毒と微笑み 公演情報 毒と微笑み」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★

    欲を言えば戦争関連にももう少し踏み込んで欲しかった
    序盤で提示された沢山のバラバラなピースが次第に関連付き組み上げられて行く構造ゆえか休憩なし160分の尺も体感的には一般的な芝居程度にしか感じず。
    笑いや装置の使い方なども良いが、欲を言えば戦争関連にももう少し踏み込んで欲しかった。まぁこれは前夜に戦争について語った作品を観た影響もあるのかも知れんが…

  • 満足度★★★★

    「国民の映画」他のパロディ作?⇒「B・Hの演劇」
    プロローグで行き成り『私たちは上手、ランディさんは下手!』と、余程比較された事がしゃくに触ったのか(同意しますが)・・。隣国との臨戦態勢下、軍部の上下関係が駐屯する家族間にも反映され、夫人・子供のコミュニティにも例外なくイジメ等の問題が蔓延る軍部群像劇、途中何気に高校演劇部&芝居小屋での芸人コントが乱れ入り、加えてワルツにミュージカルナンバーにゴルフにマジックに、考えられる全てのエンタメを放り込んだ約3時間の物語、上演時間が長いと感じなかさせなかった事は、ある意味見事でありますが・・。エンディングは第二次世界大戦時下の人たちに希望を与えた、“ベラ・リンさん”のミュージカルナンバー「We’ll Meet Again」で終幕。最後の合唱は口パクでは無く、是非とも歌って貰きたかったなぁ~。。
    【大変申し訳ありませんが】3人の芸人さんのくだり<笑を取る>のレベルが「ウンチ(最多登用ワード)」、「オシッコ」、「オナラ」、「衣装(背中・お尻)側切込入り丸出」、「スカートの中に数分間潜む」では・・今日日の小学生でも・・、更に追い討ちをかけ「・・というギャグ」「全部ギャグなのに、笑えもっと。」「まさかの投げっぱなしの、相撲ネタ?」ますます凍りつく、リアル客席・・醒めた表情の“喜安さん”が逆に客席の反応を確り確認されておられた様に観え・・。(+ローソンの制服を着ているのにファミマでバイト・時給¥50とか)今回は実験的演劇の位置付けか?上部メジャー本隊さんの次に控えし「B・Hの演劇」、“有能な役者さん達”の運命を担う“喜安さん”の「微笑み」が観られるのは・・次なる、一手は・・。☆3.5

  • 満足度★★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★

    不気味
    みんな、不気味。

  • 満足度★★★★★

    余韻
    笑ったあと、帰り道に付きまとう不安、むなしさ、何とも言えない怖さ。ブルを観た後の、この余韻が好きだ。長田さんが素敵だった。

  • 満足度★★★★

    話への興味で引っ張りつつ、にやにや笑いを浮かべ、観客の手からするりと逃げていく。そして、毒は微笑みでオブラートするに限る
    拡散度合い、つかみどころのなさの気味悪さ。
    しかも、にやついているように見える。
    この気味悪さがこの舞台のすべてである。
    のかも。

    ネタバレBOX

    しれっと始まり、どこに向かうかわからない様子で物語はスタートする。
    この拡散具合、つかみどころの曖昧さが、「見えないもの」を表している。

    物語の「筋」への興味で引っ張るものの、それは、にやにや笑い(微笑み)を浮かべ、観客の手からするりと逃げていく。
    つかんだ要素を並べてみれば確かに「ストーリー」にはなるのだが、それでいいのかと反問してしまう。
    そんな舞台。

    根底に流れるモノ、人を見つめる視線の位置は変わらないが、明らかに見せ方が変わった。
    今までであれば、ありそうな日常をバックにして、その上であがき、もがく人々を描いていた。
    しかし、今回は、「日常」という安定を捨て、やや戯画化された上で物語が進行するのだ。

    どこからとこまでが「現実」なのかの線引きが難しい世界がそこに広がる。
    お笑いトリオ「シビレガス」のネタなのか、あるいは、そのネタが現実を浸食しているのか、それともすべてが「現実」なのか、判然としないし、させない。
    ジョーカーが自宅の引っ越し荷物から出てきて浴びたガスだって、現実と妄想の間にあるラインの、どちら側にあるのかさえわからなくなってくるのだ。

    ガスのごとく拡散していく物語に観客は、まるで煙に巻かれていくよう。毒ガスだけに…(失礼・笑)。

    日常を捨てた物語の吸引力は強い。
    「笑い」だってたくさんある。
    誰に向かって笑っているのか、不気味な心持ちになるのだが。

    ブルドッキングヘッドロックの舞台の中にいる人々は、いつも「不安」が背中にべったりとある。
    その根本にあるものの1つは、「自分への苛立ち」ではないだろうか。
    そして、唯一、不安からひとつ抜けたところへ行ったように見えた、ナミ介が今回それを特に体現していたと言っていいのではないだろうか。

    彼の「怒り」の矛先が見えない。お笑いトリオの仲間だったり、そのバックに付いた者たちだったり、愛人だったり、彼に憧れている女学生だったりと、そういう者には牙を向けるが、それは理不尽なものであり、本当は彼は自分に向かって、理不尽な怒りを爆発させていたと言ってもいいのではないだろうか。

