増殖にんげん 公演情報 増殖にんげん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
21-32件 / 32件中
  • 満足度★★★

    おんなバージョンを鑑賞しました。
    歩き見ということで、劇場に入ったのにイスはなく先に入っていた観客の方々が舞台装置を好きに眺めていました。
    複数箇所でお客さんの間を縫うように会話劇が始まり、女の子達は皆『ジョン万次郎』というアイドルにご執心という設定。
    姦しく可愛いそして刹那的な世界観が私は好きでした。
    一方の話を聞いていると向こうの話が聞けない、集中して見ていたら女優さんに話しかけるといった具合なので良い意味で脳みそと身体が休まらなかったです。

  • 満足度★★★

    増殖おとこ
    お客さんを巻き込む芝居は初めてではなかったけど歩き観っていうスタイルは初めてでした。若手の俳優さんがたくさんでていて距離が近い分お目当ての俳優さんがいる方はお勧めです^^

    歩き観だからこそ成り立つお芝居。好き嫌いはあるかもしれませんが一つのお芝居のスタイルとして可能性のみえるお芝居でした。

    あとこれはどうしようもないのですが身内の方があきらかにテンションが違っていてそれが見えてしまったのが残念。それに冷めてしまう自分の問題な気もしますが^^;

  • 満足度★★★

    歩き見の勝利!
    例えばこれを普通に舞台と客席をちゃんと分けて演じてみたらどうだろうか?おもしろいだろうか?こうやって客席も舞台もなく演じられ見たから、そこそこ見られるものになったと、いうのはちょっときつすぎだろうか?ちょっとおもしろい演劇的体験をしたい、好きな俳優さんがいる(ものすごく近づける。)という人にはおすすめ。

    ネタバレBOX

    途中でチョモランマが下着のパンツまで下ろされて、下ろした人に「前をちゃんと隠せよ!」と、怒られてたのが一番おかしかったです。(そんなに見えてなかったから大丈夫)
  • 満足度★★★

    おとこ版を鑑賞
    2010年2月に初演を行った作品の再演とのことで、最近のぬいぐるみハンターのファンタジックでファンシーな作風とは異なる、比較的現実的な雰囲気でちょっと駄目な人達を描いていたのが新鮮でした。

    マイナーなアイドルのスコッティー・ネピアを追い掛けるオタク男子たち6人をハイテンションに描き、終盤は少し温かみを感じさせる物語でした。
    客と役者のエリアを区切らず、会話を2つのエリアで同時に進行させたり、客を巻き込んだりと少々実験的な趣向を盛り込みながらも、小難しい方向には行かず、単純に楽しめる作品でした。

    シーンの切り替わりを表すハンドクラッピングと動きの使い方がテレビやラジオ番組のジングルのような効果を出していて、スムーズに展開して行くのが小気味良かったです。立ち見について言及するメタな自虐ギャグがさりげなく織り込まれていて笑えました。
    狭い空間なので声が響き過ぎて、1つのグループに集中しようとしても台詞が聞き取り辛いところがあったのが残念です。

  • 満足度★★★★

    客いじりは前回以上
    前回は、役者の動線上にいて邪魔になってる時に「すみません」と声をかけられたくらいだったと思いますが、今回は自己紹介をされたり、名刺をもらったり、言葉の意味を聞かれたり、お手伝いをさせられたりと、交流度はかなりアップ!夏バテしてる脳味噌&体に良い刺激になりました。再演なので、見る方も慣れていたようですね。
    作品の性質上、劇団の皆さんのほうもどういう反応をする客がくるかわからず、緊張すると思いますが、こんな人がいて面白かったとか、こんな反応で対応に苦慮したとか、機会があったら聞きたいなあ。

  • 満足度★★★★★

    「歩き見演劇」、とってもよかったです!!
    舞台が始まると、役者さんは自由に動き回りながら、時には観客と会話をしつつも、ストーリーが進んで行く。
    観客は役者のじゃまにならない範囲で、自由に動き回って見てよし。俯瞰するような位置から全体を見るもよし、気になる役者さんに近づいて、ピンポイントで演技を見るもよし。
    上演時間は60分。歩き見公演としてはほどよい時間でした。
    こういう演劇の上演、もっと増えてもいいと思いました。

