満足度★★★
奇妙なモヤモヤ感
何かが起きているらしいのに、その背景が説明されないまま話が進み、非現実的な展開を経て、さらっと終わる、掴み所のない作品でした。明快ではないけど難解というわけでもない微妙なラインを狙っていて、不思議な心地良い違和感を覚え、前半は世界観に入り込みにくかったのですが、後半は何とも言えない奇妙な雰囲気に引き込まれました。
外にいると殺されるということで外部との関係を絶って、ある部屋の中の箪笥や箱に隠れる7人の奇妙な生活がその中の1人の日記を交えて淡々と描かれ、次第に閉塞感が高まって人間関係のバランスが崩れていく様子が現在の日本の状況、あるいはもっと普遍的なシチュエーションに重なるようで不気味でした。後半、奇妙なことになっているのに登場人物たちには何ごともないかのように会話を続けているのが、存在することについて考えさせられて印象的でした。
いくつかある回想シーンが照明の変化と台詞の内容で、自然な流れで挿入されているのが良かったです。
美術の仕掛けが良く出来ていて、後半のシーンでとても効果的でした。照明も色々切り替えているのが気にならないスムーズな流れで奇妙な雰囲気を演出していました。
前半が少しもたついてように感じます。後半の畳み掛けるような展開と対比を狙ったのかもしれませんが、もう少し前半もスピーディーに進んだ方が良いと思いました。
満足度★★★★
閉塞感が怖い
なぜか隠れ家にいる人たち。ストーリーは少しずつ明かされていくんだけど、徐々に高まっていく閉塞感が怖いです。外の世界はどうなっているんだろ?想像するのもやだなー。こういった話にはカタルシスはありませんが、じわじわと効いてきますね。主演の伊藤毅さんの緊張感があるようなないような、飄々とした朴訥な感じが印象的でした。
満足度★★★
ふしぎ。。
どうしてそうなったんだろう??とだんだん明らかになっていく謎と明らかにされない謎に、じわじわぞくぞくしました。
すごく怖い話ではないけれど、現実となったらもっと…
満足度★★★★
不思議な感覚
細かな説明や設定が無いまま、物語は進んでいきます。
特に何が起こるわけではないのですが、ずっと心がゾクゾク、モヤモヤしている不思議な感じがしました。
面白かった。
アフターイベントは、作者はどんな人だろうと思って参加しました。
確かに余韻台無しですが、楽しみました。
満足度★★★★★
凄い!
難しいんだけど,これは凄いでしょう。舘作品の世界観,人間観が表現されていると思います。よくこんな物語作るよなぁ。才能だと思います。余韻台無しの「舘そらみのオトコミシュラン」,好きです。最後の質問,手を上げ続けていたらどうなったんだろう?下ろしてしまって,ちょっと残念^^;
満足度★★★★★
モヤモヤモヤ…
難しいー!と思いながら見てました。でも家に帰ってみると、なんだかじわじわ来て。なんだこの感覚。もう一度見たいような、もうあの世界に足を踏み入れるのは怖いような…なんか、もう説明がつかない!この感じ。きっと、面白かったんだと思う。なんだこの感じー!
満足度★★★★★
初めて
基本的に、お一人様観劇が好きだが、初めて誰かと一緒にみたかったと感じた
ゾッとした
ホラーのそれではない
強いて言うなら、童歌みたいなゾッとした感覚
同時に人は愛しい
満足度★★★★★
じわじわくる
詳細な設定は極力排除されている。箪笥が複数置かれた狭い舞台で展開。自分の中に不思議な感覚が生み出され、理解しようとするとするりと逃げだす。いないいない、仮の宿。