満足度★★★
目の付け所はよかったのになあ~
証拠はないが、幕末の日本において欧米列強国が内戦を起こさせ、混乱しているうちに日本をのっとろうとしていた、と私は思っている。なので、とても興味深い話だなと思って見ていたのだが、陰謀の黒幕が黒魔術の女じゃ・・・もっとおもしろい話になりそうだったのに残念。最初の場面でつんつるてんの着物を着た手足の長い若者が出てきたのは興ざめ。直すのは大変だから、袴をはくとか、なんとかごまかしてほしかった。歌は3曲もいらない。最後だけでよい。(歌そのものはそんなに悪くなかった。)2日目は入場時の混乱はなかったが、どなたかスムーズな受付の方法をインターネットにアップしてくださいませ。
ぬるくてゆるい歴史物
劇団がこの大きな劇場(豊島公会堂・840席)を選んだのにはそれなりの理由があるのでしょうが・・・・・。これぐらい大きいと声を届かせるためにどうしてもゆっくりとした台詞回しになり、コメディには不向き。テンポが間延びしてしまって、全くコメディになっていないし、といってリアルな歴史物にもなっていない。音響や効果、舞台美術、ライティングなどが不十分で、緊張感のある舞台にするには、これらにもっと力を入れるべきだったと思います。あの美術では、とても場を創りきれていない。体一つと声だけで観客を惹きつけることができる役者さんがいるなら話は別ですが・・・・・。そうでないことは演出の方も重々承知で歌手や日舞を入れたのだと思いますが、それでもゆるかったです。あ、8倍速の飲み比べのシーンは楽しかったです。着付けもきれいでした。