漕ぐ 公演情報 漕ぐ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    良かったですよ
    たしかに漕ぎ人の解説的な紹介の繰り返しはしつこいと思ってしまいましたが,それ以外では十分満足できる舞台でした。本筋のストーリーはわかり易く,それでいて不要と思える3人の女性も,しっかり漕ぎ人のサイドストーリーに絡んできており,深みを出しています。とにかく海賊ものでありながら船底の操舵室が舞台という視点が面白い。時代考証とかはわからないけど,不確かな知識でも?って思ったところもあったような気もするが,そんなことはどうでもいい。楽しめました。面白かったですよ。

  • 満足度★★★★★

    鳥肌・・・
    所見の劇団ですが、とっても素晴らしいお芝居でした!!後半、それまでの?なシーンが全てつながっていくとこで、もう鳥肌たちまくり。登場人物達の関係が見えてくるところで涙が溢れ出してしまいました。冒頭で倒れている人達が実は後半死んでいく人達であるのがわかった時、「おぉぉ」と声を漏らしてしまいそうでした。
    紡いでいく不思議なシーンも面白い会話とテンポの良さでつい見入ってしまい、あれよあれよと怒涛の展開に引き込まれた。海賊物なのに船底が舞台というアイデアはスゴイ脚本ですね。映画にしても面白いんじゃないでしょうか。
      確かに時代考証の嘘はいくつかありましたが、スカジャンやメガネやサングラスといったアイテムが出てきた時点で、エンターテイメントと解釈できるので全く気になりませんでした、むしろ、もっともっと飛び越えてしまっても良かったと思います。
     魅力的な俳優さんもたくさんいて、バラエティーな劇団さんですね。鬼政の存在感は凄みがありました。たちまわりも迫力があり見入ってしまいました。女優さんの中に際立つヒロイン的な人がいたらもっと華やかだったのではないかとちょっと思います。
    次回にも期待!!!

  • 満足度★★★

    知り合いが出演で
    惜しい。

  • 満足度★★★

    気持ちがダレちゃった
    内容はおもしろいものだったが、繰り返しのところはどうかと思う。
    ほかにうまい見せ方があるだろうに・・・

    登場人物の見分けがバッチリできる紹介の仕方はよかった。

  • 満足度★★★

    面白かったと思うけど‥
    熱気が伝わってくる熱い舞台だった。笑いもあるし、役者陣もそれぞれ個性的で、エンターテインメントな舞台としては良かったと思う。
    ただ‥

    ネタバレBOX

    ラストのほうで、何故か宗教的な締めくくり方(それもキリスト教と仏教が順番に‥)がされていたのが疑問。ちょっと唐突というか、無理やりな印象を受けてしまった。

    あと繰り返しが多用されているけど、これも果たしてこんなに必要だったかなぁ。もうすこし削ってすっきりさせたほうが効果的だったと思う。ちょっと無駄に長くなってしまっている印象を受けてしまった。

    たしかに”娯楽作”としてみれば面白い舞台だったとは思うけど、作品のテーマというか、伝えたい部分があまりはっきり見えてこなかった。そのために、見終わった後、ただ「面白かったね」で終わってしまって、あまり心に残るものがなかったように思う。

    作品としては、面白かっただけに、作品のテーマ、作者としてこれを訴えたいんだという”強い思い”をもっと明確に出せれば、きっと素晴らしい舞台が出来るんじゃないかと思う。

    次回への期待を込めて少々厳しいコメントをさせてもらいました。
  • 満足度★★★

    惜しい
    江戸初期を舞台とした海賊モノ。かなりのセリフ量もきちんと使いこなしており、稽古を積んできた様子が窺え役者陣は好演だった。
    一方、脚本・演出は残念ながらもう一工夫できた気がする。最後まで見るとそれまでの話が繋がり感動できる話だったのに、終盤まではその方向性が見えないためダラけてしまった。時代考証も殆どされてない気がした。
    また、出演者が多かった上に、「役者全員に見せ場を作らなければ」という意図を感じてしまった。きつい言い方であるが、まだ観客に見せることよりも仲間内で楽しく演劇をやることが優先されているのかも。入場時の受付でも「紹介の役者名と予約のお名前を」と、役者から紹介されていることが前提のような受付方法は、サークル感覚の一例というのは言い過ぎだろうか。
    ポテンシャルはあると思うので惜しい感じが強かったです。

