海辺のメロ刑事 公演情報 海辺のメロ刑事」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    やっぱりライオン・パーマの刑事モノはいい。ノアールなハードボイルドとエッジが効いて失笑するジョークとが同時進行。大いに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★


    名だたる刑事ドラマはあれど30年はこれを越える作品は世に浮かばないだろう。それは言い過ぎか。けど、緻密な構成とエスプリの数々には畏れ入った。
    ※本日追記

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    千秋楽を観劇。
    フライヤーにも書かれていましたが、往年の刑事ドラマを彷彿とさせる作品。
    2時間以上の長編でしたが、密度濃く、飽きさせない。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ぐいぐい引き込まれる展開、とてもよくできた物語でおもしろかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/11/11 (土) 14:00

    村上春樹のタイトルなんだったかな、分厚い本の小説を連想しました。小説では見えない「組織」が出てきて、なんとなーく怖い雰囲気になったり、クロなんとかっていう動物だったのかな、登場しない何かに追いかけられるという、、、遠い昔の記憶なので、曖昧でゴメンナサイ。そういう見えない敵が、町を変えていく、、、ほんとは笑ってられないですね。そういう暗い、現実に差し迫ったテーマが原因かもしれない。今回はちと笑いが少なかったような気がする。そんなの関係ないけどね。

    観劇した回は、台詞を噛む回数が多かったような。観ている側としては、役者が噛むとそれが気になって、一度集中が切れてしまう感じになるのが残念、、、

    ネタバレBOX

    現実の日本にもC国のスパイがたくさんいるらしいし、怖いですよね。これはお芝居で作り話だろうけど、ほんとにこんなことはあるんでしょうね。確か前の外務大臣もC国の犬みたいな感じだったような気がするし。好きだったコメンテーターの橋〇徹もロシアのウクライナ侵攻について、C国よりの発言をしていて、それから嫌いになりました。
    芝居では、刑事をたぶらかす(?)女性の名前も、C国語読みもできる感じになっていて、それとなくあの国が仮想の「組織」みたいな感じになっている、、、
    と考えていくと、心配になりました。ライオンパーマ、オブラートにはくるんでるけど、こんな政治色の強い芝居を打って大丈夫か?

    現実と大きく違う点は、悲しいことにこんな事件を記事にすることは、いまの日本のマスコミにはまったく無理なこと。
    ジャニーズの問題も、海外のメディアが大きな記事にしたから、日本のメディアも恐る恐るそれに追随しただけで、、、
    正義感の強い有能な記者が記事を書いても、それはきっとつぶされる運命だし、記者自身も消されることに。
    だからこそ芝居ではそういう記者の登場が待望される。

    最後の場面、新聞記者は刑事たちの車に守られながら、自分の車を運転して海辺の町から出ていく。希望はあるかもしれないけど、それは実は破滅への道だ。思い返せば、前回のモデキモテオもそうでした。希望に燃える感じで最後車を走らせるけども、それは単なる死よりも怖い地獄への道でした。ガンダーラなんてない。ひょっとしてこれが作者がずっと抱える隠れたテーマなのかな。
    劇団を主宰してこうして公演を続けていくこと自体が、同じように地獄への、、、
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    途中10分の休憩を挟んで約2時間半の長編作品。公演を重ねるごとにライオンパーマも本格的な作品造りになってきたようで、見応えのある仕上がりになっているのは認める。登場人物の多さと、それを見事にまとめ上げたプロットの上手さは素晴らしいと思う。よく破綻せずに会話が続くもんだと感心しきり。もちろんライオンパーマらしい笑いも散りばめてある。ただ 個人的には、当方のように頭の回転が悪いと、今回の作品はちょっとわかりにくく感じてしまった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです。
    笑いの中に、サスペンス的な要素もあり、どんどん惹き込まれました。
    クセのある登場人物も良く、役者さん達の好演と味わい深い雰囲気が良かったです。
    面白くて、ずっと口元が緩んでいましたが、哀しいような切ないような、そんな気持ちにもなりました。
    大満足の舞台でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    観てきました。脚本の素晴らしさ。どうやってここまで組み立てたのか知りたいです。最後まできちんと持っていく脚本とキャストのスキル。もちろん笑いと共感、哀愁。観客の想像力をかきたてる情景。刑事ドラマらしいアクション。本当に海が見えました。そして最後は全て回収され、納得して、じーんとさせる。ライオンパーマは都会的で上品でおしゃれ。次回もまたすぐ観たくなります!
    追伸 途中流れる音楽もセンスがよくてたまりません。開演前の曲も。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    なかなかの長編作品でした
    いつものような遊びが多めかなぁと思ってたら
    まじめに本格クライムサスペンス風に仕上げてました
    が そこはライオンさんのクオリティ
    間に挟む笑いのテンポやリズム等
    会話の妙が楽しめた2時間半の物語でした
    全席自由
    けっこう高齢な方々も客層に多めにいらして
    懐かしの刑事ドラマ風は
    全体的に受けていたように思えました

    ネタバレBOX

    オープニングからエピローグまでが綺麗に繋がっていて
    本当に本格的に骨組みを作り上げていて
    中弛みとかも感じられませんでした

    話は敏腕と称される新聞記者さんが
    ネタを持ってきた後輩記者と共に車で
    海辺の街にある喫茶店に行き
    そこのマスターから話=今作の事件概要=を聞いて
    記事にするか~どこまで人名とかを出すかなどの判断をする
    という流れです
    そのマスターの話が再現ドラマとして表現されてゆくのです
    が マスターの知らないトコは自由に枝付けされてゆき
    たぶんコウだったんじゃないか劇場 という感じで
    創作部分に笑いと突っ込みが入るといった次第ですわね

    海辺の街を取り仕切っている組織に飼われている
    汚職刑事=異性を組織からあてがわれて惚れてしまい
    メロメロになってるので=メロ刑事だそうです(^-^;)

    汚職刑事の一人はわかっているのだが
    協力者がいてガサ入れが失敗続きで
    検挙率が0 なんとかしたいのだが
    情報漏れの穴がわからない・・・

    いろいろと錯綜し物語は展開していき
    話は結構シリアスに閉じるのでしたー

    時代的には古臭い感じをかもしており
    マスコミを信じて~ですが
    もうマスコミの力も現実では駄目駄目ですよね
    さておき シンプルなセットで
    効果音や会話の妙で魅せ切ったノリは
    本当に楽しめた舞台でありました~♪
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     途中10分の休憩を挟んで2時間半の長尺だが、物語に含まれる様々な要素が巧みに組み合わされた展開を見事に腑分けした上でキチンと再構成された脚本と、場転を瞬時に然も最も論理的に正しく効果的に次のシーンを構成する演出が素晴らしいので全く飽きさせないのは流石だ。無論LionPermらしい哀感と喜劇的であるが故の深みも漂う。

    ネタバレBOX

     物語が展開するのは、地方の海辺にある喫茶店(元スナック)。ホリゾント中央手前に中に人が入るスペースを設け客席側に迫り出すようにカウンターがあり、カウンター奥のホリゾント部分はコの字を左に90度回転させ門の様な形にした煉瓦造りの造作、適度な間隔を置き矢張り煉瓦造りの柱のような洒落たデザインが見える。板の上手・下手には中折れになった衝立を設けその奥と手前、都合4か所が出捌け。板上客席側はフラット。適宜箱馬を並べて椅子にしたり車の座席にしたりする。無論、海は客席のある空間に在る。役者陣の演技が渋い。

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