たいこどんどん 公演情報 たいこどんどん」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    時間が・・・
    内容的には良かったのですが・・・時間が長くてちょっとつらかってですね

  • 満足度★★★★

    明治維新と現代が
    井上ひさしは、やっぱり初期戯曲がおもしろい。今回も蜷川演出で、幕末・維新の東北~江戸・東京が、今の日本と見事にシンクロしていました。

  • 満足度★★★

    言葉遊びに溢れ楽しい舞台
    牧歌的な下ネタや歌も楽しい。

    ネタバレBOX

    観客を楽しませようとする心意気はたっぷりと感じた。冒頭から最後まで、客席を通ったり、歌ったりと、本当に楽しいのだ。

    ただ、たいこもちのポンポンと口から出てくる言葉の勢いが楽しい舞台になるはずが、私が観た回だけなのかもしれないが、そのたいこもちの桃八・古田新太がお疲れのようで、テンポが悪い。
    もうひとつ、言葉が乗っていかないのだ。軽やかでなく、重たい感じ。ちょっとはらはらしてしまう場面もあった。
    そこは残念。
    他の出演者は複数役をこなしうまいだけに。
    特に中村橋之助さんの若旦那とってもいい。粋で甘ちゃんさがいいのだ。さすがにうまい。
    そして、鈴木京香さんは、ワルでも華があり、役によっては艶も愛嬌もある。訛の台詞にもいい。
    さらに、瑳川哲朗さんは、お下品な歌を楽しそうに歌っていて、貫禄も十分。六平直政さんの悪役も楽しい。

    別の日に後方の席で観劇した人に聞いたのだが、最後に大きな波が出てくるとか。席(かなり前方で端のほう)の位置のためか、書き割りや役者の陰に隠れてしまったのか、それが見えなかった。見えたらまた感想も違っていたものとなっただろうと思う。
  • 満足度★★★★★

    下世話が光放つような演出に、陶酔感あり
    迷いましたが、これは観て正解でした。

    6歳の頃からの橋之助ファンとして、嬉しく思える作品でした。

    現代歌舞伎の趣のある、大変スピーディな道中物で、長時間の観劇を感じさせない芝居でした。

    改めて、井上ひさしさんの偉才ぶりを痛感すると共に、井上作品と、蜷川さんの相性の良さを実感しました。

    ネタバレBOX

    幕開き後しばらくは、古田さんの早台詞がほとんど聞き取れず、このまま行くのかと心配になりましたが、きちんんと会話は聞き取れ、ほっとしました。

    たぶん、古田さんは、狂言回し的な解説台詞は不向きな役者さんだなと感じますが、でも、この太鼓もちの役は、大変任に合っていました。愛嬌ある役なので、ピッタリだったと思います。

    橋之助さんは、子供の頃から、素質のある役者さんでしたが、今回、初めて彼の歌を聴いて、驚きました。なかなか巧いんですもの。声もいいし…。

    また、彼の歌う芝居、観たくなりました。

    心配していた鈴木京香さんも、何故か、映画の演技よりずっと良かったし、宮本裕子さんが、相変わらず、見事な猥雑感を醸し出して、絶品艶技!同性の私が観ても、何かドキドキでした。

    地味ながら、市川夏江さんが、良い老女ぶり。昔の新国劇を思い出してしまう雰囲気がありました。

    大林さんは、背が高いせいもあるでしょうが、普段着物を着ている女性に見えず、借りてきた猫みたいな風情が残念でした。彼女が登場すると、突然、アマチュアの芝居のようになってしまうので。

    モンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」が、時代劇なのにも関わらず、うまく劇中に取り入れられていて、暗転が楽しく感じました。

    3・11以来、何度も耳にする地名がたくさん出て来る芝居で、最後の場面、主人公二人の見聞きした江戸の現状が、今の日本の置かれた状況とダブり、心をざわつかせましたが、作品全体の空気は、大変痛快で、娯楽時代劇の様相でした。

