今宵見上げし荒城の月 酔ひてうとうも月のみぞ知る 公演情報 今宵見上げし荒城の月 酔ひてうとうも月のみぞ知る」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    会津に行きたくなったな~
    下戸なので、酒盛りには参加できないが、楽しそうな雰囲気が伝わってきた。ただでさえ狭い舞台にあんなにいろいろ積んじゃって身動きできないんじゃないかと開演前は若干よけいな心配をしたが、かなりの人数がせまい空間を上手に使っていた。間瀬さんは酒盛り中に黙って横切ったりとかしてもっと登場しても良かったのでは?作者が出たがりすぎるとか、言われそう?

  • 満足度★★★★

    有り難うございます
    狭い舞台一杯に酒樽や瓶ケースなどがあり、人が三人もいると一杯という感じがする。もちろん、場面転換もない。しかし、その一つのスペースで、兄弟の葛藤や、恋愛、酒蔵の事故の話、風評被害に、乗っ取り、会津藩士の幽霊のおまけまで付く。まあ、盛りだくさんの内容なのに実に良いテンポで小気味良く話を展開させていくものだと、キャラの良い出演者の賜物!?かなと感嘆した。特にキャラの強い小金丸とジェニファーには拍手である!
    会津出身の私には会津弁には聞こえなかったが、宮泉の酒樽や瓶ケース、懐かしく感じた。今、風評被害で会津の産物にも影響がかなり出ているこの時にこの舞台は会津のイメージアップに有り難い限りのものであった。




  • 満足度★★★★

    めでたしめでたし
    同族会社における兄弟のあり方を考えさせられました。

    ネタバレBOX

    でき過ぎる弟とちょっと引っ込み思案の兄…、同族会社における兄弟のあり方を考えさせられました。

    色々な人の台詞を通して、弟は積極性や営業力に長けているが最終責任を取りたがらないとの性格付けがありました。お芝居を観る限り、女癖は悪いと思いましたが、決して無責任な性格だとは思いませんでした。

    会社経営においてお飾り的な社長と思い込んでいる兄、子供の時から兄に助けられていたとの弟の言葉に、弟の気持ちを知り、少し自信が付いたようです。女性にも積極的になり、跡取りとしての自覚が生じ、会津藩士の亡霊が見えるようになって跡取りとしての資格も認められたようで本当によございました。
  • 満足度★★★★★

    期待以上の面白さ
    前作は震災のため観れなくて、今回初見の劇団でしたが、期待以上の面白さに感激。実にしっかりしたつくりで、キャラが皆立っている。適度なエロもイイ感じ。また観たいです。

  • 満足度★★★★

    いいねっ!!
    軽い気持ちで足を運んでみたら、期待以上に面白く、なかなかの満足感です。

    酒蔵の舞台がいい雰囲気を作っていたし、それぞれのキャラクターも楽しい。

  • 満足度★★★★

    熱意が伝わって
    演劇への熱い思いが伝わってくる劇でした。
    皆上手い!! 台詞も動きも目が離せませんでした。
    会津若松と白虎隊、飯盛山などとても解りやすくお勉強もできましたし、
    今度会津にぜひ行ってみたいなあ~造り酒屋でおいしい日本酒を飲んできます~

  • 満足度★★★★★

    観客を飽きさせない絶妙さ!
    舞台セットがリアル。劇場に入場した途端、なんだかウキウキしてしまう。会津若松の老舗酒蔵の酒蔵で繰り広げられるシチューエーションコメディ。
    会津と長州の歴史や「飯盛山の誓い」を絡めひじょうに解りやすくて楽しかった。中でも小金丸ふみ役の都築知沙のキャラクターが素晴らしい。ふみに絡むキャストとのセリフの応酬の絶妙な間があまりにも素敵だ。一方で都築と真逆のキャラクターでお色気たっぷりのジェニファーことMaMaRieがキュートだった。この劇団のキャラ設定が素晴らしい。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX


    老舗の宮泉酒造の長男である宮森康太郎が現社長だったが気弱な性格の上に決断力が鈍い為、次男の健太郎が社長を支えながらも頭角を現す。康太郎は健太郎が社長になった方が適任だと密かに考え、一方で健太郎はそんな兄を気遣いながら宮泉酒造を盛りたてている。

    健太郎はそんな男気のある性質だったが女には滅法弱く女たらしで酒蔵の影で従業員の美和とHをしちゃう。その後に入った従業員の雪の誘いにも乗って同じようにHをしちゃう。つまり酒蔵は健太郎の性の捌け口なのだった。笑

    そんな健太郎には、家督を継ぐ者だけに見えるという守護霊の間瀬岩五郎利直が憑いていて健太郎の全ての行いを見守ってるというか、盗み見ている守護霊で、勿論、オナゴとのセックスのあらましも一部始終、見ちゃってるというのだから、健太郎としてはひじょうに遣り難いのであった。笑

    これらのコミカルな情景を武器に、そして小金丸ふみの恋バナを盛り込みながら、物語はテンポ良く進められる。そして会津酒造の全てを揺るがすような不祥事も絡ませながら宮泉酒造の買収を目論むビターメディア(株)の企みも押し出す一方で、これを止めるかつての仲間。

    兄弟愛や友情、過去の懺悔、利直が聞いた不穏な会話など盛りだくさんな内容だったが、全体的な構成が巧みだった為に、序盤から終盤までぶれずに見事な舞台だった。惜しむらくは内輪で受けていた安部井源吉(サモ☆ハン)のキャラ設定が居ても居なくてもどっちでもよかったし、与えられたようなアドリブ場面のウケがいまひとつ。

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