  • 満足度★★★★★

    同時多発ゲリラ的
    今回初めて拝見しました。関西在住なもんで、なかなか。出張を名目に東京さ出てきました。
    会場。椅子ないんですよ。東京の演劇てみんなこうなのかーと驚きましたが、特殊なケースですよね。自由すぎる同時多発ゲリラ的芝居。小ネタ満載。淋しそうな小生には話し掛けてきてくれたあるよ。上演中に。今回貴重な体験をさせて頂きました。ありがとうございました。

  • 満足度★★★★

    「増殖おんな」観劇!
    「物語を楽しみたい!」方にはまったく不向きな、、、逆に演者さん目的ならこれほどイイ公演はないのでは!と思います。

    歩き見、例えるなら都心の待ち合わせ場所でたまたま見かけた、ワイワイ楽しんでる集団を横からのぞき見しているような、そんな感覚。

    あらすじにある「アイドルの追っかけをしている女6人」を追いかけることになるので、観客も舞台上の一員になるくらい前のめりになって観ると楽しさ倍増! 

    これだけ個性派の俳優をかわいく仕立て上げるとは、さすがぬいぐるみハンター!

    お局役の加藤なぎささんがカワイイ! 

    火縄銃演じるロ字ック山田さんを役者でがっつり観る機会はなかなかないと思うので、山田さんファン必見!

  • 満足度★★

    実験的試みには敬意を表しますが・・・
    大体の様子は既にレビューで書かれておりますが、
    どんなものが見られるか、期待と不安(?)の中で、
    同時に会場の数か所で「演劇」が始まり、そして進行していく趣向。

    ネタバレBOX

    それでまあ、演じられていることをすべて把握することは不可能だし、
    どちらかしか見聞きできない前提で作られている・・・
    ということは、まあはっきり言ってしまえば、
    それぞれの現場では「大したことは起きていない」ということ。

    なんか、女子校にポッと入り込んでしまった感じで、
    女の子ならではのおしゃべりが、ここそこで繰り広げられ、
    男性の前では言わないような(最近はそうでもないか?)、
    「生理」の話や「おしっこ」の話なども平然とされている・・・
    まあそんな感じです。

    もちろん、大きな筋の流れとして、アイドル追っかけとその後・・・
    はあるものの、
    それもまた、大した意味は持っていない・・・。

    一応、実験の意味あいをまとめてみれば・・・、
    1 ステージと観客席と言った区分をなくし、
     一体的空間の中で(決められた)演じられ、そしてそれを観る、という志向。
    2 さらに、役者が観客に対話を仕掛け、いわば、役者と観客の敷居も低くして
     行き、また即興性に掛けようという志向。
    3 別事件の同時進行的な志向

    ただ、2に重心が傾き過ぎると、まったくのハプニング劇になってしまうから、
    何が起きるか分からなくなり、収拾がつかないかも(それもいいけど?!)。
    また、3を重視すると、観客はどちらかしか参加できないから、
    既述のとおり、観ていない側の進行のことも考慮して結末を考えざるを
    得ないし、したがって、あまり重要な出来事を起こしにくい。
    かといって1のみでは、刺激が少なすぎる・・・どうしても2・3を試みたくなる・・・。

    ということで、今回の実験には、以上のような矛盾をはらんでいるだけに、
    前述のとおり「女子校で、他愛無い女の子たちのさまざまなおしゃべりが
    聞こえてくる」以上の感想しか持てなかった。
    そういうわけで、正直ちょっと物足りなかった・・・です。

    とはいえ、実験的手法というのは、やっぱりお客を入れてやってみないと
    分からないところもあると思うし、
    6月に観た「マゴビキ」(ミミトメ)に比べれば、
    このくらいの実験は可愛い方かもね?

    私見では、2の視点により重きを置いていくのがいいかなあ?
    などと無責任に思っているが、どうだろう?

