ケージ 公演情報 ケージ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★

    初めて学生劇団を観ました。
    学生劇団はあまり縁がないのですが友達に誘われて観にいきました。

    そっかー、学生劇団ってこんな感じなのかーと
    。なんだか難しくしようとして薄っぺらい感じを受けました。なにか伝えようとしているのだろうけど。もっとストレートに投げてきても。
    ずいぶん17歳押しですね(笑)もちろん17歳でこれを書いたのはすごいことでしょうが、観てるこちらには関係ないことですから、あまり押しすぎると…
    それなら17歳に書いた本と今書いた本ではこう変わりました、っていうのが見たいな。
    役者のみんなはこの本をやりたくてやってるのかな…
    ちょっと言いすぎましたが、役者さんは学生とは思えないパワーがありました。スタッフワークも素晴らしいです。学生劇団でも照明や舞台美術は追いついていますね。がんばってください。

  • 満足度★★★

    若さが溢れていました
    何か大きくて重く嫌なものを、
    自らの熱量で支え、弾き、打ち破りたい!
    といった力の方向性が、垣間見れた作品でした。
    やっぱり、若かったねって思った。

    ネタバレBOX

    すいません遅刻しました

    さてタイトルの「ケージ」に2つの意味を持たせての落ちと。
    舞台セットも鳥かご状に作成された場所での、室内会話劇。
    タイムスリップものの定義もふまえたSFもので、
    なんか、このあたりも青さを感じました。

    過去は変えられないけど、未来はこれからいかようにでも変更できる!
    十分考えた一歩を踏み出して、歩き続けることが重要という。
    メッセージを受け取ったような作品でした。
  • 満足度★★★

    「よく見えてしまう」ということ。
    「よく見えてしまう」作品だった。高校演劇出身者かな?難しい言葉の羅列であったり、知的になにかを伝えようとしているだけであるように見えた。
    だからすごい作品なのかもと思えてしまうが、本当に伝わってこない。
    もちろん、「よく見えてしまう」ということを出来たことは素晴らしい。
    脚本酒井くんの今後に期待します。

  • 満足度★★★★

    賛否両極
    清々しくて瑞々しくて、それでいてビターな正しく大学生を体現したような舞台で自分は面白かったですねえ。舞台はタイムスリップしたSFでしたが、実際、若い世代が全共闘世代と現代で交わるそれ自体が若い世代にはSF何じゃなかろうかなんて思ってしまいました。
    劇団員の皆さんには憂国の志士たれなんて言わないですが、このまま演劇を誠実に理想の地点に向かって突き進んで欲しいです。

    ネタバレBOX

    この舞台の大学生の様にあの時代は過去の歴史の一部なのだろうか等と思っていたら、成田空港の「天神峰現地闘争本部」が取り壊しのニュースが丁度流れていた。実は、まだ過去じゃないのかも知れないなと感慨にふけりましたね

  • 満足度★★★★

    テーマに感動した
    ネタばれにならないように感想をどう書けばよいかなかなかまとまらず、偶然観ていた知人とも意見交換しているうちに遅くなってしまいました。

    パンフに「一人でも多くの人に観ていただきたいので、良いと思ったらクチコミしてください」という趣旨の一文があったので、主催者の方には申し訳なく思います。

    自分のツイッターのほうでは、先にポイントのみ感想を書きましたが。

    まず、テーマがよく、人物のキャラクターもはっきりしていて、よくまとまっていたと思います。

    何よりも、娯楽として観るだけでなく、社会的な視点が裏付けにあり、手法にも好感が持てました。

    舞台美術もセンスのよさが感じられ、音楽が控え目で、演出も抑制を聞かせてわざとらしく盛り上げることをしなかったのもいまどき珍しく、私の好みです。

    若い人が演劇を通して、前の時代にも思いを馳せ、こういうメッセージを届けてくれるのも大変うれしく思いました。

    日本の未来もまだまだ捨てたものじゃないぞって心強くなります。

    次回作も期待できそうです。

    ネタバレBOX

    全共闘世代の3人がいかにもその時代の人らしく見えたのがよかった。

    実際、あの時代にこういう若者をリアルタイムで見ているだけに、よけいにそう思った。

    薙乃(朝戸佑飛)の革命への一途さ、官僚の家を捨て、出自を隠して革命に加わる中で薙乃に思いを寄せる藤間景子(小林依通子)の清冽さ、革命への迷いを持ちながら時代の渦に巻き込まれる織部(池田周大)のナイーブさ。

