泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません 公演情報 泣けば心がなごむけど、あなたの前では泣けません」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★

    135分でも事足りない感無きにしも非ず
    児童文学を装いつつも実はけっこうシリアスで奥深い原作らしく(未読につき推測)、舞台で表現するには2時間15分でも事足りない感無きにしも非ず。
    一方、ムーブメントなどを取り入れたお得意の表現スタイルはいつもながらステキ。

  • 満足度★★★★

    初シルク観劇
    現実と別世界とのリンクで見せる構成や独特の表現の仕方ともに興味深く観劇しました。

    次回とかも観てみたい。

    ネタバレBOX

    きづくと、犬と串メンバーがこぞって観にきてて、かこまれそうな勢いでした。
  • 満足度★★★★

    エクストリームなファンタジー
    はて、昔読んだクレヨン王国はこんな感じだったかいなと思い、図書館で借りて読み返してみました。無論、脚色はあるにせよ、結構重ツラい内容にビックリした。主人公が自分の許容量を越えた鬱屈した思いを抱えて疾走する様は舞台でも上手く表現されていて良かったのですが、いかんせんエクストリーム感が尋常でない。教師との関係は、あまりに救いが無さ過ぎる気がしましたね。
    ただ、ダンスは素晴らしかったですね。

  • 満足度★★★★

    緊張感が続かない
    内容は面白かったんですが
    ちょっと長くて集中力が続きませんでした…

  • 満足度★★★★

    劇場の大きさにおさまらないような
    劇場の枠におさまらないほどの
    広がりを感じる作品でした。

    でも、決して大味ではなく
    常ならぬ密度がしっかりとシーンごとに作られていて。

    見応えがありました

    ネタバレBOX

    いつもに変わらぬソリッドな舞台。

    劇場の舞台がいつもより広く感じられる。
    チラシ配布を排しての開演前の公演広告の時間も、
    居心地のよい映画館の雰囲気を思い出して個人的には好きだったり。

    一つずつのシーンが丹念につくられている舞台だと思いました。
    冒頭の公園での自然観察の雰囲気にしても
    その肌合いがしっかりと伝わってくる。
    こう、木々に囲まれた場所の空気がきちんと作られている。

    それは、主人公が別の世界に入り込んでも同じこと。
    よしんば、それが童話のような世界であったとしても
    観る側は語られる物語を追うだけではなく
    ちゃんとその世界の内側に閉じ込められて
    いろんなことを感じることができる。

    表現の豊かさ、
    なにかを具象する力だったり
    あるいは観る側のイメージを膨らませるテクニックだったりするのですが、
    いろんなことが、一歩観る側に踏み込んでやってくる感じがあって。
    鳥やいろんな生き物の仕草の切り取りや
    花たちが醸し出すニュアンスにしても、
    観ているだけで楽しいし
    舞台に広がる世界に取り込まれる感じが
    常ならぬほどに圧倒的で・・・。
    公演を重ねた効果というか
    いろんなメソッドが世田谷シルクの色として
    クレヨン王国の世界に観る側を捉えていく。
    観る側が向かい合うのではなくゆだねることができる
    表現のクオリティが絵空事を
    観る側に浸しこんでしまう。

    その一方で
    同じ力が主人公の現実も描き出していく。
    父親や血の繋がっていない妹のこと。
    新しい母親のこと。
    幼馴染の同級生や、先生との関係。
    入り込んだ世界に居場所が生まれるに従って
    現実の物語も次第に客観的に見えてくる。
    リストカットを繰り返す心情も
    現実の積み重ね感だけではく、
    もうひとつの世界から
    理とともに伝わってくるような印象と絡まり合って、
    観る側に厚みを持って伝わってくる。
    童話の世界に導かれながら
    現実の質感が表裏一体となって観る側に置かれていくのです。

