満足度★★
演技の時間
本公演はどんなだろう?と。
秋の時点でおうかがいしていたとおり、やはり過去2回観たコレクトエリットさんのお芝居と、同一のお芝居でした。
お芝居というよりは、演技を観ているという感覚ですね。
話の筋はある、あるけどむしろメインは演技そのもの。
おそらく一般の観客よりも、同じ役者さんのほうが得るものが大きかったのではないでしょうか。
一見意味がなさそうに見える身体の動き。
目の動き、腕の動き、脚の動き、全てが何を指し示そうとしているのか。
それを見極めたくて、最初から最後までとことん神経を集中させて観ていたので、終わった時には疲労感が(笑)
一般的なお芝居とは一線を画したお芝居である、ということだけは間違いない。
満足度★★★
観客の先入観の有無が試されている
芝居に対する先入観を持った人には芝居ではないと思ったのかも知れません。
芝居は役者を観る、いや、これは観客が役者に観られている。言葉の洪水とそれとは分離した体の動き。役者がストレスのかかった中で芝居をするのと同様、観客がストレスのかかった中で、どうなってしまうのか。役者さんたちは面白かったと思います。すべてを含めて出来上がった空間を楽しむ、そんな作品だったのではないでしょうか。
どうだろうか、難しいです。
日常の恋人との会話、
彼女の病室、同室のおばあちゃんの出征した夫の精神に入れ替わる、
出征までの3日の会話。
同僚は、彼女は、普通の人 気のいい人たち。
彼は、元に戻るが、記憶がない。
同じ衣装で 台詞と動きで登場人物の個性をつけて芝居を作っている。
イメージの世界
一見意味の無い動き、意味は有るのだろう。しかし分からなかった。
このお芝居の脚本は、作演が主となって作っているのだろうか?、この演出は作演が作ったのか?。90分のこのお芝居で、この演出が良い所は? この演出で悪い所は? 足らないところは? どうだろうか、難しいです。