ホテル・ミラクルThe Final 公演情報 ホテル・ミラクルThe Final」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
21-24件 / 24件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    【STAY Ver.】
    どすけべ前説 「ホンバンの前に」 寺園七海さん 今井未定さん
    ①「THE WORLD IS YONCHAN's」 河西凜氏 森下凜央(りお)さん
    ②「噛痕と飛べ」 今井未定さん 秋山拓海氏 寺園七海さん
    ③「愛(がない)と平和 -Bagism by Love&Peace.-」 岡村梨加さん 藤本康平氏
    〈5分休憩〉
    ④「スーパーアニマル」 金田一央紀氏 小練(こねり)ネコさん
    ⑤「最後の奇蹟 最終形」 環幸乃さん 坂本七秋氏

    ①チェリ男こと河西凜氏は全世界のもてない童貞男の象徴とも言うべきピープルズ・チャンピオン。この役をやる為にこの世に生を受けたのでは。ヨンちゃんこと森下凜央さんは凄かった。こりゃ人気ある訳だ。童貞男のパンパンに膨れ上がったエロ妄想が具現化したようなルックス。今作を世界中の(精神的)童貞男に捧ぐ。面白かった。
    ④最高傑作。金田一央紀氏が全作品の中の間違いなくMVP。この作家は天才だ。現代の“あしながおじさん”の織り成す街角のささやかなメルヘン。都会でささくれだった心を潤してくれるようなひとときの安らぎ。小練ネコさんがまた素晴らしい。客席がドッカンドッカン沸いてうねった。凄く文学性も高い。これが観れただけで何の文句もない。
    ⑤「さようなら、全てのエヴァンゲリオン」ならぬ「さようなら、全てのシアター(ホテル)・ミラクル」。『シン・シアター(ホテル)・ミラクル』のようなラスト。環幸乃さん&坂本七秋氏のキャスティングこそ最期にふさわしい。

    帰りには隣の「レイスケバブ」でケバブラップ中辛(500円)を噛じれば満腹。なかなかこれからは行くこともなくなる。

    ネタバレBOX

    前説の今井未定さんがエロエロ。

    ①高校時代の憧れの女の子(森下凜央さん)と飲みに行った冴えない童貞男(河西凜氏)、目覚めるとそこはラブホで二人共半裸。酔っ払って何の記憶もないまま、興奮してパニクる。
    森下凜央さんの佇まいや受け答えの感じが巧い。後半、無理筋の展開が残念。

    ②女漫才師(今井未定さん)がネタを書く為にラブホに籠もり、後輩のピン芸人(秋山拓海氏)に自分が怠けないよう監視させる。
    無理筋の設定を成立させる為の論法が強引、イマイチのれない。

    ③金が媒介する男女の純愛。リアルを追求してボソボソ喋る二人。殆ど聞こえない、何とも言えない空間。地獄の底の御通夜みたいなムード。この退屈さの正体はナルシシズム。作家と役者が自分に酔っている。他人のナルシシズムを本能的に人間は嫌う。『出会って4秒で合体』ネタも空振り。
    だが、この沈滞が次の作品の大爆発に繋がるという面白さ。

    ④援交に手を出して十年のベテランエロ紳士(金田一央紀氏)が一番のお気に入りのJK(小練ネコさん)に贈る人生応援歌。
    言語への過剰な拘り、myルールに対する信仰にも似た敬虔な姿勢。快楽主義者だからこその理路整然と生きる男の哲学の揺れ。田山花袋の『蒲団』さえ思わせるラスト。昔、風俗に通いまくっていた知り合いのことを思い出した。自己分析的で理知的な駄目人間の詩。金田一央紀氏の乱雑に脱ぎ捨てられたセーラー服や靴下に対する愛情のこもった畳み方が美しい。フェティシズムへの畏敬。それに対する小練ネコさんの在り方が美しい。

    ⑤地球最期の日をラブホで過ごす見知らぬ二人。
    ブルーハーツの『月の爆撃機』が主旋律。もっとレイ・ブラッドベリの『刺青の男』みたいにやらなきゃ駄目なネタ。設定がブレブレ。とは言え、「僕達を縛り付けて一人ぼっちにさせようとした、この世の全てに感謝します。2023年小劇場代表シアター・ミラクル!」みたいな気持ちにさせてくれた。
    どうも有難うございました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    REST Ver.初日を初夜割引で拝見。2本目終了後に休憩が入るが、5分しかないので、トイレは劇場に入る前や開演前に済ませておくのをお薦め。前半75分、後半80分。何れも濃厚で面白かったが、一番好きだったのは笠浦静花・作「よるをこめて」。後半は皆さんお尻が痛くなってきたのか、息を殺して観ているようなシーンに椅子をギシギシいわせる人が多発で、そこは少々残念だったものの四捨五入でこの☆を。STAY Ver.も楽しみ。