    主人公はジョーカー一家のように見えて、その実、物語の中心にはナミ介がいたということなのだ。
    彼が考えたネタの中にいるような、「相手からの戦争を待つ」軍人というブラックジョークな状況は、準備万端なのに、そのきっかけは「相手」であるということであり、「相手が仕掛けてこないから、自分は出来ないんだよ」という言い訳でもある。

    つまり、この状況は、この舞台におけるすべての行為に重なってくる。
    そんな「待ち」の姿勢で自らの行動力のなさを正当化し、責任回避をしようと思っている。
    だから、苛立ちはさらにつのり、不安定な状況になっていく。
    相手に過剰にコミットしたり、精神にさえ支障を来していく。

    こうした状況を、スポットライトで独白、のような古いスタイルの手法を交え、「笑い」を起こしつつ描いていく。
    2役の面白さもある。
    劇中劇の『3人姉妹』も面白かった。

    戯画化されたキャラクターたちは、それが物語が進行するにつれてさらに凝縮していく。

    役者はすべての人が「うまい」と思った。
    中でも苛立ちを強く全身に溢れさせていたナミ介を演じた喜安浩平さんと、肩の抜けた演劇部顧問の永井幸子さんが印象に残った。軍人11の妻を演じた石原美幸さんの強さもなかなかだった。

    ラストに流れる曲『また会いましょう』は、少々饒舌すぎるのではないかと思った(映画『博士の異常な愛情 』でやはりラストに使われていた曲ではないかと思われる)。少々お手軽で使いやすい曲だし。
  • 満足度★★

    う~ん・・・
    前半しばらくはドキドキしたけど、途中からは帰りになにを食べるか考えてました。期待していたので残念。

  • 満足度★★

    毒と微笑み
    私の精神年齢の低さ故か、今回はあまり…

    ネタバレBOX

    狙ってるのかもしれないけど、最後の終わり方もちょっと不満でした。
  • 満足度★★★

    何だか
    毒がオブラートに包まれたように薄かった。
    複数の話が同時進行しつつ互いに絡み合うが、いまいちどこに焦点を合わせたらよいのか分からなかった。

  • 無題79
    昨夜に続いてハズしました。なんとなく昨日のお話と、(私には)雰囲気が似ていました。この類いのお芝居はあわないのでした。

    ネタバレBOX

    あわないときはすぐにわかります。今夜は満席のようで、指定席のため後方に座ります。舞台上に多くの役者さんがでています。シリアスなものではないし、コメディやギャグでもない、。セリフをかんでも大丈夫みたい...にみえる。開演後、すぐにあきらめたので、たぶん半分くらいは寝ていたかもしれません、途中休憩があったら帰っていました。
  • 満足度★★★★

    たっぷりつまっていた
    同時進行で話がいくつも展開。もう次から次へと、剛速球あり変化球ありと2時間半たっぷり魅せてくれました。これだけの本を書くのは大変でしょうね。

    喜安さんはすごいですね

  • 満足度★★★

    盛りだくさん
    観終わって、なんとも考えさせられるもやもや感。
    2時間半長いようだが、それはあまり感じないなんともいえない流れ。
    いろんな観せかたがなかなか面白いが少し難しいかも。

    ネタバレBOX

    遠藤さんのスタイルの良さがどうみても高校生に観えない。
    まあ、高校生役はすべて、それをわかっていてやっているのだと思うが。

    いろんな角度から人間模様を描いているが、もう少しそれぞれについて、最後まで描いてくれると更に面白くなると思う。若干消化不良になる。

    わざといらっとくるような設定や話の持っていき方が好みが分かれるかもしれない。
  • どっしぇー
    贅沢だなぁって嬉しくなりました。
    正直2時間半ってお尻辛すぎたけど、
    それだけあってもまだ溢れてるくらいのぎゅうぎゅうな演出、総勢23人の出演者さん方ひとりひとりの誠実な演技に、なんだか話とはまた別なところで感動してしまいました。
    お話自体は同時多発なエピソードがたくさんで、個人的にはどの人にどっぷり感情移入しようかなぁと思っているうちに終わってしまいました。もっと客観的に楽しめばよかった!もう1度観たいけど、いけないので残念です。

  • 満足度★★★

    面白かったけど・・・
    演出とかキャラクターとか面白かったんですが、
    色んな話が平行して展開していくのに、途中からついていけなかった・・・。
    甘粕さんと都留崎の可愛さにニヤニヤしてて、気付いたら「これで終わり!?」って感じでした。

  • 満足度★★★★★

    毒に犯されて
    言いたいことややりたいことが、毒のようにまとわりついてはなれない。

    今、こんなに信用できる劇団もなかなかない。

    ネタバレBOX

    カーテンコールの無い終演もよかった意地悪で。
  • 満足度★★★★

    見応え
    2時間半という長時間の上演時間にも関わらず、
    凄く見入ってしまいました。
    時折、ツボにはまって、吹き出してしまったり、、、
    凄く見応えがありました。

  • 満足度★★★★★

    言いたい事も言えないこんな世の中じゃ…
    隠しても隠し切れない痛烈なサタイア。
    2時間30分、体に悪い好物をお腹いっぱい頂きました。
    これはちょっと傑作だと思う。
    今回、津留崎夏子ファンは身悶えるね。

    ネタバレBOX

    思春期真っ盛りな女子高生の甘粕ちゃんはハマリ役。
    そして何と言っても、津留崎さんが観劇史上最高にエロカワだった。

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