実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/11/01 (水) 18:30
「マクベス」が原案の完全新作。世界最速公演。隣国と何十年にもわたって戦争をし続ける国で最強の兵士“だった”レイディのお話。マクベス夫妻の娘が語る、という形で始まる物語。
過去のようにも、未来のようにも、今現在の話のようにも感じられる世界観。膨大な台詞を浴び続ける2時間。強く美しい夫婦が壊れるまでの物語。
中央に二重の盆があって、それがほぼずっと回ってる。
レイディ白い細い薄い顔小さい!そんな華奢な体躯で最強の兵士だったの?!かなり強い。マクベスに語りかけるためにぺたりと座り込んだ時や、銃をかまえた後ろ姿にドキッとした、身体が薄くて。身のこなしがさすがの美しさ。
1回観ただけでは全てを呑み込むのは難しかったけど、多様性の現代が抱えてるいろいろな問題が詰め込まれた物語だったと思う。
難しいけど、演劇を観た!って感じ。
実演鑑賞
満足度★★
アダム・クーパーである必要性を感じない舞台、
私の席から遠くてキスをほっぺたにしているのか、嫌がって顔を背けているのか
判断できなかった。天海祐希さんの膨大な台詞量と演技は凄かったと思う。
マクベスの話を上手く利用した舞台でおもしろかった。
実演鑑賞
満足度★★
たいへん抽象的な芝居。マクベスを下敷きにしているということを知っているし、天海祐希だからかろうじて見ていられる。天海祐希はりりしく格好いいが、孤軍奮闘という感じ。バンクォー(要潤)はマクベス夫人の幼馴染であるとか、国王ダンカン(栗原英雄)の従姉妹のマグダフ(鈴木保奈美)とか、「マクベス」からはみ出した設定もいろいろ。マクベス夫妻の娘(吉川愛)は、この殺風景な芝居にふく、一陣の春風であり、せめてもの救いだった。
戦争をやめるため「反撃しないことはできないんですか」(マクベス夫人)などなどの願いが、「国も文化も滅び、我々は奴隷になるだろう」(ダンカン)と恐怖と脅しによってはねつけられるなど、現代の戦争に通じるところもある。そこは評価しなければと思う。2時間15分(前半1時間15分、後半45分。休憩15分込み)
実演鑑賞
満足度★★★
天海さんのマクベス夫人ならさぞや血湧き肉躍る・・・と思った私がバカでした。最初は女マクベスかと思って、以前ワンツーワークスさんで見た、マクベスが実は女だった(と言うか、全員男女逆転している)と言う話かと思い、あらすじを読んだらそうではなさそうなので、戦いにも参加するマクベス夫人の話かと期待して行きました。
全然違ってました。
いつの時代(現代らしい)のどこの話かもはっきりしないのは普遍性の現れかとも思いますが、私があの娘だったらグレちゃうわ。