実演鑑賞
満足度★★★
冒頭、駅のホームのベンチ、環幸乃さんと友達になれたことに狂喜する女子高生。木内みどりっぽくて「この人好きだな」と思って観ていた。終演後確認したら杏奈さんだった。いや結構観てきた筈なのに、初めての感覚で観ていたことに驚き。彼女の感情表現は深く伝わる。
女子高生のしょげさんはメンコン(メンズコンカフェ=ソフトなホストクラブ)のキャスト・篠原諒氏にハマって案件(パパ活=売春)で稼いで貢いでいる。環幸乃さんは何故か輝いて見えるクラスメイトの彼女に憧れている。トー横界隈で巡廻と補導をしている女性刑事(渡邉真央さん)。彼女の上司の刑事(小崎隼大〈こさきよしひろ〉氏)の裏の顔は少女買春が生き甲斐。篠原諒氏には本命の彼女(五条おとさん)がいて、金を貯めて結婚を考えている。酒(ドラッグ)と金とSEXしかない世の中で、皆ここから逃げ出す“希望”を何処かに求めている。それは他愛もない嘘でもよかった。