カルナバリート伯爵の約束 公演情報 カルナバリート伯爵の約束」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-19件 / 19件中
  • 観ていた
    2011年
    10本目

  • 満足度★★★★

    よかったです。
    こった車両事故のセットにも呑まれ、何があるのではないかとう不安感で緊張しっぱなし。悲しいだけの話しでなく少しだけの救いと、人は何が出来るのかと最後には考えさせられました。どこか幻想的な時間をありがとうございます。

  • 満足度★★★★

    緊張感あふれる
    最後まで緊張感あふれる芝居だった。ある事件をテーマに生と死を考えさせさせれれ、役者も見事に演じきっていた。こんな脚本を書けるは本当にすばらしことだ.。
    観終わって、充実感を感ずることができた。

  • 満足度★★★★

    すなおに感動
    死者を扱う物語だが爽快感がある。

  • 満足度★★★

    大人のさじ加減
    面白かった。
    役者たちの表情は観察しがいがあって、大変楽しめた。
    心理的マジックのようなお芝居だった。


    以下、ネタばれにて
    上記詳細と苦い感想を書きました。

    ネタバレBOX

    観客は最初から役者を疑う様に誘導される。出るな、答えるな、信じるな、約束するな。「出るな・答えるな」は当然出来るとして、あとの2つは守れるかが試されている。なので、7人の台詞を注意深く聞く。そして、表情を見る。
    設定も親切だ。一人は詐欺師なのだから絶対嘘を付くだろう。あとはどうかな? と、疑う。
    で、役者はそれに応える演技をしてくれる。慎重にさりげなく。
    だから、観ていて面白かった。

    のんきで機微が分からない役もあったが、元軍人の彼の演技にはよく感ずることが出来た。このさりげなさ具合は、役者の習熟によるものでなく演出のように感じた。そういう演出(脚本)がいいと思った。

    ただ、美的なセンスがない。→音楽が古い、導入がかっこ悪い、少女アイコンの使い方が安い

    また、
    劇場では演劇の魔法に掛かっているので、大した問題ではないのだけど、あえて記録として書いておくと・・・
    芝居だからという割り切りなのか若干都合が良すぎる話の運びが気になった。たとえば、夜明けを待つ6人があっち行っててと言ったら行くし、あんなに手を伸ばして約束を求めてたくせに交渉にすんなり応じるし。本能で約束を求めるくせに物わかりが良すぎ、理性がありすぎる。
    あと、夜明けで消える、って分かっているところも都合が良い。夜明けで消えること、自分が死んでいること、6人はいつからはっきり分かったのだろう? その前後では心境が変わると思うのだが、役者の中でそれを意識しているだろうか? ちょっと微妙な気がした。いや、私の感度が悪かっただけか。


    現代的な問題の感じさせ具合が良かった。電車事故、国との連帯感、DV、孤独…とテーマはイマドキ山盛りなのにsoftでさりげない。脚本家の年齢を感じる。若かったらもっとダイレクトに投げてくるだろう。

    生きる、という大事なテーマについてなのだけど、正論過ぎてちょっと心に引っかかりづらい。それぞれの思いや現代社会問題の描き方は大人のさじ加減なのに、こと「生きる」意志の問題については別のようで、やたら語すぎててちょっと野暮になっちゃったのかも。死んでしまった人たちとは言葉でないと契約が成立しないという設定だからかな。一番大事なことは言葉にしないと通じない、という苦い真実かもしれない。
  • 満足度★★★★★

    もう1回見たい!
    いろんなお芝居を見たことあるわけではないですが、このお芝居を見てメガバックスコレクションが大好きになりました!
    メッセージがすーっと胸に入ってきて、すごく元気がもらえるお芝居。
    人間のいろんな側面が描かれているからだと思います。
    ストーリーがすごく緻密で、登場人物の心の動きがとてもすんなり伝わってきました。
    2時間の公演はあっという間で、最後は泣きっぱなしで見てました笑
    地方に住んでますが、次の公演見に行きたいし、できることならこの公演ももう1回見に行きたいです!

