期待度♪♪♪♪♪
忠臣蔵を吉良側から描いたものはあまりありません。地元の人たちからはたいそう人気のご領主だと、西尾出身のかたが言ってました。どんな人だったのか知りたいです。
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いわゆる「忠臣蔵もの」は、赤穂浪士の群像劇であり、一人ひとりが題材になった物語もある。公演では、討入り当日 吉良屋敷での人々の暮らしに焦点を当てて描くという。多くが敵役として描かれるため、あまり知られていない吉良屋敷の様子となれば興味深い。ぜひ観てみたい。
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遊戯空間、満を持しての「吉良屋敷」と言えよう。というのも物事には様々な見方、解釈があり、ことの本質を捉える為に我々が行い得ることは、出来る限り客観化することであるからだ。そうは言ってもそれぞれの主張や経験から得た様々な拘り、染み付いた思念というものは易々と超えられることはない。これを越える為にはより深い知識や洞察、思考が必要である。遊戯空間を主宰する篠本賢一氏は、この作業を今作と対を為す「忠臣蔵」を描いた全段通しの「仮名手本忠臣蔵」を10年以上上演することで培ってきた。その上で選んだのが今作である。原作は山田洋次門下の関根俊夫氏。上演台本・美術・演出が篠本賢一氏である。吉良役にこれまで大星由良助を演じてきた佐々木梅治氏を充てドラマに深みを持たせた。然も上演する劇場は吉良邸跡から目と鼻の先、シアターX、これは観るしかあるまい。
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様々な忠臣蔵が映像や舞台で日の目を見てきましたが
吉良側からの視点でどのように演じるのか
とても気になります。
忠臣蔵も様々な思惑があったのではないかと言われておりますが
さてどうなるか楽しみです。
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仇討ちされた側から見た「忠臣蔵もの」をその舞台となった吉良屋敷(これまで何度行ったことだろう)に近いシアターXで上演するという企画に心打たれる。昨年もこまつ座で、隠し部屋に潜む吉良上野介とその御付きの人びとを描いた井上ひさしの「イヌの仇討」を観たが、今回の「吉良屋敷」ではどういう描き方がなされるのだろう。能楽堂での三島の「サド侯爵夫人」や、幅広い出演者を集めて浅草で十年にわたって「全段通し仮名手本忠臣蔵」を上演してきた篠本賢一の上演台本・演出だけに、期待が大きい。