  • 満足度★★★

    個性的、勢いがありました!
    戦国の世が終わり、世間が落ち着き始めた頃のはみ出し者たちの末路が哀しくも生き生きと描かれていました。

    ネタバレBOX

    混乱の時代のあだ花たちは、最後は殺されても永遠に漕ぎ続け、幽霊船となって永遠に航海を続ける、居場所はそこしかないという感じで…。ああ浪漫!
  • 満足度★★★★

    いかにも演劇らしい演劇で、
    また役者らしい役者さんが多く、楽しめました。男性陣はとても大きく見えた。特に鬼政は存在感あったなぁ。(彼の着物、もう少し派手な模様でも良かったですね) 船長も、ふなおさ!、と呼びたくなるような船長ぶりでした。←(渋い。好みです。) 舞台全体を船倉に見立てた美術もいい。左右の櫓を見た時はほうっと感心しました。殺陣もいいですね。よく訓練され、息があっていて、全く危なげなくスリルが味わえた。贅沢を言うなら、千姫の衣装かなぁ。全体に暗い色調の美術なので、逃亡中とはいえ、キンキラキンのお姫様スタイルで現れたら、どんなに舞台全体が華やかでひきしまったものになったかと思います。観客(特に女子)はやっぱりお姫様衣装が好きなもの。大奥シスターズの浴衣では華やぎにかけます。演出家のイメージとは違うでしょうが、観客サービスもよろしく。ともあれ、よく出来たエンターテイメント性の高い劇で、楽しかったです。

  • 満足度★★★★

    良かったです。
    とにかく、魅せ方が上手いと思いました。各人の決めポーズも、皆で決める処も、絵にしていた。美しい場面も、記憶に残りました。ちょっと説明的なセリフも、物語を遮断することもなく組み込まれつつ、テンポよく面白く進むので、各々のちょっと悲しい過去も重くならず、物語を引き締めながら、温もりもある素敵な作品でした。多人数で出ていることが多いので、力量の差も目立つのが本音だが、魅力的な役者さんも、いたので、今後も気になる劇団さん。作演出のグワイニャオン西村さんの作品は、初見なのですが、ホームの作品もぜひ見たいと思いました。

    ネタバレBOX

    海賊船の船底で漕いでる奴らは、訳有人ばかりなのだが、この個性が面白い。
    んばば役(濱崎元気さん)の九州弁、正しさ加減は解らないが、温もりがありつつ、方言で意味が解らないようで解る、絶妙さでした。
    甚八(中山秀樹さん)も、良かったです。
    船長役(原ゆうやさん)の渋さ、船長ならの風格もかっこ良かったです。でも役名(いくら)に、閉演後気づき、笑ったが!
    そんな船に、陸路を遮断された千姫(梅原由香さん)が、逃げ延びる為、海賊船に乗り込む。
    そのちょっとした歴史的背景の説明的な会話の、大奥三姉妹(別所美和さん、木村香織さん、西村友美さん)の会話も、料理の下ごしらえしながらの、いかにも女の世間話風の、さり気なく面白く、良かったです。
    船長の弟役次男坊(濱中太さん)が、ザビエルのようなキリスト信者はちょっと?でしたが、船長を抱き支える姿は、美しさもあった。
    でも、えっ?これで、ラスト?と思いきや、それからが、やや長く感じてしまった。
    それまでのシーンに納得もするのだが、もう少し、すっきりした方が、海賊船の仲間たちの想いが濃く出たような気がしました。
    が、場面場面での見せ方は、決まっていたと思いました。
    鬼政(森山光治良さん)も、良かったです。

    殺陣も、なかなかでしたが、ちょっと残念な人もいたが・・・着物の着崩し方、アレンジ面白かったです。

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