  • 満足度★★★★★

    感無量です
    本当に素敵な舞台で心から感動しました。脚本、演出(舞台セットも含め)は丁寧で、演技は真摯で誠実、申し分なく大変楽しませてもらいました。帰り道は寒かったですが、心はほっこりしてました。是非とも次回公演も観たいと思わせる何もかもが素晴らしい舞台でした。

    ネタバレBOX

    最後に兵士が死者たちに約束した内容通りに、まさしく演劇に取り組んでいるなあと感じました。帰り際に出演者の方がラストの音響ミスについて恐縮されていましたが、あまりと言うか全然気にならなかったです。
  • 満足度★★★★★

    よい舞台でした
    脚本も役者さんも舞台美術もよかった。

    若い人たちが、がんばっているなあ(ちいさな子まで演技が達者!将来がこわいゾ)
    最近ちょっと元気がなかったのですが、このお芝居で叱咤激励されました。


    ※メガバックスシアター(劇場)のHPに掲載されている劇場までの地図のキャプションに「ロイヤルホスト前を左折」とありますが、現在ロイヤルホストはありませんのでこれから劇場に行かれる方はご注意を! メガバックスコレクション(劇団)のHPに掲載の劇場までの地図は更新されていますのでそちらをご参考に。

    ネタバレBOX

    舞台をよく見ると、幽霊たちとの結界となる岩塩はふたりの兵士がひきこもる安全地帯だけでなく、舞台と客席との境界にも敷かれている。つまり、観客もそこに居るのに見えない仕掛けが施されている。

    さて、わたしたち観客は生きている人間側なのか幽霊側なのか?
    観ているときわたしはそのどちらの気分にもなりました。

    兵士が交わす「約束」はわたし自身が幽霊たちと約束をしたように感じ、もっとちゃんとしなきゃ、と自省しました。

    同時にこの「約束(メッセージ)」は役者から、岩塩で隔てられた客席のわたしたちに向けられてもいるわけで、その場合、劇団メガバックスから観客のわたしたちに対して「これからも精一杯よいお芝居をつくっていくのでみてください」というメッセージにも受け取ることができました。

    約束、受け取りました。次回も観させていただきます。メガバックスさんの生き様を。

    (まだ公演中のため、ネタバレBOXではありますが、「約束」の内容をはっきりとは書きませんでした。後日書き直すかも…)
  • 満足度★★★★

    期待以上の素晴らしさ
    初見の劇団でしたが、期待以上に素晴らしかったです。劇場に入ると、まずは客席にまではみ出した見事なセットに感服。客席も少なくなっていて、なんとなく贅沢な感じです。ストーリーの方は説明文からサスペンスみたいなものかと思ってましたが、、いい意味で予想を裏切られました。悲しい話ですが、救いのあるラストでよかったです。最後まで飽きずに楽しませてもらいました。

  • 満足度★★★★★

    今まで観たメガバの舞台で一番秀逸!
    今回もセットに凝る。箱の半分をセットに使う意気込み。東京芸術劇場レベルの舞台でもイケル舞台セットは事故車両とそれらの忌々しい惨事を演出していた。舞台セットに場所をとられた分、客席数を減らすという意気込みは観客にとってひじょうに贅沢そのものだ。毎回、感じることだが、帝国劇場などで観る舞台よりも、たった40~50人の観客の為に演じられる舞台のほうがずっと素敵なことなのだ。

    ネタバレBOX

    物語は山深い列車事故現場から。前日の大雨によって、脱線、崖下に転落した列車の中を軍による救出作業は続く。しかし日没とともに中断され、二人の若い兵隊、バロンとアーツだけが現場を維持する目的で残された。上官から謎めいた事項を言いつけられた忠告は4つ。
      一つ、どんな問いかけにも応えてはいけない
      二つ、岩塩で囲まれた白い円から出てはいけない
      三つ、奴らの言葉は何一つ信じてはいけない
      四つ、どんな小さな事でも奴らと約束をしてはいけない

    彼らは上官の忠告通りに岩塩で囲まれた白い円の中に入り込むと、やがて少女・アムが現れる。しかしその少女はさっき、彼らが死体として確認済みだったはずだ。バロンとアーツは怯えながら、それでも上官の忠告通り白い円からは出ずに成り行きを見守っていると、次々に何人かのゴーストたちが集まってくる。列車事故で亡くなった犠牲者たちだ。

    しかし彼らは白い円の中に居るバロンとアーツが見えないようだった。塩が苦手なゴーストには岩塩で囲まれた白い円の中は生きてる人間の保護地域となって安全だったのだ。しかしゴースト達の会話を聞いているうちに2人の兵隊たちはいくらかの興味といくらかの同情といくらかの正義感でゴースト達と話してみたい衝動にかられてしまう。

    こういった怖いもの見たさに対する人間の深層心理の描写、そしてあの世とこの世の繋がりの狭間、情景の描き方は滝一也の上手いところだ。

    やがて2人の兵隊たちはまるで何者かに憑りつかれたように岩塩で囲まれた白い円から出てしまい、ゴースト達と会話してしまうのだ。兵隊たちはゴーストらと酒を飲みかわし意気投合し問いかけに応え、奴らの言葉を信じようとする矢先、ある約束を執拗にさせられそうになる。

