KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』 公演情報 KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    第2部「ペレストロイカ」も観ました!
    第2部「ペレストロイカ」にこそ、
    この話の肝というか重要な事が凝縮されているのに、
    前半ランチを食べたせいで暑くなって…眠気との戦いでした。
    眠気飛ばしにフリスクBLミントをほお張り、靴を脱ぎ、
    間違って羽織ったカシミアのカーディガンを脱ぎ、
    一時はTシャツ姿になって眠気を飛ばす努力(笑)

    葛藤…葛藤の末、ラストは清々しかったですよ!

    続きは、また後日。

    ちなみに私も浮かれて、
    Tシャツ東京限定の青と白を買ってしまいましたよ。
    なんか恐ろしく楽しかったのです!

  • 満足度★★★★★

    第1部「至福千年紀が近づく」観ました!
    どうしても平日の上演時間を観ることができないので、
    この日、第1部-2部を続けてみることに。
    最終的に明日館講堂に待ち時間などを入れると
    9時間超え…滞在(笑)

    直角の行動のベンチシートは…かなり疲れましたが、
    全体的には文句なく、おもしろかった!
    もう一回観たいくらいだ(もちろん2日に分けて)。

    第1部は、1985.10〜はじまりから第2部へ向けての伏線が…
    【あらすじ】に書かれている部分にあたるかな。
    アメリカでの宗教問題「ユダヤ教、モルモン教、カトリック」、
    人種、同性愛。同性愛は宗教上…背徳的行為とされた。
    …1986年はまだエイズの治療法も確立していなかった。
    日本でもそうだったが「同性愛者だけがかかる」と言われ、
    エイズ = 天罰のような考えもあったような頃のお話。

    KUNIOさんの前説後「用意はいいかな?
    さだ夢ちゃん(男肉duSoleilの池浦さだ夢)よろしく!」で
    ACT1スタート。

    ネタバレBOXはメモったことの羅列なので文章になっていない部分多いです。

    ネタバレBOX

    対面式のかなり横長な舞台。
    入って奥のブロックの前列で観劇。
    対面式なので片面からしか楽しめないか…と思っていたが、
    KUNIO氏は一幕ごとに舞台セットの左右を入れ替える演出で
    偏らず両面から観たのと同じ気分を味合わせてくれた。
    これには本当に感激でした!

    ◎ACT1 第一幕1985.10-11「悪い知らせ」
    [1]10月の終わり-葬儀場-
    ユダヤ教の長老ラビ(池浦さだ夢--男肉duSoleil)が
    死んだ[老女]の思い出を語るところから始まる。
    老女は後に出るルイス(松田卓三--尼崎ロマンポルノ)の祖母。
    静かに始まったなぁと思ったのもつかの間…

    ガラッと変わり、爆音でRun-D.M.C.“ Walk This Way ”
    (↑あまりHIPPOPは聞かないがこの曲だけは学生の頃から好き!
    もちiTuneに入っているw)がかかり、
    KUNIO&さだ夢のアメリカ(NY サウスブロンクスだったかな?)での
    出会いが語られ、もちろんでかいラジカセかつぎ、
    3本線ではなく2本線のオリジナルジャージにスーパースターで
    オールドスクールのり!あぁ、これぞアメリカーンw!!
    9時間乗り切れそう!と単純にコレでかなりあがれた!
    そして左右に2つに割れた星条旗がバサッと…超気持ちイイ!
    ちなみに私から見た上手に青地に白い星、下手に赤と白のストライプ。

    [2]10月の終わり-ロイのオフィス-
    赤狩り時代に何人も不正で有罪にした悪名高い弁護士ロイ(田中遊)から
    連邦控訴裁判所の首席書記官ジョー(澤村喜一郎--ニットキャップシアター)は
    ワシントンへの転勤を提案する(もちろん自分のため)。だがジョーは…
    ★ロイ・コーン役の田中遊氏が日本人に見えない…かっこイイ!!
    こんな俳優さんいたんだなぁ。

    [3]-ジョーとハーパーのアパート-
    ジョーと妻ハーパー(坂原わかこ)。新しい千年紀まであと15年。
    妻はストレス治療に使われる鎮静剤ヴァリアムで
    幻覚を見るほどぶっ飛んでいる。
    幻覚中の旅行案内人MIB風のミスターライズ(四宮章吾)は床下からひょこっと現れる。後にぶっ飛ぶ時はここから出たり入ったりする。
    ワシントンへの転勤を提案するが妻に断られる。

    [4]-葬儀場の前- [1]の外、ベンチ。
    ルイスに恋人プライアー(田中佑弥--中野成樹+フランケンズ)は
    カポシ肉腫を見せHIVだと告げる。
    ★今は亡き!?飼ってた猫ちゃんに"しば"と名付けて(犬みたい…)
    嫌がって出て行ったうんぬんなど笑いもちょいちょいある。

