実演鑑賞
満足度★★★★
伝説の駒師っていう題材がまず面白く。
すんごくテンポ良く、サービス満点に笑わせにきて、でも骨太い人間ドラマが展開される。
断罪しない多様性があるとゆうか。
ラビット番長さん、良いなって思います。
実演鑑賞
満足度★
コロナ禍を除き観劇数が年間200を数えるが、その個人的境遇に照らし合わせても、最低水準に等しい出来を抱いた。時代遅れのセンスには辟易するばかりである。一手を競い、全身を賭け熟考する、夢に散った棋士たちの生き様を舐めるな、と。
観劇料がもったいないので、よしんば題材に惹かれてもここは強く自制を願う。魅力はゼロだ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
父と子と、不器用な親子たちの想いに溢れた良い作品でした。(難を言えば、物語にメリハリというかドラマチックさが足りない気がしないでもないのですが。)この劇団ならではの、他とは違う、まるで家族のような雰囲気が強く感じられる舞台でした。キャスト同士の間合いや空気がとても良かったと思います。
映像鑑賞
満足度★★★★★
配信にて観劇しました。
駒師のお話、というザックリとした事前情報だけ持って見始めましたが、「駒師」という職業に対して持ってた漠然としたイメージを良い意味で吹き飛ばしてくれる作品でした。
人生に無駄なことなんかいっこも無いんだなって、遠回りに見える道でもそこでしか出会えないものがあるんだなって、改めて人生を前向きに捉えられるようになるお話でした!
実演鑑賞
満足度★★★★★
駒師の半生の話だが、介護や就職難等の今の日本で問題になっていることが描かれており
真剣に見入ってしまうほど。やはり作り方が旨いなぁ。
今回の作品も見てよかったと思える舞台でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
千穐楽観劇。今までの将棋物作品とは異なり、駒師にフォーカスをあてている物語。その分、勝負の緊張感は薄れてはいますが、不器用な家族愛がより鮮明で、周辺の人々含め優しさ溢れる舞台でした。時代を感じさせる話題や随所に笑いもあり、毎回思うのですが、観劇後に暖かい気持ちになれます。
亡父と打った将棋を思い出しました。
実演鑑賞
満足度★★★★★
主人公の半生を過去と現在を交えて演劇を進めていくのですが、
まあ演出が見事で、非常に分かり易い。
心温まる作品で最後は少し泣いてしまいました。
他のお気に入りの小劇団は、ほとんど年一の公演ですが、
ラビ番は年二回ほど公演があるのでありがたい。
次回も必ず観に行きます!
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい。全く隙のない素晴らしい舞台。物語が良く構成されていて,また,無駄なシーンが全くないではないの。もともと定評のあるラビット番長の将棋もの。でも,今回は一味違った味わい。ただただ芝居を満喫させていただきました。昭和歌謡も懐かしく,開演前から楽しませていただきました。やはりラビット番長はおススメです。次の公演は9月とのこと。今から楽しみでなりません。
実演鑑賞
満足度★★★★★
主軸となるのは将棋好きの青年と伝説の駒師(将棋の駒を作る職人)の人生
走馬灯のように移りゆくシーンの数々
二人別々の人生がやがて直接交わっていくまでの間、ヘタすると方向性に迷いそうなところ、さすが地盤のしっかりした劇団さんだけあって楽しく安心して観ていられる
ニュースになるような事件は起こらなくとも、誰もが生きていれば直面しそうな出来事の数々が時には可笑しく、時には切なく突き刺さってきて、とても親しみやすい
アトラクションに例えるならジェットコースターやスリリング系ではなく「イッツ・ア・スモールワールド」タイプ
観終わった後もまだ切なくキラキラの欠片が煌めいているよう
来月、帰省する予定なので父親ともガッツリ語り合いたいと思う
この公演で描かれている通り、男親の不器用な愛情はどこか照れ臭いものではあるけれど
実演鑑賞
満足度★★★★
悪い人が1人もいない優しさ溢れる人情劇。
過去と現在が交錯するも、不思議と今がどちらなのかを感じ取れる演出・演技は見事。
父の生き方にやや嫌悪を見せていた娘の一言、ありきたりだけど胸が熱くなった。
実は天召の様な熱い人間ドラマを期待してたが、これはこれで良き。
実演鑑賞
満足度★★★★
ラビット番長十八番の将棋モノ。ただし今回の主役は棋士ではなくて、将棋の駒を作る駒師。勝負の緊張感はないけど、実にいい話ですね。今後は将棋界周辺の人たちがクローズアップされるのでしょうか。
実演鑑賞
満足度★★★★★
素晴らしい。ただただ素晴らしかった。
西川さんの役とシンクロしている存在は、それだけでもう感動的。
演劇における演者の魅力はやはり大きいなあ。と再認識でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
優しさあふれる作品で、とても良かったです。
将棋の駒を主軸とし、家族や仲間、恋愛や仕事等、様々な要素が詰まっていて観応えがありました。
役者さん達の演技も素晴らしく、笑いあり感動ありで、あっという間に時間が過ぎました。
改めて、家族について考えさせられ、心にじんわり響く良い舞台でした!
