満足度★★★★
必死感
ウッチャンがたった一人で、とある人間の一生をパワフルに演じる一人芝居。
語り口調はテレビのコントで見るのと同じような、まったりマイルドかつ聞き取りやすい台詞回しで見やすかったです。
中でも、さすがにいい年になってきたにもかかわらずバク宙とかブレイクダンスとかタップダンスとかも披露してくれて、ほんとにアクティブでキレキレの動きにびっくり。
「必死感」なんてちょっとマイナスっぽくいってしまいましたが、実際、淡々と語って話で盛り上げるというよりは、一瞬一瞬、ステージの端から端を縦横無尽に動いて全身運動で必死に表現していた感じです。こういう一人芝居(コント風)ははじめてみましたがとても楽しめました。テレビで見るコント芸人さんたちが、役者としても活躍している理由がなんとなく分かった気がします。
一人だから仕方ないのかもしれないけど、やっぱりたまにせりふを噛んじゃったり言い直していたりという箇所がちょいちょいあって気になってしまったのがちょっと残念。
噛み方が面白いとかだとまたウケたりするのでしょうけど、シリアスなシーンはちょっとマイナスだったかな・・・。
全体的にはとても満足しました。
満足度★★★
‘64生まれ、±3年世代の人はかなり嵌り易いかも
タイトル通り、‘64生まれの(多分平凡な)主人公の半生?一生を独り語りで演じていた。その当時流行った歌謡曲やフォーク、ニューミュージック、洋楽を多用し使用していたけど、あの時代に青春期を過ごしていた人達には感慨に耽りたまらんのでは、と思った。
ちょっとかじってる自分も使用されてる曲が流行った時、当時夢中だった事とか思い出してたし。
でも映像化する時(するのかな?)どうするんだろうと邪な考えがよぎってしまった。
千秋楽の為かカーテンコールの際、花束やプレゼント手渡しする人が何人かいたけど、制止するスタッフもなく、テレビに出ている有名人なんだなーと妙な実感。
でも、流石に舞台に駆け寄らせる行為は注意しましょうよ、スタッフ。
満足度★★★★
体勝負
”お笑い”観点では、キャイ~ンライブのほうが良いのですが
”演劇”観点ではこっちのほうが良いですかね。
バク中や道具芸など、アクロバティックな芸当は
随分練習したみたいですね。
終盤の一言は、やはり震災を意識してのことでしょうか。
平等ではないんですよね・・・