    心からのカーテンコールの拍手が何度も続き、久しぶりに、コクーンで、満足感を得られた公演でした。

    いつか再演があるなら、この太鼓もち役、今度は浅野和之さんか、段田さんで観てみたい気がします。

    ただ、一つ思ったのは、もう鏡はいいんじゃないかな?いい加減、マンネリ感あり。
  • 満足度★★★★★

    満足でした。
    好きな役者の一人、古田新太が主演ということで、久しぶりのシアターコクーン。中村橋之助とのツートップは期待できるが、井上ひさしも初めてだし、蜷川幸雄もご無沙汰ということで、吉とでるか凶と出るか。
    3時間40分(休憩あり)という長丁場にはびっくりしたけど、あれだけの台詞をほとんど休まず、べしゃりまくった古田新太に改めて感動。下品でエロでのんべいではない、やっぱりスゴイ役者だな。たっぷりの下ネタは好き嫌い別れるところと思うけど、個人的には気にならず、むしろ普段見ない時代ものの良さを感じる事が出来ました。
    ぎっしり詰まった3時間40分だけど、時間の長さを感じさせない和製ミュージカルのような演出は見応えありました。行く前からそうとわかっていれば、もう少し頭をリフレッシュして、吸収するつもりで出かければよかったと、それだけが悔やまれます。

  • 満足度★★★

    若旦那と太鼓もち
    2人が繰り広げる珍道中、歌あり、踊りあり、スピーディーに展開していく。
    井上ひさし作を蜷川幸雄が独特な視点で色づけ。
    時代物の芝居として、あまり見たことがない作品となっていた。

    橋之助さんが汗を滴らせて熱演、。古田さんは何をやらせてもうまいですね。
    3時間40分お疲れ様でした

  • 満足度★★

    うーん・・・
    休憩を含めて上演時間3時間40分の大作。日本語の語感や韻を活かした膨大なセリフを、頭の回転が付いていかないほどのスピード感で繰り広げるとともに、随所に歌を交えながら衣装や舞台セットにも工夫を凝らすなど、面白くなる要素は満載。ただ何かしっくりこなかった。ストーリーも変化に富み、眠くなるようなこともなかったが、字幕を追わないと何を歌っているのかも聞き取れないなど、一つ一つの要素が粗かったからだろうか。いろんな要素を詰め込みすぎたのかもしれないが、満足度は低かった。

  • 満足度★★★

    猥雑な珍道中
    若旦那・清之助と太鼓持ち・桃八の滑稽な道中記でした。
    井上ひさしさんの駄洒落と下ネタに溢れた戯曲が、蜷川さんの演出によって猥雑に描かれていました。

    江戸でのちょっとした事件から東北地方を転々とすることになった2人が、行く先々で災難に見舞われる様子がゆったりとしたペースで描かれ、未来への希望と不安を同時に感じさせる終わり方が印象的でした。

    桃八を演じた古田新太さんが膨大な量の台詞を見事にこなし、さらに色々な場所で笑いを取っていて素晴らしかったです。中村橋之介さんと鈴木京香さんは見せ場があまりなくて残念でした。

    三方を囲む鏡の壁と、座敷、書き割りの家や木の全てが可動式で大勢の黒子を使って人力でスピーディーに場面転換をしていたのが面白かったです。

    途中で何度か現れる歌は日本の音楽をベースにした感じだったのに、テーマ曲的に扱われてた既成の2曲が異なるテイストだった意図が把握できなくて、もどかしいです。直接的な下ネタが多いのはコクーンの客層には合っていない感じがしました。

  • 満足度★★★★

    蜷川演出
    非常にテンポの良い演出で分かりやすく見やすく構成されていて、見ていて気持ちがよかったです。
    主演のお二人の演技も役柄に凄く合っていて、物語に惹き込まれました。

  • 満足度★★★★★

    エネルギーが溢れる力強い作品
    井上ひさしの作品で、こういうちょっとお色気たっぷりなのは初めてでした。歌あり、三味線あり、駄洒落あり、下ネタあり、あられもない姿あり・・・3時間40分という長さを感じさせないテンポのいい、人間の生きていくエネルギーが溢れている舞台でした。
    井上ひさし先生の追悼ということで前から決まっていたことが不思議な縁にも思えます。ずっと笑っていたのですが、最後、山形出身の井上先生のメッセージにジンときました。

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