。
満足度★★★★
シャイロックの魅力
1週間前に、新国立劇場の小劇場で「ヴェニスの商人」を観劇してから、「シャイロック」を観劇しました。
シャイロックに焦点を当て、彼の哲学で芝居を進展させるこちらの解釈の方がよりドラマティックで面白く、芝居を楽しめました。
シャイロックと友人関係であるアントウニオ役が、年齢といい、存在といい、より信憑性のある配役でした。
邪魔にならない程度のユーモアを交えたセンスある演出で、休憩を含む2時間半は、なんとも充実感を持ち帰れる作品に仕上がっていました。
満足度★★★★★
見ごたえ十分の舞台
横浜からは結構遠い武蔵関まではるばる伺いましたが、
遠くまで観に行って本当に良かったと思った。
主役人から脇役まで演技面でも、
そして舞台装置など演出面でも素晴らしく、
この日はかなり疲れていましたが、
むしろ、元気を与えられたような気さえしました。
満足度★★★★
興味深い新釈シャイロック
シェイクスピアの『ヴェニスの商人』とは趣の異なるアーノルド・ウェスカーの作品。
役名が同じでも設定やストーリーはかなり違うので興味深かった。
初演以来、10回の改稿を重ねているそうだが、日本ではこの東京演劇アンサンブルが最新版で初演となる。
ユダヤ人についての捉え方、描き方がかなり違う。
シェイクスピアファン、シェイクスピアにあまり興味ない人、両方に観てほしいと思った。
有料プログラムに本戯曲が生まれた背景や分析、解説がなされているので、興味のある方には一読をお勧めする。
再演を希望したい。