    [5]-ジョーとハーパーのアパート- / -葬儀場-
    ハーパーぶっとび / ルイスとラビ
    ★カトリック=赦し、ユダヤ=罪悪感。がベースにあるうんぬん。

    あまりメモとらず。

    [6]11月第1週 -連邦控訴裁判所の男子トイレ-
    ジョー、号泣するルイスと出会う。プライアーのHIVを嘆き悲しむ。
    でもなぜか政党の話になり共和党をボロクソにけなしたり…etc
    (最後の最後まで共和党はボロクソに言われ続ける。)
    涙を拭くためのティッシュをルイスに渡すと軽くキスされる。
    ジョーは不思議と嫌ではなく…受け入れ、
    ずっと隠していたモノが目覚めて行く予感。ゲイなのか。

    [7]1週間後 -相互の夢の中-
    プライアーは女優ミラーの前に
    ピンクの透け透けのドラッグクィーン風の衣装で座っている。
    (田中佑弥氏はこの役ぴったりだ!と。この時、確信する。)
    薬でぶっ飛んで夢の中。同じくぶっ飛びハーパーが床下から現れる。
    真実発見の域。「あんたの旦那ホモよ…」と言われハーパー退場。
    ひとりのプライアー、頭上から1枚の白い羽がひらひらと。
    画面上にも羽が。天使の予感。

    [8]-ジョーとハーパーのアパート- / -プライアーとルイスのアパート-
    どちらも修羅場。ハーパーのレンジ黒こげ事件 + 妊娠虚言??。
    ジョー「君が僕を壊そうとしている」。
    プライアーはルイスに法の正義について聞かせてとねだる。etc

    完全に引き込まれて没頭してみていたようであまりメモとらず。

    [9]11月第2週 -ヘンリーのオフィス-
    ヘンリー医師(さだ夢)がロイにHIVだと宣告しようとすると…
    ここでのロイの言葉がすごかった。
    自分はゲイではなく「男と寝るヘテロセクシャルだ(屁理屈!)」とか
    「ゲイしかかからないHIVではない。俺のは肝臓がんだと言え」とか
    マイノリティ「社会的弱者」を現す言葉を自分には絶対に使わなった。

    ここまででAM11:00-12:25。この後10分休憩して、
    ◎ACT2 第二幕1985.12-「試験管の中」
    [1]12月第3週 -プライアーとルイスのアパート-
    プライアー呼吸も困難に。這うこともできず。
    トイレに間に合わず、もらしたと思ったら血の海だった。

    [2]-ジョーとハーパーのアパート- ハーパーぶっとび悪化。
    ハーパーはジョーを苦しめて行く。

    完全に引き込まれて没頭してみていたようであまりメモとらず。

    [3]-プライアーの病室- プライアーの先祖の話とルイスとの別れ。
    看護士エミリー(森田真和--尼崎ロマンポルノ)。

    完全に引き込まれて没頭してみていたようであまりメモとらず。

    [4]-バー / セントラルパーク-
    バーカウンターのロイとジョー 妻の流産の過去や父の話
    プライアーから逃げて傷ついたルイスは
    公園であった見知らぬ男(田中佑弥)に痛めつけてくれと自暴自棄。
    未遂に終わる。

    [5]3日後 -プライアーの病室-
    オネエたま♥ベリーズ(四宮章吾)お見舞いにやってくる。
    謎のブードゥーの塗り薬を塗ってみる。そこに天の声?

    [6]1月第2週 -レストラン- 
    ロイとジョーにマーティン・ヘラー(坂原わかこ)が会食。
    ロイかなり病気が悪化。しかも弁護士資格を剥奪されそうに。
    司法省に知り合いがどうしても欲しい。
    ジョーをワシントンに行かせたいのだが…しかし。

    [7] -連邦控訴裁判所の前- ルイスとジョー。ランチにホットドック。
    レーガンの子供の話。ルイスの自殺願望。必要なのは変化。
    神様みんな僕たちを助けてください。

    [8] -母ハンナの家 / 公衆電話-
    ジョー、母(さだ夢)にAM4:00にTEL。「パパは僕を愛してた?」
    母「感傷的なのは嫌」…。「もう大人なんだから…パパがあなたを愛していなかったのはわかるでしょ」と。ジョー「僕はホモセクシャルなんだ」とカミングアウトしてしまう。

    [9]翌朝早く -ジョーとハーパーのアパート- / -プライアーの病室-
    ルイス、プライアーの元を離れ…彼に「犯罪だ!」と罵倒される。
    ジョー、胃潰瘍で倒れる。胃薬が手から落ちる。

    [10]同じ日の日没 -母ハンナの家
    ジョーの母ハンナはユタ州ソルトレイクの崖の上の海沿いの家を売って上京することに決める。不動産屋の友人シスター・エラ・チャプター(森田真和)に5万ドル以上で売ってとたのむ。エラのカツラが曲がっているのを直すくだり、[9]で倒れたジョーが置きっぱなしにした胃薬のボトルに突っ込みを入れて崖越えで海の上まで拾いに行くくだり…
    2人のアドリブ?だと思うのですが絶妙な掛け合いと間で爆笑!!

