私の心にそっと触れて 2023 公演情報 私の心にそっと触れて 2023」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    認知症の取説みたいな感じでした!
    経験者としては、最初の気付きが難しく、その後の進行も、なにが正解かも解らない日々の連続なのが実状です!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    この歳になると、痴呆の問題は他人事ではない。自分も家族も互いに辛い。ちょっと理屈っぽいが、感慨深く、色々と考えさせられました。痴呆になれば免罪というのは解せないけど。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    観終って、「私の心にそっと触れて」という演題がしみじみとしみてきました。

    ネタバレBOX

    誰にでも起こりうること、目を背けずに向き合わなくてはいけないことに向き合う、胸が締め付けられる想いでした。どうしようもなくつらい状況に見舞われたとき、どうすることが最適なのか難しく感じました。主人公の医師、そして、周りを取り巻く人たちの生き方を通して、「今という時を一生懸命に生きること」の大切さを強く感じずにはいられません。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     途中10分の休憩を挟んで2時間25分の長丁場。華4つ☆ 追記後送

    ネタバレBOX

     脳神経内科の医師・滋が病院内の階段を落ちて骨折、退院を機に退職してからの日々を描いた作品である。
     医師と云うものは通常その妻等自らの感情が判断を狂わせかねない受診者の診察やオペ等は行わないのが常識である。理由は述べた通りだ。従って患者にはあくまでクランケとしての対応が原則である。一方で人の命を救うという職業の倫理はヒポクラテスの“
    誓いの言葉″や人口に膾炙した“医は仁術”等が基本とみて良かろう。
     滋には妻・知佳と弁護士である娘・理子という家族があり、親友は整形外科医の達夫である。他に医局の秘書・久恵が退職後も暫くは愛人である。現役時は難病患者に寄り添い一所懸命に対処し業績も中々のものであったから比較的自由奔放な性格から反発する者も出やすいハズであったが、製薬会社絡みで行われる海外での治験参加等も多めに見られており中々の勢力を誇っていたから院内で彼の不利になるようなことを言う者も敵対する者も居なかった。その分、プライドも高い。その滋が認知症を患い、自分でもおかしいと薄々感じながらも中々周囲の忠告を素直に聞くことも従うこともできずに必要なケアを拒否し続けた結果、殆ど植物状態になりながら最後の最後に観客を酔わせるようなラストシーンに持ってゆく。

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