満足度★★★
現代口語演出
現代口語演劇においても、俳優は化けるのか?
というか化けているように見えるのか?
今回のお芝居では、そこのところが、よーく見えたような気がする。
最近のお芝居は、テンションを高く保つことによって、日常とは異なるキャラクターとしての説得性を持つという手法より、その人物の立ち居振る舞い・声の高さや表情などの細やかな意識化によって説得性を保つという方向性に、スタイルの主流が移ってきている。ある種、舞踊とかダンスに近い身体性を獲得することが、日常の中でエレガントな変化を与えるようになっているとでも言えばいいのだろうか。
その点、6本の寸劇をやることで、それぞれがどう化けおおしているのかを、よく観察できる機会だったのではないか。
演技・役者というものがとてもよくわかる舞台だった。
満足度★★★★
めちゃんこオモチロイ
寸劇の短編集が6編。個人的に「旅館」は笑えなかったものの、他の5編が絶妙に面白い。豊満な胸をあらわにしたやまゆうのパイオツがお見事!かみ合わないナンセンスコメディだ。そのセリフのインパクトは「はえぎわ」のソレに似ている。
仲間内の客のさくら的な笑いにドン引きした。こういう客は一般客を引かせてしまうのだ。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
クスクス笑える
なんだろう、このつかみ所のない笑いは。不思議だなぁ。すごい面白いんだけど、このツボは自分だけかもって身構えて笑いをこらえると、隣の人達もそんな感じで安心して笑う、みたいな。ベタとシュールのちょうどいいところで、軽く身悶えるような空気感が楽しい寸劇でした。