    ここまででPM13:52。この後10分休憩して、
    ◎ACT3 第三幕1986.1-「まだ無意識ながら前夜の夜明け」←たぶん
    カミナリの音。
    [1]3日後夜遅く -プライアーと病室-
    夢の中。ベットの前に2人の男。お迎えか?お告げ。
    羽根つき帽の12代前?だったかな?ペストでボツボツで死んだ
    先祖のプライアー1(澤村喜一郎)、
    赤い衣装の17代前こちらも病気で死んだ
    先祖のプライアー2(田中遊)。

    [2]翌日 -カフェ- / プライアーの病室-
    カフェのBGM「Billie Jean」MJ
    ルイスとベリーズ。ウェイトレス(森田真和)。
    プライアーに「愛してる」と言ってくれ…。
    ルイスが夜明けの空を「むらさきがキレイ」と言うと、
    ベリーズ「あれは、モーブよ。ゲイのくせに」と。
    (モーブMauveとは少し灰色がかった紫色)
    ここの会話、有名らしい。たしかに耳に残る。
    外には雪が。
    一方、病室ではプライアーが身体検査を受けている。
    全裸で(後ろ姿)。肉腫が6個に増えていた。
    ヘブライ語が画面の中で燃えている。←なんだったかな?

    [3]-南極大陸-
    ぶっ飛び中のハーパーはミスターライズと南極へ。
    現実と幻覚が行ったり来たり。不思議な世界が広がって行く。

    [4]-サウスブロンクスの空き地-
    母ハンナは迎えにこない息子ジョーの元に行こうとするが。
    空き地でサウスブロンクスのせむしの女(森田真和)とうんぬん。

    さだ夢&森田のシーンは笑いあり。息抜き場所。

    [5]-ロイの家-
    ジョー「ワシントンには行けない!」それを許さぬジョーと乱闘!
    かなりの迫力。ロイ倒れる。
    朦朧とする中、赤狩り時代に無罪なのに死刑にした
    エセル・ローゼンバーグ(さだ夢)の亡霊が現れる。
    声にはエコーがかかっている。彼女がなぜか救急車を呼ぶ。
    このシーン、ゾクッとする。

    [6]-プライアーの病室-
    夢の中?
    ニンニクの付いた十字架と聖水ボトルのついた手鏡を持つが、
    またまたベットの前に2人の先祖プライアー1とプライアー2。
    イロイロ話して先祖から「踊りなさい!」←なんでだっけ?
    そこへルイスが現れ。

    [7]-プライアーの病室 / 公園 -  
    プライアーの病室ではバサバサと羽の音。映像にも羽。
    死神か?天使か?夢の中?死が近づいているのか?
    「来ないで!!」

    公園では。ジョーとルイスが会っている。
    たぶんお互いの気持ちを告白するシーン。

    プライアーの病室ではポルターガイストか?ってくらい
    ベットが行ったり来たり昏睡状態。苦しむシーン。
    プライアー「すごい!とってもスティーブン・スピルバーグ!」w

    その後、舞台上にはプライアーとベットのみ。
    後ろの赤いシマシマ幕が落ちて、
    青と星の幕の上に神の使者 天使(森田真和)が
    脚立に乗って現れる。中性の天使、強烈な印象!!
    そしてながながとお告げを。
    「汝に預言の書を与える」とかいろいろ。←メモらず没頭。
    ブライアーは神に選ばれた。瀕死から立ち直れるのか。
    本当の天使なのか?妄想なのか?

    青と星の幕も落ちて下手から上手に全員が通り過ぎ
    第一部終了。

    PM14:55頃、終了。

    まさかこれ読みました?それはそれは、お疲れさまでした。
    セリフなど書き取ったのですが、合ってるかは微妙。

    ちなみに今回、さだ夢さんは何役も女性を演じているのですが、
    すべて髭もじゃにカツラにスカートにヒールです。
    これを受け入れられるとかなり楽しく観れたはずです。

    では近々、第2部。





  • 満足度★★★★

    Tシャツ買っちゃったよ!
    第二部鑑賞。ブラボー!Tシャツ買っちゃったよ!
    TPT版でカットされた部分も上演し、天国も天使も日常に降りてきた。
    俳優は初日とは別人のように素晴らしく、生々しいラブシーンも必須と思えた。
    戯曲に忠実に、アグレッシブな演出で娯楽作にしたのが凄い。
    全編上演に熱烈感謝!
    寒さ対策必要と思ったんですが、今日は昨日より温かかったです。すみません。

    ネタバレBOX

    プライアー、ジョー(複数回)、ハーパーの全裸場面は全て必要だったと思います。キスシーンも良かったです。
  • 第一部
    ロイ・コーン役が素晴らしかった。音楽と美術も好きです。第二部観ないと作品の感想にはならないかな。劇場が寒いので防寒が必要かと。

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