満足度★★★
【(劇)梢軍:「洋風喫茶「ブローウィンラバー」」】短編に色々詰め込み過ぎたかなあ
私の見た最後の3本目がこの作品。
一言でいえば、料理人の父親と、その3人子供のお話だが、
父親の職業人としての能力、転機とそれへの子供たちの複雑な気持ち、
また多感な時期の子供たちの様々な思い・・・などが取り上げられているが、
30分作品に、ちょっとテーマを盛り込み過ぎて、私には中途半端な感が。
これが1~2時間の作品であれば、上手く行ったと思うが、
あらためて、短編ならではの難しさというのを、私自身考えさせられた。
色々言いたいことがあっても、捨てるべきものは削ぎ落とさないと
駄目なのですね。
でもまあ、これについても、役者が熱演していたには好感を持った。
満足度★★★★
【ビタミンパレード:「ランデヴー」】ホンワカした幼児期体験に好感
これは2本目。
個人的にはこの作品に最も好感を持った。
最初に、役者の1人がお客1人1人にヒマワリの花を配り、
それからビニールシートを敷き、女の子2人でおままごとが始まる。
お菓子を食べたり、おもちゃのような楽器を演奏したり、
たわいない話をしたり・・・と、まあそれだけだし、
筋にも論理的一貫性があるわけでもない。
しかし、だれでも昔経験している幼児期への憧憬が呼び起され、
その時の純真さ、好奇心、幻影・・・が観る者に伝わったと思う。
好短編であった。
満足度★★★
【団体「割引」:「Birthday×Verseday」】リーディングの難しさ
この日、3本の短編が続けて上演された。まず1本目から。
これは、基本的にリーディングで、
しかし最小限の振りは付けられて上演された。
以下ネタバレへ・・・