    口調や雰囲気にあの時代の若者をよく再現できていると思った。


    薙乃がお嬢様の黒岩(毛利悟巳)を見て、「40年後にもまだブルジョワ階級が存在してるのか!」と失望する場面、大真面目なだけに可笑しい。

    世代間の断絶とよく言われるが、当然、我々は年長者と若者という図式でしか前の世代とは出会えないわけだが、その時代の若者として、前時代の人に対峙したらどうなるかという、この手法に関心を持った。

    中心の男性2人、薙乃と現代人、結里(中田暁良)の白熱した議論がもっと聞きたかった気もするが、主軸が「イデオロギー対立」ではなく、「人間的アプローチ」にあり、それも学生らしく悪くはないと思った。

    もし、将来、もっと広い世代向けに芝居を作られる際には、さらに深く切り込んだ姉妹篇を観たい気もした。

    SFの定式として行動的リアリティーの描写に欠ける点が気になったという知人の意見に私も同感だが、それを超えてテーマに感動したという点でも知人と一致した。

    具体的には、夏と冬という違う季節で、この山荘の一か所でワープし、次元的なひずみがあるわけだが、小屋と言いつつ何部屋もある山荘で、若者たちは一緒に部屋を移動する。

    ならば、体感気温の差は?とか、食事をしないのはなぜ?と思ってしまう。

    須藤(笹木皓太)が「身も蓋もない」と言うべきところを「根も葉もない」と表現した台詞があり、これは須藤がまちがえている設定なのかもしれないが、必然性がないので気になった。

    3億円事件や佐世保事件を盛り込んだり、終盤で結里と祖母の関係が明らかになるなど、工夫のあるストーリー。

    薙乃たちは浅間山荘事件を想起させるが、それだけに、次の世代に思いを託して命を捨てる決意をする場面では胸が詰まった。

    サラリとした幕切れで、もうひとつインパクトがほしい気もしたが、これもそうする演出意図は伝わってきたので納得できる。



  • 満足度★★★

    全共闘世代へのレクイエムは合わせ鏡−−ケージ、形似、そして啓示
    なかなか面白い着想と展開。
    これからが楽しみな劇団だ

    ネタバレBOX

    単なるSF仕立てで全共闘についてを考察するのではなく、そこに「形似」している自らを投影させた面白さがある。

    過去と未来が、3対3と対になる設定で、もちろん単純にイコールとして結び付けるのではなく、現代の心情が合わせ鏡のように提示されていた。
    「自分が言ってほしいこと(投げかけてほしい言葉)」あるいは「自分に対して潜在的に思っていること(他人からこう思われているんじゃないかということ)」を過去の相手に投げかける。

    全共闘世代へ投げかけるコトバは、すなわち鏡に映った自分へのコトバでもあるのだ。

    全共闘世代へのシンパシーがあるのだろう。そしてその根底には、「敵」が明確であった時代、「共闘」の「共」が存在する時代へのジェラシーや憧れがない交ぜになった感情もあるのではないだろうか。
    そのスクリーンに「今」の自分たちの姿を投影してみせる。

    今の自分たちは、後の歴史に存在するという意識があるので、まるで何もかも知っているような錯覚に陥り、過去に存在する全共闘世代の彼らに、まるで意見するような言葉を投げかける。
    しかし、それは、自らの「今」へ投げかけている言葉であり、それに気がついていくのだ。
    たぶんそういう構図があっての作品ではないかと思うのだが、「過去」は「未来」、つまり「現在」につながっていくことを運命づけられているのだが、「現在」からの「未来」につなげていくことの覚悟までには達していないように感じた。