    前述のとおり
    映像の表現にしても
    身体が創り出すものにしても、
    舞台を吹き抜ける風にしても、
    観る側をがっつりと浸すだけの厚みがあって。
    それなりに横幅がある舞台であっても
    劇場がとても狭く感じられた。
    その入りきらなさのようなものは
    舞台だけにとどまらない。
    前から3列目で観ていたのですが、
    にもかかわらず、
    見えないはずの劇場の客席側の奥行きが
    肌合いとしてとても寸詰まりのようにも感じられて。
    言葉を変えると、なんというか
    場所に広さがあれば、
    ある分だけ密度を損なうことなく広がって
    もっとクリアな突き抜けが生まれる予感があって。
    作り手のそこまでの底力が
    舞台のいくつもの刹那からから伝わってくる。

    2時間超えの比較的長尺な舞台だけれど
    だれたり隙間を感じたりする部分がなく、
    ずっと舞台に閉じ込められていることができました。
    作り手としてもっと精度を上げることができる部分は
    それなりにあるのだろうし
    表現したいものに対しての足枷も感じてはいるのだろうけれど、
    よしんばそうであったとしても、
    膨らみと内在した刃物の切れ味には
    がっつりと観たさされたし
    作り手の次を渇望させるに十分の出来だったと思います。



  • 満足度★★★

    面白いけど・・・
    トガったファンタジーとしては確かに面白い。ポップで、シュールで、アダルトで。ダンスもよかったです。でも原作のテーマである「先生に対する憎しみを克服する」ことはできたのかな?考え込んでしまいました。

  • 満足度★★★★

    そういう関係だったのね!
    いつもより多く踊っています♭

    ネタバレBOX

    少年社中『天守物語』の鷹と本作品のフクロウとは比べる必要もないが緩さが面白い。

    先生との痴話喧嘩と、今後どうしようかと悩んだが故に「クレヨン王国」に迷い込んだ女子高生の話。

    他人の親子関係の修復にはアドバイスできても、いざ自分の立場となるとなかなか上手くいきません。

    ラストシーンも義理の母親ではなく先生が出てきてしまい、親子関係の修復は難しいようです。
  • 満足度★★★★

    とがってよし
    自分的にはおもしろかった。趣味の問題。

  • 満足度★★

    (劇団の)カラーはでていたのかな
    原作の内容しらずに鑑賞。

    ちょっと詰め込みすぎな印象。
    あくまでメインは主人公の心情なのだろうけど、現実の話と王国の話を追うことに意識が集中して、そこらへんがボヤけてみえた。
    そんな感じなので、主人公の女の子が様々な問題を抱えていて、王国の話を通して、自分の気持ちにいろいろ整理をつけていく過程に感情移入しにくいと思った。
    下手ベッドのモニターはなくてもよいかな。効果がイマイチわからなかった。また、セリフの聞き取りにくい箇所があった。改善が必要と思う。

    やはり、独特のダンスは、ウリだけあって良い出来だったと思う。楽しくみさせてもらった。演技は、河崎卓也が一番良かった。野村美樹の美人度はハンパなかった。

    点数はきびしめに。

  • 6月6日(月)S
    なるほど。トガったファンタジー。

  • 満足度★★★★

    千秋楽
    オープニングには毎回圧倒されてしまう。

  • 満足度★★★★★

    無題
    日曜日の下北沢PARTⅡ。本公演、チラシのデザイン、クレヨン王国、ファンタジー、どれも私がみたいなあと思うものではなく、もしかしたらちょっと違うものがあるのかもと考えながら、どうせ下北沢にくるんだし、という気持ちでいたのでありました(基本的には、みなくちゃわからない、と思っています)。ですので、前説で2時間を超えると聞き、少しだけ危機感を新たにしたのでした。おまけに、最前列は舞台との間がほとんどなく、お客さんが通る都度体を小さくしなければなりませんでした。ここまでで本日の体力、40%は消費。これでは寝てしまうかもしれません。私の前の方までで満足度3.2。

