鳥は飛びながら夢をみる 公演情報 鳥は飛びながら夢をみる」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.7
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    遅ればせながら
    病院の待合室。
    危篤状態の父の病室に子供やその家族が集まってくる。
    3年前の火事を境にバラバラになった家族。
    病気の父の面倒を見ていたのは若い愛人だった。

    火事の真相。
    カナリヤを逃がしたのは誰なのか。
    そして今夜死ぬのは。

    ネタバレBOX

    今村さんの本は、いつも話題の中心となっている人が登場しないことが多い。
    いなくなってしまった人だったり、これからいなくなろうとしてる人だったり。
    その人物がちょっとした不可解な行動や疑問が残るような言葉を発してたりして、残された人間がそのことについて考えを巡らせるパターン。

    そして正解らしき答えが提示されるものの、本人に確認できないのでいつも真相は闇の中。

    このもやっと感。
    手に入りそうで入らない感じ。
    手に入ったものが正解でないかもしれない感覚。
    ちょっと「感」って言葉使いすぎだけどwまさに「感」なんだよな。

    推理小説みたいに答えはこうでした!って明かされる舞台もあるけど、残された側の「この答えで納得するしかない」っていう気持ち。
    これが今村さんだよなー。
    おもしろかった。

    しかし役者さんがなー。
    力量にばらつきあるのと、癖が色濃く出ちゃってて気になる。
    キャラクターが二次元寄りになってるっていうか。
    この話をするのであれば圧倒的リアリティが必要かと。

    岡本より子さんの演技はすごく好き。
  • 満足度★★★

    観劇致しました!
     
    初日の昼公演にお邪魔致しました!

    全体的に暗い雰囲気を感じました。
    また色々なやりとりの中で大人の生々しさを感じた気がします。
    とてもリアリティがあったというか。

    観劇してみて、家族や死について見つめなおしたくなりました。
    もっと大切にしたいな、と。

    後半は出演者の方に感情移入して、ちょっぴりうるっと来たり。
    演技にぞくぞくっと鳥肌が立ったり。


    私にとってはそんな演劇でした*
    次回作も機会があれば観劇したいです。

    応援しています…!
     

  • 満足度★★

    暗い
    全体的に暗い。
    雰囲気も、ストーリーも。

    ネタバレBOX

    作りたい雰囲気は分かるが、暗いだけに見える。
    観客を引き込む雰囲気を作るには、もっとリアリティやシビアな演技が必要な気がする。


    リアリティに欠ける原因として私が感じたのは、場面が固定されてるにも関わらず、人物の出入りが激しすぎる。

    普通病院の待合室など、見舞いの行き帰りに一度通るだけだと思うが
    何だかんだ理由をつけては行ったり来たりしてて、ちょっと不自然。
    不機嫌なナースにいたっては「ナースなんだから」と言わんばかりに右往左往。

    あの人が行った途端にこの人がやって来るとか、
    脚本家の都合が見えてしまうとやはり萎える。


    入院患者よりも見舞い客の方が、入院が必要そうな精神状態に見えるのも気になる。
  • 無題208
    はじめに疑問に思ったことを。ここは1F入り口から螺旋階段をずっと下りたところが受付なので、どこで待っていたらいいのか、わかりにくい。いつものように階段手前で待つ。ちゃんと18:50受付という表示、手洗いの位置まであって親切。時間前、劇団の方が上がってきてもうしばらく待つようにと。で、そろそろかなと思っていたら、一人、するするっと下へ。関係者の方かな、するとさきほどの方が受付開始と告げに来たので下へ、おっと、先に下りた方はすでに受付を済ませていますね。ということで、ちゃんと待っていたのに受け付け順が違うのはどうかな。外は寒くなっているんだし、指示に従って待っているんだけどね。先日行った「てあとるらぽう」でも似たようなことがありました。もちろん、整理券をくばったり、並ぶ位置を指示したり、ちゃんとした劇団はたくさんある。でもね-、同じ料理を注文したのに後から持ってきたような感じ。

    ネタバレBOX

    前から、最前列ザブトン2枚→小さな台+ザブトン1枚→椅子+ザブトン1枚という座席構成。椅子に座ります。19:27前説...19:35開演、ちょっと間があいている。入院病棟の待合室?での2家族と患者さんのお話。21:07終演。

    舞台はシンプル、中央奥、横長のソファ。上手、サイコロ型の椅子(3)、下手、丸椅子(2)。壁には黒い幕が垂れています。

    設定は面白い...けど、役者さん(演出?)にバラツキがあるようにみえました。お話しの進行に必要なのかな...とか。

    鳥、占い師...もよくわかりませんでした。特に、鳥はなにかを象徴しているんだろうけど、別に犯人捜しでもなく、こだわる理由がもやもやっとしてしまいました。鳥籠を開けることができる人物…それはこれから起こることを知っている人物…火を放った者ではないのか…で終わっちゃうし。

    鳥籠:捕らえている何か? 鳥:捕らえられていた自分? 家族? 火事:自分の意思に関係なく解き放たれること? 占い師:わからない…

    「タイトル」もちょっとちがうんじゃないかな...み終わった後「そういうことだ」とくるものがない。誰が夢をみていたんだろう...それは悪夢なのかな。

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