満足度★★★★
エンタメ観賞バロメーター補正完了
【 臨海幻想 】
1981年青年劇場にて初演、労働者被爆で亡くなった息子さんの死の真実を知りたいが為の母親、疑問から疑念・追求へと変り、行政・大手企業は、自らの立ち位置を死守する為、小手先で誤魔化し、マスメディアを取込み正当化を図る・・・、今も昔も全く変らないものが、人災をも招き入れ、この国をかくも可笑しくしている・・。。久しぶりの“お芝居らしい”優等生的なお芝居でした。
<ハナモズクさんのコメント>
初リーディングでしたが、かえって想像力+イメージ広がり、新しい芝居の見方として十分堪能できました。良い芝居でした。☆5
【 ダンス 】
「私達は眠らない」”東野さん”の個性的なダンスには、衝撃を受けました。
[ 2作品目終了時に退席→”ゲキシネ”へ移動。。☆5 ]
<ハナモズクさんのコメント>
いろんな表現の仕方が伝わって来て良かった。☆4です。
満足度★★★★
悔しさともう一度の覚悟
『臨界幻想』、たぶん、見た人の、いや、やってる人もきっとまるで今のことのように思ったろうな。
福島第一原発を巡る、所内労働者を含む周辺住民の物語。
役者さんがみんな力のある人ばかりと感じました。
だからリーディングでも迫力があった。
3.11を経験したから、その思いも力をくわえたかもしれない。
30年前に作られて、当時はSFと言われた物語が、もっとひどい形で現実となってしまった。
悔しくて、終盤は涙が止まらなくなった。
東野さんのダンスは、なんだか、放射線の攻撃に耐えて生まれようとしている胎児に見えた。
何を期待していったのか自分でもはっきりしないので、期待が満たされたかはわかりません。
でも、実現してこれからも関わり続ける覚悟を表明してくれた演出家協会さんに感謝。
自分も、改めて福島に通い続ける覚悟を思い起こしました。