    余談ですが、シャボン玉を持って来たり、飴玉をくれる
    某お姉さま(?)がいらっしゃるのですが、
    次には「トイレどこですか?」と聞いてきたので、
    「じゃあ一緒に行きましょう」と親切に言ってあげたのに、
    「あなた男でしょう?!」などとあきれられて、逃げられてしまった・・・。
    今思えば、ここで「あたし、女です」とさらに突っ込めれば、
    私も大した役者になれたかも?
  • 満足度★★★★

    試みを評価
    ・・・したいです。

    舞台の中に一緒にいて歩き回りながらお芝居を観られるんて、その初めて味わう試みにグッときてしまいました。

    けれど実際のところは女子のみなさんを追いかけることになり、なんだか軽薄で軟弱で軟派に見られるのが嫌でひとつ場所に留まってしまい、そんな周りの目を気にするシャイな自分が嫌いになってしまいました。

    ストーリーの方は少々わかりにくい感じでした。
    そしていったいどこまでがアドリブなんだろうと疑問に思いました。

    まったくもって嫌いなタイプの舞台ではありませんでした。

    あいかわらず可愛い役者さん達がぴょんぴょん飛び跳ねるような芝居で元気になれました。

    なんだったらもう強制的にでも移動させられたほうが良かったかもしれません。


    ネタバレBOX

    奥の方で観た方がいいかもです。
  • 満足度★★★★

    リピートしたいかも??
    はい、たしかに自分から楽しもうとして動かないとつらい60分になるかもです。

    おいらは会場入りしてからいろいろ見てまわり、開始そうそうチョモランマさんにイジラレタのでけっこう入り込んで観ることができました。

    お客さんの中に見たことのある役者さんがいたりすると、ちょっとした混沌が味わえます。

    ネタバレBOX

    たぶんほとんどの人がチョモランマ(えみりーゆうな)さんに声をかけられたり飴もらったりしてると思うのだが・・・

    おいらは笛の音が出せるラムネ?をもらって吹いたよ。
  • 満足度★★★

    【おんな編観劇】とても新鮮な公演!
    個人的には、なかなか楽しめた!
    立ち見の60分公演。
    説明文にあるとおり、舞台も客席もない。役者が自由に会場内を歩き回って演じる同時進行型劇である。

    当公演はおそらく評価が分かれると思う。
    芝居?(エンターテイメント)として、楽しむことが出来るか、
    芝居?の世界に入り込めるかがカギ。
    自ら楽しもうとする姿勢も大事かもしれない(笑)。

    各々の役柄を役者さんが、凄い個性的に演じていた。
    最初はメイド喫茶のような雰囲気(私は行ったことはないので違うかもしれないが)かと思ってしまった(笑)。
    個人的には、チョモランマさんが特に良かった。
    あとはネタばれで。

    ネタバレBOX

    会場に入ると、ガランとしており座席がない。
    (厳密には座れる場所はあるが)
    どこに立っていれば良いか分からない(笑)。

    芝居の内容は、アイドルの追っかけ(6人)の物語。
    アイドル(ジョン満次郎)ファンのライブ当日を描いているのだが、
    結局6人のうちの1人が差し入れたおにぎりにジョン満次郎が食あたりし、
    コンサートが中止になる。
    そして、最後はいきなり60年後になり、当時を6人で振り返り、
    まだ現役のジョン満次郎のライブに行くかどうか話をし、終演する。

    これはあらすじを楽しむ舞台ではないと思う。
    役者が自由に会場内を歩き周り、芝居を行う。
    役者とぶつかったり、30cm位前で芝居をするのは、当たり前(笑)。
    そういった役者と観客の一体感、臨場感を楽しむ舞台だと思う。
    特にチョモランマさんは芝居をしながら、歩きながら観客に話しかけるので、
    びっくりしないように(笑)

    なので、純粋に芝居をじっくり楽しみたいと思う人には、合わないかもしれない。

    それから、芝居は会場内の2箇所くらいで同時に行なわれるので、
    いっぺんに全部を観劇することはできないというのも特徴。

    どこの芝居を選択するかは、自分次第である。

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