    つまり、あくまでも「現在」は「過去」が創り上げてきたものである、という立場にしかないように見えたのだ。

    これだと、過去への郷愁と憧れのラインをあまり出ていかないのではないだろうか。
    それは、この作品を創り上げるために、いろいろなことを調べて、さらにあの時代(全共闘の時代)への共感を強めてしまったことによるのではないだろうかと感じた。
    それを避けるためには、今回の再演にあたって、頭に留めたモノをいったん捨てるぐらいの姿勢で臨むぐらいが丁度よかったのではないだろうか。答えは出ていない、という気持ちで。
    過去のトレースに気を遣いたいのはよくわかるのだが、一度捨てることによって、「自分に降りかかる」ということをもっと意識した作品にすべきだったのではないだろうかと思う。

    「ケージ」を具体化したセットはなかなかだった。
    若者は、いつの時代もケージの中にいて、その中でもがいているのだということの象徴であり、そこから抜け出るのには、せいぜい「死」しかないのだという考えとして見たのは、深読みのしすぎか。

    「ケージ=形似」というところの着眼点はとても面白いと思った。さらにそこへ「啓示」までプラスしてくるのだが、これは少々余計すぎた感がある。そこまでの膨らみはなかった。

    残念だったのは、全体的に説明がすぎる点だ。役者は考えを言葉のみで伝えるスピーカーという位置づけに留まり、会話は、次の言葉(説明)を促すためのきっかり(&合いの手)にすぎないように見えてしまった。
    しかも、その役者たちも、存在が不安定であり、舞台の上に壁を作ってしまった。役者は「台詞を言う人」ではなぐ「そこに生きる人」であり、舞台、芝居の可能性と「力」を、作・演はもっと信じてもいいのではないかと思った。
    もちろん役者の技量アップが前提ではあるのだが。

    これは個人的な感覚なのだが、物語の中核をそのまま理解すると、全共闘世代の人たちがあまりにも物わかりが良すぎる。
    闘争を一歩進めた彼らのような、ゴリゴリの人たちは、コンクリートで塗り固めたような自意識の中にいて、そう簡単に共感してこない。そして、自らの理論、主張を押し付けてくる存在ではなかっただろうか。
    その固さがあった上での、そこへのヒビのようなものを、現代の同世代の若者が開けた、という感じがあれば言うことはなかったと思った。
    全共闘世代ではないのだが、私が学生だった頃に、その生き残りで運動を継続していた人たちを見ると、狂信的と言っていいほどの怖さがあって、絶対に相手の言葉には耳を傾けず、「言葉(理論)では絶対に負けない(譲らない)」という姿を見たからだ。

    本来の意味合いが変わってしまうのたが、このストーリーのまま、全共闘世代の台詞をリアル全共闘世代の作家が書いて、現代と対決させたら面白いんじゃないかと勝手に想像した。
    現代の学生が、な〜んにも考えてない学生だけだったとしても、ギャップのあるぶつかり合いが演出できたのではないか、なんてことも。

    それにしても、「ミームの心臓」これからが楽しみな団体である。
  • 満足度

    稚拙
    稚拙といわざるを得ない。高校生のありきたりな学生演劇の範疇を出ないし、とても褒められたものじゃない。他の学生の劇団とくらべても、明らかに実力不足だと感じた。主宰の酒井くんは大きなことを言う前に、まず万人が納得する作品を作ったらどうだろう。あれでは無知な若者が駄々をこねているだけだ。まるで説得力がない。青春モノにしたかったのか、時折垣間見えるそうした要素も大変痛々しかった。

  • 満足度★★★

    早熟の凡才
    にならなきゃいいね。

  • 満足度★★★

    うーーーん
    高校時代の「ケージ」を知った上での観劇
    お話はとても良くできているのですが
    如何せんこちらにメッセージを伝えようとする
    努力が物足りない
    世界観が高校時代にがっちり出来ていたものなので
    二年しかたっていない今、
    その弱点をまだ修正できるまでの力は付いていなかったのではないだろうか