    それでも、こんなにドキドキしたのはなぜだろう…

    ネタバレBOX

    気にいったお芝居をみ終わっていつも思うのは「みにきてよかった〜!」と「危うく見逃すところだった…」。みることがなかったお芝居についてどうとかホントはありないけど、心底そう思うのです。本公演、SFを読み始めた頃の「ジュヴナイル」もののようでした。これって個人的なもの。ハインライン、クラーク、眉村さん、光瀬さん、筒井さん、豊田さん、ほかにもいっぱい。主人公の少年少女、仲間たち、SFならではの設定。今では照れくさくてなかなか読み返すことはありません。でも、買った本は大切に持っています。

    最前でしたのでセリフは気になりませんでした(どの席に座っても聞き取れるのが正解)。モニターも近いのでいいのですが、舞台正面に映っている文字は読めませんでした。ひとつ、日登美と先生との関係…。ありえないシチュエーションとは全然思ってないけど、王国への道に必要だったのかな…。ファンタジーの世界でこのようにいのちが喪われるのはみたくないな。ここは女性のお客さんどうなんでしょう。

    天井に吊られていたのはトルソ?
  • 満足度★★

    台詞が聞き取りにくい
    音楽とかぶっていたり、風の音とかぶっていたり、スクリーン越し
    だったりするシーンは何を言ってるのか全く聞こえません。
    全体の流れをみれば、一つの台詞は特に重要じゃないのかもしれない
    けど、聞き取れない場面が多いと、なんて言ったのか考えてしまって
    流れへの集中がおろそかになります。

  • 満足度★★★

    クレヨン
    日登美の現実はかなりキツイ。ファンタジーシーンの重ねも見慣れてきた。風のシーンは送風機の音でセリフが聞こえ難いし寒い。

    ネタバレBOX

    きよ子失明の事故シーンがマイム的で印象に残る。
    ラスト日登美の前に立つのが先生かあ~・・・。なんかイヤだなあ。
  • 満足度★★★★

    結構ディープ、、
    「クレヨン王国のパトロール隊長」を知らず、CoRichの説明を見ずに観劇しました。 フライヤーのほんわかしたテイストと違い、話は結構ディープ。 でも身体表現のダンスがカッコ良かったり、堀川炎女史の唐突な?キャラが面白かったり、もちろん主演の下山マリナさんをはじめ出演者の迫真の演技が見応えあり、すべて見終わった後、何故かすがすがしくもありました。 ただ好みにより、はっきりと評価が分かれそうな作品だと思いました。

  • 満足度★★★

    ノビシロアリ
    スタッフワークのミスなども目立ち、いかにも初日という感じの出来だったような…。正直ちょっともったいない!ただ逆にもっともっと良くなる芝居だと思います。やりたい芝居像はシッカリと伝わりました!僕の勘違いじゃなければ!(笑) ステージを重ねる毎にクオリティ上がりそうです!

  • 満足度★★★★

    前半はとても好き、後半は疑問。
    ポップな衣装と、
    勢いのある群読と、
    ダンスのような身体表現と、
    私の好きな物いっぱいつまってて前半はすごく面白かった!

    ネタバレBOX

    王国の問題点に触れるたびに自身の問題にも気づき、
    それを乗り越えていく展開が王道であると同時に秀逸。
    テンポの良い演出で表現され、それに答える役者陣も実力者揃いだったと思う。

    ただ、後半。
    温泉のくだりから表現方法がぶれ始めた。(私の好みからという意味で)
    なんで言葉をプロジェクタで投影するのかわかんない。
    台詞喋ればいいじゃん。

    あとその辺りからストーリー展開がええええ!?となっていって、先生と関係を持っていただけでも衝撃なのに、あんなレイプまがいなことされたのに「好きだった人のこと忘れたくない!」だとかわけわかんないこと言い始めて。
    あー私この子理解できないと思ったらもう途端に主人公に興味がなくなった。

    ヒトミの再会は、わだかまりがあった両親とか、嫌悪を抱いていた矢島くんとか、さんざん迷惑と心配をかけた幼馴染とか、そのあたりとしてほしかった。
    王国での冒険によって何かしらの変化があったはずなんだが。
    その変化を見たかったのだが。
    よりによって再会一番手がロリコンレイプ教師…。納得いかない…。

    前半はすごーく面白かったのに、後半は「?」ばっかりでした。よって☆マイナス1。

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