実演鑑賞
満足度★★★
凄く色々な方法論を試していて、物語の語り口としては非常に評価したい。辻褄の合わない時空間を超えた語り手の移行は徹底すればかなり面白い成果を得たと思う。
遠藤正己氏、駒師の雅号は寉峯(かくほう)。漆への拘りと盛り上げ将棋駒が特徴。駒は漆の塗り方で種類があり、「彫り駒」(文字の部分が凹んでいる)、「彫り埋め駒」(文字の部分が平ら)、「盛り上げ駒」(文字の部分が盛り上がっている)となる。
現代の名人五名とされている駒師の一人、大澤富月(ふげつ)氏に師事。富士駒の会(静岡県富士宮市で富月氏が主宰している駒師育成会)に所属。
2018年11月、第31期竜王戦(羽生善治竜王対広瀬章人八段)第三局にて寉峯の駒が選ばれる。将棋の駒は指して貰ってなんぼ。究極の高みに立つプロ棋士のタイトル戦に選ばれるということは全てが揃ったということ。この駒こそ、この対戦を飾るにふさわしいと。ボクシングの世界最高峰のタイトルマッチで選ばれるグローブのような崇高さ。人生を懸けるに値するとトップの面々を納得させる本物の重み。駒に「落ち着きがあり、見易く指し易い」と棋士達の評価は高い。
59歳で駒師になり、僅か7年でここまで辿り着いた天才。現在の駒師の中で群を抜く人気の彼の人生を紐解く。
最愛の妻と居酒屋を経営、順風満帆。44歳の時に妻が交通事故死。失意の中、店を畳む。仕事を転々とし、将棋サロン経営を思い立つ。良いものを揃えようと展示即売会に足を運ぶが将棋駒は非常に高価。手をこまねいていると「自分で作ることも出来ますよ。」と声を掛けられる。59歳にして、自分で将棋の駒を彫り出すことに。
実演鑑賞
満足度★★★★★
音楽の効果や照明もうまく使い、時制の往き来など展開もスムーズ。父娘の関係を、これ見よがしの泣かせ芝居にしないあたりもラビット番長の品の良さ。
実演鑑賞
満足度★★★★★
昨秋「天召し」がとても良かったラビット番長の将棋ものを観に今度は前回のお隣のBOX in BOXへ
今回は棋士ではなく、駒師のお話し
また実在する人物を」より簡素だが上手く使われていた
正面の駒にタイトルロールとエンドロールが投影される
舞台転換は小気味よい
時には左右でライティングを替える間に次の場面へ
演者皆表情が良い
秀逸だったのは松沢英明
「ボケ」が来た老人を実に良く表現していた
大川内诞公も終始細かな感情表現が良かった
井保三兎のラビ番ズボンはちょっと違和感が(笑)
様々な要素がうまく組み合わされ処理されていたが、遠藤父娘、池田父子、ある意味メインテーマは「家族」かな
ちょっと身につまされるところもあった
しかし駒師のことなんて能登半島沖地震関連のニュースでつい最近知ったばかり
ラビ番の将棋もの、やっぱりいいなぁ、次が楽しみ
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日拝見。以前に複数回拝見しているラビット番長さんですが、流石隙のない内容でとても面白かったです。過去と現代を行き来する演出はともすれば解りづらくなるのに、全くそんなことはなく、笑いあり涙あり素晴らしい演技と内容で楽しく優しい時間を過ごせました。ラストも良かったですね。ありがとうございました。