オデッサ 公演情報 オデッサ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    宮澤エマさんじゃないと出来なかったであろうと思わせる役、ネイティブな発音の英語が生きる役。
    英語のセリフに字幕を付けるところがまた三谷さんらしく面白い!
    最後は畳みかけてくる展開に、本当に面白かったです。
    やはり三谷幸喜さんの舞台にハズレなし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    出演のお三方の完成度は本当に高かったです。今回も楽しい三谷作品でした。いつもチャレンジされていて頭が下がります。
    ネイティブで無いため英語のことはわかりませんが、本当に難しいことをスムーズにやられているように見えました。お三方とも休む間もなく1時間45分を見事に演じていらっしゃいました。とても魅力的な演技をされていてこの先も楽しみです!

    ネタバレBOX

    字幕演出、舞台装置含め見やすく感心しました。
    鹿児島弁も交えることで演技の難易度は上がりましたが観る方は楽しかったです。
    ここからはなぜ星が一つ少ないのかの理由になります。演技は完璧でしたので、、理由は脚本とスクリプト演出です。
    自分は三谷幸喜さんのファンのため、期待が先行しすぎてしまったところはあったかも?
    ただそれゆえに気になるところも。
    今回の演出上スクリプトターは0.1秒単位で合わせる必要があり、至難の技でした。やはりほんの少しだけ先行して何を言うか分かってしまう箇所があり気になってしまいました(それでも大半は完璧だったのですが)
    あとは、今回メインではないのですがミステリー要素が重要な要素でもあったのでもう一捻りあっても良かったかな。
    各人物の抱える問題や背景も触れているのですが、これももう少し触れて欲しかった。人種や言葉、その土地の人が抱えるコンプレックスやアイデンティティ、異文化ならではの問題、主義主張の違い。少し盛り込み過ぎたのかも?3時間必要な内容だったかも。
    それだと役者は持ちませんが。、。
    いずれにしても三谷さんならもっと高みを、目指せると思うがゆえのマイナス⭐️1でした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    笑いに次ぐ笑いのうえに、ミステリーは意外な展開を見せる。それで終わったかと思うと、最後にどんでん返し。100分、十分に楽しめる。ただ三谷幸喜は今回もメッセージをこめることには非常に禁欲的である。ニール・サイモンのように。

    殺人事件の取り調べ。互いに話の通じないアメリカ人警部(宮澤エマ)と日本人容疑者(迫田孝也)、日英両語ができる青年(柿澤勇人)が、日本人を救おうと間に立って悪戦苦闘する。数十年前の最初の思い付きは、日中戦争中の中国での、日本人と中国人の話だったそうだ。間に立った通訳が、戦闘を避けようと嘘の通訳を繰り広げて、爆笑コメディーになる。この設定なら、笑いだけではなく、戦争回避という大きな目的を背景にした、奥行きのある話になったと思うのだが。「笑いの大学」のように。

    ネタバレBOX

    開幕10分後、取り調べが始まるや否や、日本人旅行者(迫田孝也)は米国人警部(宮澤エマ)に「私が殺しました」と突然告白する。客席はびっくり。通訳の日本人青年(柿澤勇人)もそれ以前の彼とのやり取りで、無実を確信しているから、思わず「He says he didn't kill him」と、嘘の通訳をしてしまう。ここから、旅行者が演じる殺人の状況の再現を、そば打ちの様子に変えて訳したり、あの手この手の爆笑場面が続く。最後のどんでん返しの伏線が、最初からはっきり示されているのはさすがである。まさか、そうなるとは。観客も騙されても腹が立たない。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    三谷幸喜らしいコメディで、そつはないがひねっただけのコクはない。
    テキサスのオデッサという町の警察署が舞台の事件捜査の話である。アメリカ生まれの日系二世の女性警部(宮沢エマ)が取り調べを任された旅行者(柿沢英人)は日本人で英語が話せない。やむなく、アメリカ滞在中の日本人が臨時の通訳(迫田孝也)として雇われる。三人芝居で、日系二世の女性警部は日本語は話せない設定だから、苦しいが、全員日本人キャストでアメリカの田舎の話が不自然ではなくで舞台が進む。その苦し紛れも前半はずいぶん笑いにネタに使っているし、言葉のディスコミュニケーションのテーマも平易に伝わっては来る。
    後半はストーリー設定に使われている、事件のミステリードラマ的な展開が主筋になって、田舎町の警察の事件を使いまわして笑わせながらサスペンスドラマの味も加えながら1時間45分飽きさせない。休憩なし。
    細かい工夫もあって、舞台下手袖にピアノが一台、作曲者(萩野清子)が自分で弾き、劇伴もするし、柿沢、宮沢のミュージカルもどきの場もある。アメリカの話で言葉は一人は英語は話せるが、日本語はだめ。逆の人物もいるし、日英どちらもいけるという設定の人物もいる。聞き違えるとこんがらかるところだが、広く正面壁にスクリーンを張ってそこに字幕を出す。壁を押し抱いたり引いたりしたり、字幕の字を人物に寄せたり、説明に使ったり単なる字幕以上の効果を担っている。
    笑いに加えて、サスペンス、謎解きをあの手この手と展開するのは間違いなく今一番人気の劇作家の腕ではあるが、全体としてはひねりすぎでおおらかに笑えない。人種差別問題や、言葉の問題も扱ってはいるが話の背景の一つになってしまって押しが足りない。正月早々野暮を言うようだが、三谷も喜劇とかエンタティメントの言い訳衣装を脱いで、奇想天外新境地の演劇を見せてもらいたいものだ。それはオデッサのように場所のひねりなどからは生まれないような気がする。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/01/13 (土) 18:00

    いやぁ、ホント面白かった!

    言葉とコミュニケーションを真ん中に据えて、こんなに笑える舞台になるなんて。
    いや笑いだけでなく伏線も緊張感もキレイに折り込まれて、しっかり楽しめる1時間45分だった。

    追加席の補助席で前方下手側の端だったけど、舞台が近くキャストの表情もよく見えて大満足。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とにかく面白かった。

    ネタバレBOX

    これぞウェルメイド。構成の妙、配役の妙、謎解きの妙で全く飽きさせない。
    役者3人は映像でしか観たことなかったが舞台での演技も素晴らしかった。
    どんでん返しは、振り返ってみるとベタなんだけど、それに全く気付かせない脚本が最高。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    最高に面白かったです

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