実演鑑賞
満足度★★★★
再演なんですが全く違った雰囲気になってるなって印象の作品
それはセットや配役なんかも大きいとは思うんですが、それ以上に大きいのは見る側の環境や気持ちも大きいのかもしれませんね
この物語の中心にはコロナではないのですが、ほぼ同じ感じの感染症のパンデミックが
そんな中で4年をすごすカップルが糸電話で会話を始めるところから物語は始まっていく
それは感染に過敏だった頃の状況とリンクするんだが…初演の時とは感じ方が間違いなく違った感じではあるんですよね
環境下での人の感じ方ってほんと変化するんだなってことを痛感したかもしれない
この舞台ミュージカルでもなく音楽劇
言葉にするのが難しい会話になるとそれを音楽で表現て感じなんだろうか?
それと転換のカーテンは他でもみる手法なんだが少し透けてることで雰囲気を変える演出もいい
藤井颯太郎さんの歌声もいいんだが橘カレンさんとのコンビネーションもいい
サックスが良かったのが今井秋菜さん(季節で名前変わる?)
こどもの雰囲気も最高やったんですよ
そして久しぶりの鳩川七海さんはやはりいいんですよね
表情もいいんだが、仕草も立ち振る舞いもほんと魅力的
さらには引き込まれる歌声
やはりこの女優の作る空気感は見事でしかない