    この「約束」という部分で物語はクライマックスを迎え、なんだかとてつもない恐怖が兵隊たちにも、観客たちにも忍び込み、まるで死神が「この約束を守れなかったらお前の魂を頂くよ。」的に寄り添ってこちらをじっと見つめているような感覚に陥ってしまう。

    上官の忠告、ゴーストたちの言葉、どちらが真実で、どちらが陰謀なのか迷いながらも兵隊たちは彷徨える魂たちを沈め彼らとの約束を、これから生きていく自分たちの未来に向かって精一杯努力するという方向に持っていく。

    ハラハラドキドキしながら観ていたワタクシは、もしかしてバロンとアーツがゴーストたちに憑りつかれてしまうのではないか、そうして兵隊たちを自分の支配下に置き、生きてる人間のものであるこの世を乗っ取る気ではないか、などと勘繰って、気持ちは戦闘態勢の準備をしていた。笑
    繋がりを求めて彷徨う魂には気の毒だが、元来、この世に君らの居場所はない。

    終盤、バロンとアーツが自分の人生を見つめなおし希望に転換させる終わり方は素敵だった。どの役者も演技は素晴らしかったが、やはり、主軸となったバロン(新行内啓太)とアーツ(下田修平)の演技力がなかったらこの物語がここまでワタクシを興奮させることはなかったと思う。芸術性に溢れた素晴らしい舞台だった。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった
    こちらのカンパニーは何度目かの観劇でした。
    毎回それなりに満足していましたが、今回も本当に素晴らしかった!
    子役さん含め、役者さんのレベルは高いし、作品も本当に素晴らしい!
    セットがリアル。
    狭い劇場の中で本当に迫力があります。

    人の心の弱さをさらけだすシーンが多いですが、嫌味が全くなく、観ている側の心にスッと入ってきます。
    ストーリーの展開も丁寧で、伏線の小道具の使い方も巧みです。
    ラストは想像できそうで、できなかった!
    こんなに様々なことをきっちりつなげてくれた脚本の見事さに脱帽。

    ネタバレBOX

    横井さん演じるエーデルは最初から異色な感じでした。
    エーデルの存在が、静かに丁寧に広がる物語を素晴らしいラストに導いてくれたセンスのいい設定に感動しました。
    加えて、横井さんの真摯な演技に、すっかり共感して泣かせていただきました。

    心の弱さや不安を抱えることが決して恥ずかしいことではなく、今の自分にできることを自分なりに頑張ろう!と励まされました。

    役者さんたちの自然な演技、演出、脚本、セット全て大満足です。
    観て良かった!
    また観たいです。
    素晴らしい時間ありがとうございます。
  • 満足度★★★★

    集中!
    約2時間の上演中、展開への興味が途切れることなく集中して、劇中の世界観にひきつけられました。作りこまれたリアルなセットが素晴らしい。配役も適材適所で、呼吸も合っていて、じっくりと練り上げられた作品だなと。出会えてよかった、今後も注目します!

    ネタバレBOX

    どこでもないどこか、な世界観が良かっただけに、冒頭で語られ、パンフレットにも書かれている「1953年」という具体的な年の設定が唯一不可解でした。何か、歴史的な出来事と絡むのかと思いながら観ていたけれど、私には読み取れなかったので。いつでもないいつか、で、良かったような気が、個人的好みとしては感じました。
  • 満足度★★★★★

    やっぱり、大好き!
    メガバックス さんの世界観。素晴らしい物語と音楽、美術にキャストで、大満足です。自分へのご褒美として、最良ですので、お勧めです。

    ネタバレBOX

    どうやって、運び込んだのだろうか?と錯覚さえ起こしてしまうほどリアルな、大木に列車、土砂崩れの後の、山肌と土。やっぱり、凄いの一言になってしまう、事故現場のセットでした。

    任務を遂行する為の兵士の好奇心が、恐怖に変わるけど、どうしても他人事とは、割り切れない思いが、惨状の悲しみを和らげたと思いました。

    約束の意味や謎が解ける中、孤独とは?人との繋がりや愛、遺志を受け継ぐ心とは?と、感動が続く素敵な作品でした。

    ダブルキャストのアム役YURIちゃんは11歳。この日が千秋楽だったそうで、カーテンコール時には、感極まって、ウルウル(;_;)

    そうだよne~あんなに、熱演で、アムのひたむきな姿やパパやママを思う気持ちに、感動したyo~と思い、私まで、ウルウルしてると

    YURIちゃん、後方の友達の元迄走って、泣きじゃくる、
    『え~ん!終わっちゃった~!☆☆ちゃんも、頑張ってね~!え~ん!』
    なんて言葉が、聞こえてきて、YURIちゃんが、どんなに作品と自分の役が、大好きだったのか、伝わってきて
    なんだか私も、もらい泣き、、、