    わざわざ再演を行ったのだから
    きちんとした進化が欲しかった

    ネタバレBOX

    とにかくメッセージが示すだけで終わってしまっている

    良く言えば素直、悪く言えば馬鹿正直
    といったところで、舞台上で行われるものである以上
    客席の方にもっと歩み寄っていかなければならないはず
    文語体の語り口に始まり、とにかく高校生の泥臭さが
    抜け切れていなかった
  • 満足度★★★★★

    ありがとう・・・
    まさに舞台の神様が降りてきたような、そんな美しいラストシーンに涙がとまりませんでした。空回りの思想だったかもしれないけれど、あの燃えるように熱い思いは、確かに現代の私たちがどこかに置き忘れてきたものだ。何回も何回も観たい舞台だった。心揺さぶられ、今日は高揚感で眠れそうにない。なんだか久しぶりの感覚。もう言葉では言い表せない。ただ、これだけは言いたい。感動を、ありがとう・・・

  • 満足度★★★★★

    まっとうな心
    その日その日を大切に生きていくこと  説得力ありましたねー。

    一生懸命さがとても伝わってきました。

  • 満足度★★★

    理想と現実
    学生運動が盛んだった60年代後半の若者と現代の若者が時間を越えて出会うというSF的状況の中、お互いの考え方の相違を認め合う物語で、異なる時代の若者を対照的/対称的に描く、力のある作品でした。

    とある山荘に隠れるためにやって来た男2人・女1人の学生活動家と、旅行でやって来た同じく男2人・女1人の計6人の組み合わせを変えながら政治思想を中心に恋愛や友情が描かれていました。それぞれの人物の性格付けがはっきりしていて、激しい議論から悪戯っぽい会話まで色々なタイプの対話があり、メリハリがありました。

    プロットは良かったのですが肉付けして戯曲にする際に、感情面を含めて説明的な台詞を入れ過ぎていて観客の想像に託す余白がないように思いました。せっかく役者が舞台で演じるのだから、言葉だけでなく佇まいや動作から感情を伝えて欲しかったです。
    ある有名な事件にリンクさせる着想は面白かったのですが、それに絡む話の展開がいまいち理解できませんでした。

    当日パンフレットに「音楽・演奏」と記されていたので、おそらくオペブースでキーボードを弾いていたのだと思いますが、姿が見えず、しかも生楽器ではなかったので、生演奏である意義が感じられず、もったいなく思いました。

    鳥籠を模した美術に雰囲気があって良かったです。特に開演までの間、仄かに照らされている様が美しく、これから何が起こるのか期待させられました。

  • 満足度★★★

    さてどうしたものか
    旗揚げから2回目の公演で、シアターグリーンという劇場に進出し、舞台美術も照明も音響もきっちりと準備して、客席もほぼ満席状態という環境は立派だと思います。ただ肝心の作品が高校演劇の域を脱しきれていなかったのが残念です。17歳の時に書いた脚本ということですが、知識や情報量が豊富にあったとしても、それを脚本に起こすためのレベルが17歳の時のままだったことが悔やまれます。「書き言葉」と「話し言葉」は違うわけで、「語る」ことと「説明すること」はやはり別物なんです。時代背景を説明するためにはある程度仕方のないことかも知れませんが、その後もすべての心情を書き言葉で説明されたのでは、物語そのものに感情移入がしづらい。ですから当然役者にも共感することが難しかった。笑いに関しても身内受け的なものが多くて、残念ながらついていけませんでした。とはいえ、まだ2回目です。5年後、10年後にどのように化けているのか、劇団名だけは覚えておこうと思います。

  • 満足度★★★★★

    新鮮に感動!
    全共闘世代と現代の若者が議論する話だとは思っていましたが、このような展開になっているとは考えてもいませんでした。

    ネタバレBOX

    全共闘世代と現代の若者のどちらもが大学生で、即ちSF仕立てで遭遇するとは思ってもいなかっただけに新鮮に感動しました。

    女性闘士が主人公のおばあさんで、男性闘士二人が内ゲバで死んだことになっていたことや、なるほど三億円事件の犯人が捕まらなかった理由などを明らかにするためのイベントだったとは!

