満足度★★★★
個人的には好みでした
舞台セットとして絵本があり、それが独特な雰囲気を醸しだしていて、開演前からわくわくしました。
早いですが以下ネタばれにて。
満足度★★★★
メルヘン。
うん、メルヘンだった。
ああいうメルヘンを作り出すのってとても難しいと思うのだが、うまいこと作り出していたと思う。
そしてとても面白かった。
満足度★★★★
まるで・・
小さい劇場なのにセットが素晴らしく、また衣装も絵本の中から出てきたようで、自分がまるで絵本の中にいるようでした。
個人的には、面白く、そして切なく、感動もし、とても楽しく観賞出来ました。
私個人の好みとしては、2話目の女優さんが生き生きと演じていて魅力を感じました。
満足度★★★
演出の拘りは賞賛したい・・・
演じる舞台上には、厚さ15cm程度に幅2m位で奥行き3m位はあるだろうか立派な一枚板が敷かれ、聖書の中にある詞と絵のようなものが書いてある。そこが十字路で、その十字路を昼夜陰日向なく見守るように、舞台右上部に向日葵を思わせるよう微笑む太陽、舞台左袖下部には、嘆きを思わせるような三日月を描き組み込んで、立派で美しいステージが創られている。
暗転時には太陽と月の目が灯りとなり、神の下僕のような黒衣を纏った美術係りの動きをうっすらと照らして、深闇の世界でも神の目は惑わせないことを暗示するような仕掛けとなっている。入場者が50~60人強のこの小屋で・・・と、その舞台演出の強い想いと意欲を讃えたい!
その十字路で、それぞれ作者が異なる第一話「嘘と踊るソナタ」、第二話「幸せな日々」、第三話「彼女から遠く離れて」の物語がオムニバス形式で構成され「十字路と絵本」の上演となる。
そして三話ともに出演者全員が、絵本から飛び出した人物をイメージングさせるような印象的なメイクをして演技をしている。この不思議さの統一は見事だ。
道化ピエロを登場させ夫婦ネタを喜美麻呂ほどではないけど、悲劇とも喜劇とも思える嘆きの心の彩を表現したり・・・開演時に流れる楽曲は、それが、80~90年程前のアコースティック・ギターの弾き語りで「クロスロード伝説」のアフリカ系ブルース歌手・ロバート・リロイ・ジョンソンであることなどの拘りも賞賛したい。
舞台美術・出演陣のメイク・音響など着想に優れた演出と思うのだが…。以下ネタバレ…。
満足度★★★★
アシメなメイクが幻想的
絵本のページを開いたようなセット、左右非対称な幻想的メイクでリアル感をとことん消しておきながら、演じられるストーリーは結構現代的。最初の2つのストーリーで解読のパターンを示しておきながら、3つ目はそれでは解けないストーリーにするなど、なかなかの策士です。
満足度★★★★★
小劇場ならではの濃い空間と内容を堪能
(すでに他の方が書かれているように)3話のオムニバス的構成である。
そしてその3話は、魔女(?)が、そこに願いを叶えにやってきた少女に、
絵本を読み聴かせる、という設定となっている。
私は開演ギリギリに会場に着いたので、
ほとんど予備知識もないまま観劇したが、
この3話がそれぞれ作者が違うとも気が付かなかった。
言われてみれば、たしかに作風は若干違うものの、
「願いを叶える代わりに、大切なものを失う」というコンセプトで一致しており、
どの話も、人間なら誰しも持っている「悪魔性」と共に、
「人生とは?」「生きる上で最も重要なものは?」
という問いを観る者にも考えさせる作品である。
ということで、「挿話」としてはそれぞれ結構長いものの、
統一性も取れていて、演劇全体も1つの作品と感じさせる内容となっている。
「絵本」という設定がまず良く、私が期せずして「観たい」に書いたことだが、
ある意味、人生の残酷さをも含んだものである。
満足度★★★★★
絵本のような
好みのタイプのファンタジーでした。人生の岐路は、まさに十字路で、まっすぐにも進めるが、右も左にも、そして引き返すこともできる。いくらでもやり直しもできるが、なにかを失うこともあるけれど、見えなかった事が、やっと、わかったりと、悲喜交々を絵本の中の3つの世界(作者も3人)で、描いていると思いました。絵本の世界観が、良く出ている美術は、イメージピッタリでした。各キャラに似合うヘアーメイクや衣装、小道具の色使いや質感も、作品にとても合っていて、良かったです。作品のあらすじは他の方が書かれれいるので、ネタばれは個人的な感想です。
無題31
上期最終日は、シアターシャイン(2回目)。南口を出て商店街を歩きます。さすがにもう絵本は読まないのですが、今日は3つの寓話。舞台は絵本を開いたよう。三日月、太陽には顔があり、床は挿絵でしょうか、絵と文字が描かれています。初日だからか、お客さんの層が少し違うようです(印象ですけど)。悩める女性と魔法使い(魔女?)。叶えてほしい願いと交換するのは「大切なもの」。