    ネタバレBOX

    上演は「シェヘラザード」「よるをこめて」「きゅうじっぷんさんまんえん」「クリーブランド」「獣、あるいは、近付くのが早過ぎる」の順。冒頭には恒例の寸劇仕立てによる諸注意も。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    【REST ver.】
    どすけべ前説 「おし問答」 陽向さと子さん 渡邉晃氏
    ①シェヘラザード 環幸乃さん 今井未定さん 坂本七秋氏
    ②よるをこめて 陽向さと子さん 新井裕士氏 サラリーマン村松氏
    〈5分休憩〉
    ③きゅうじっぷんさんまんえん 佐神寿歩(ひさほ)さん 木山りおさん
    ④クリーブランド 寺園七海さん 渡邉晃氏
    ⑤獣、あるいは、近付くのが早過ぎる 冨岡英香さん 後関貴大氏

    シチュエーションがラブホ縛りの短編集。
    ③佐神寿歩さんと木山りおさんに尽きる。これだけで観る価値は充分ある。若き松坂慶子を思わせる佐神寿歩さんと自己肯定感ゼロのコミュ障・木山りおさんの対決は名勝負。どちらも光り輝きつつ、相手の存在を更に魅力的に高める理想的なプロレス。

    寺園七海さんと岡村梨加さんの写真集2000円、ルームキーホルダー1200円、絶賛発売中。

    寺園七海さんのTwitterからチケットを予約すると直筆のお手紙が頂けるのでお薦め。

    ネタバレBOX

    設定がラブホだからといって無理に下ネタを入れている感じ、イマイチ笑えないのが残念。逆に下ネタをタブーにする方がセンス。

    摺りガラス状のバスルームから透けて見えるシルエット。

    ①代議士一族のお嬢様(環幸乃さん)が心を許せる女友達(今井未定さん)に昨夜の出来事を語る。
    環幸乃さんのベッドシーンは衝撃的。見所は今井未定さんの様々な表情。座っているだけで存在感が凄い。

    ②インポの主任(サラリーマン村松氏)と女係長(陽向さと子さん)はラブホに部下(新井裕士氏)を呼びつけて相談する。
    かなり下ネタで攻めた内容。新井裕士氏はラバーガールの大水洋介っぽいキャラ。陽向さと子さんは振り切っている。胸のしこりのくだりがよく聴き取れなかった。

    ③レズビアンの派遣型風俗嬢と客の遣り取り。
    これは面白い。

    ④寺園七海さんが昔から好きだった男(渡邉晃氏)とラブホで過ごす最後の思い出。
    映画『メジャーリーグ』の舞台でもあるクリーブランド。吉本ばななっぽい。

    ⑤巨大怪獣が東京を踏み荒らす夜、ずっと好きだった先輩(冨岡英香さん)を何とかラブホに連れ込んだ男(後関貴大氏)。
    これは全く楽しめなかった。

    男女の好きだとか好きじゃないとかだけでなく、ラブホで天下国家を論じるような狂った作家はいないのか?
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    REST Ver.を観劇
    歌舞伎町の立地をそのまま活用したラブホテルの一室
    作家が異なる5作品だけあって切り口も様々、歌舞伎町ならではの作品群
    しかもどの作品もそれぞれに面白いので見応えのある事といったらもう 充実の2時間40分
    座席から最も近い場所にダブルベットが鎮座、予想以上に艶っぽい作品が多くて、なるほどのR―15指定

    ラブホテルという密室では普段他人には見せない姿が赤裸々になって、どうしようもなく笑ってしまうけれど、都会の孤独が突き刺さる部分もあって中々に深い
    どんなにカッコいい男女でも性欲がらみになると滑稽になってしまう“悲喜こもごも”な部分を巧く突いています

    ホテル・ミラクルThe Final
    フライヤーに小さく書かれた「ずっと、つづくとおもっていた。」のキャッチコピーが切ない
    シアター・ミラクル ホントずっとつづくと思っていました
    しかーし、もうひとつのSTAY Ver.も後日観劇予定
    祭りはまだ終わっていないのでした、楽しみ!

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