    泣きじゃくるYURIちゃんを、見守るキャスト逹の優しく温かい瞳を見て、又、感動!
    YURIちゃんの資質の良さは、もちろん、ご両親の愛や躾、劇団環境の素晴らしさを痛感しました。
    素敵な空間に居合わせた事に、感謝しました。
  • 満足度★★★★★

    構成・演出が見事
    評判どおりの素晴らしい劇団だと思った。入場するとまずそのリアルな舞台美術に目を奪われ、期待感が高まる。
    ゆったりとした椅子に腰掛け、とても贅沢な気分で観劇できました。構成・演出も見事で、小劇場でこのような公演に出会えるとは思ってもみなかった。
    公演期間が長いのでまだ間に合います、ぜひ多くのかたに体験していただきたいと思うお薦め作。


    ネタバレBOX

    とある国の貨物列車の転落事故現場で、救出作業中断に際し、2人の若い兵士が現状保存の番のため残される。
    その一夜の恐ろしくも感動的な体験を描いている。
    2人の兵士と共にその場に立ち会ったような臨場感に包まれ、物語の世界にのめりこんだ1時間50分。
    俳優たちも全員、その人物になりきっていた。
    人間の心理を描き切ってこその感動があり、小劇場系劇団の若手作・演出家には特に観てほしいと思った。
    緊迫感みなぎる舞台だけに、カーテンコールの後、改めて俳優たちが舞台挨拶に現れたときのアットホームな温かさに心和まされた。
  • 満足度★★★★★

    たいへんよかった
     まずセットがすごい。そのセットが間近で見られるのが小劇場ならでは。個々の役者も台詞とちりが多かったのが少し残念だったが、キャラクターが際立ち、存在感がすごかった。
     芝居とは関係ないが、椅子も座りやすくてよかった。ただ人数はかなり限られてしまうけど…。

    ネタバレBOX

     幽霊の存在感、それに重い課題を突き付けられ、苦悩する2人の若者。「もし自分なら…」と感情移入しながら観た。
     聞いてみたいのは1953年という年と横文字の固有名詞の設定。特定の国家を連想させないための片仮名での名前というのはなんとなくわかるのだが、1953年という年の意味はなんだったのだろうか?
  • ビルの階段を降りたら
    そこは列車事故の現場! 小劇場の狭い空間いっぱいのへし折れ、ひしゃげた列車の美術が素晴らしい。なんか、チラシを読むと下山事件を思い起こさせる印象もあって、勝手に社会派サスペンスかとも思っていたけど、全然ちがっていて、全然違っていたけど面白かった。何人もの人が死んだ悲惨な事故現場が舞台なのに、最後は元気をもらって劇場を後にした。

    ネタバレBOX

    上官はどこまで知っていて命令をしているのか、霊たちは本当にあきらめられるのか、など疑問点がないではないけど、2人の若い兵士に思い入れていると、あまり気にならなくなってしまう。前半のゆるい感じの芝居が、後半の怖い場面を盛り上げてくれるし。子役も登場し、小学生でも楽しめる内容なのに、大人にも充分面白い。ただ、場内のヒーターを消されると、足元が寒くて、リアル真夜中の事故現場に居る気分だった(もしや、あの寒さは霊たちのせい?)。
  • 満足度★★★★

    想像以上
    劇団の説明にある山間部での列車事故現場を相当力入れて再現した舞台美術でした。
    荻窪メガバックスシアターの小さな小さな劇場で、本当に大迫力の舞台美術です。必見です。小劇場の舞台好きな方には、ぜひ観て頂きたいです。

    話も良く出来ていて、上手に丁寧に真相に迫る展開は、想像以上の出来でした。芝居の質・内容ともに五つ星です。
    まだ2日目なので、みなさんセリフをよく噛んでいたのが、惜しい。
    3週間以上のロングラン公演なので、そろそろセリフを噛まなくなった頃に、もう一度足を運びます。

  • 満足度★★★★★

    ドアを入ったら
    そこは森の中の事故現場。いつもより客席を少なくしてまで、大きなセットが作ってありました。今回も徹底しています。スピリチュアルなテーマも、この劇団が一貫して追究しているテーマなのでしょうか?

    ネタバレBOX

    遺志の受け継ぎ方に関して大きなヒントをもらって帰りました。
  • 満足度★★★★

    面白かったです!
    初見でしたが、評判のよい劇団なので楽しみにしてましたが、
    面白かったです!

    少しずつ謎が明かされていき、目が離せず、
    あっという間の1時間50分でした。惹きこまれました!
    また、小さな劇場でしたが、セットもとてもリアリティがありました。

    次回作もみたいと思います。

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