    私なら2011年の年号を聞くだろうな、ここをスルーするのは不自然だと思いました。更には、自分たちの将来と密接に関連する全共闘運動の衰退についても尋ねるだろうなと思いました。

    鳥籠のような山荘のセットは良かったですが、鳥籠のケージと神の啓示は、ああやっちゃったーって感じのつまらない言葉遊び、即ちダジャレでした。

    美少女から少し普通の大人になったようなイメージの毛利悟巳さんは、クッキンアイドルが成長して女子大生になったらこんな感じだろうなと思わせるとても素敵な女優さんでした。
  • 満足度★★

    うーむ。
    高校演劇を脱せていない感がありました。
    セリフの一つ一つが、説明的で都合がよくて、正論で…
    なかなか感情移入ができないまま終わってしまったのが残念です。
    伏線も”はりました!”というわざとらしさが、見ていてしらけました。
    舞台美術は、ケージを模していてとても幻想的で、照明とあっていてよかったです。
    ただ、他の人の評価を見ると、純粋に自分に合わなかったのだな、と思います。
    お疲れさまでした!

  • 満足度★★

    肌にあわなかった
    ひねくれた自分にはこの作品はまっすぐ過ぎました。
    入りの雰囲気でダメだったのでその後一向に物語に入れませんでした。

    ネタバレBOX

    全共闘の雰囲気を表現するのにあの劇っぽいしゃべりだったのは理解できるが、なぜ現代サイドもそれに準じた演技体なのだろう。
    台詞と相まって本来冷めた世代であるはずの現代サイドも非常にクサイことを言っている印象を受けた。
    ストーリー後半からそうなるのなら理解できるが最初からそうなのは…。

    真摯なメッセージ性は感じられたものの、脚本もご都合主義的な展開と冗長な台詞の応酬に思えた。要するに、普通そこでそんなこと言うか?そんな風になるか?みたいに思えたということだ。

    ロマンチシズムにはあふれていたがリアリズムはなかったと思う。
    それをまっすぐさと呼ぶことはもちろん可能だし、それを評価することはできるのだろうが、僕の肌には合いませんでした。
  • 満足度★★★★★

    戦後の若い世代の精神史まとめ
    政治思想あり、友情あり、恋愛ありというバラエティーに富んだ設定の中で、登場人物の描き方が一辺倒ではなく、多角的で深かったのがとても良かった。まさに、戦後の若い世代がたどった精神史のまとめ的な作品で、アフタートークのために保坂氏を招いた人選もグー。当然、次の作品も超期待してます。

    ネタバレBOX

    3億円事件の真犯人をこいつらにしちゃったとはビックリ!
    田舎の山荘にやってきて札を見つけた大学生がその後真相を公表して、世間が大騒ぎになるシーンも見たかったな。
    内ゲバということにして事件を闇に葬った当時の警察、活動家の過去を消しながらも心の奥底でかつての仲間のことを思っていたおばあちゃんの生きざまなど、ネタはいくらでもありそう。
    保坂氏も語っていましたが、作家の酒井氏が今の若い世代をどう分析し、どう位置づけるのかも、もっと見てみたい。
  • 満足度★★★★

    将来が楽しみ!
    この作品は17歳の時に書いた作品とのこと。その早熟ぶりにただただ驚く。初日というのに、劇場前には長蛇の列。思わず、隣で公演している虚構の劇団の観客かと思っていたら、全員ミームの心臓の観客だった。早くも人気劇団である。

    劇場に入ったらまず舞台美術と照明に参った。舞台が始まる前から世界をしっかりと作り上げている。作品は全共闘世代と現代をからませてメッセージ性の強い骨太の作品に仕上がった。

    早熟の才を見事に発揮している部分と年相応の部分が入り交じり、まだまだ荒削りだが、そこから垣間見れるものは生半可ではない。

    若さと、才能と、実力と、人気を兼ね備えている。末恐ろしい新人が登場したものだ。

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