満足度★★★★
単なる群像劇にとどまらない秀逸さ
2つの世代の群像劇なのですが、
世代を越えて醸し出されるサークル活動の感覚に加えて
単に人間関係を綴るに留まらない
「表現する」才能が浮かび上がる為の
軋轢の普遍性にも目を奪われました
満足度★★★★
すがすがしい
とある大学の、取り壊される建物の中にある映画研究会部室が舞台。片付けの荷物の中から出てきた「サラミの会」と書かれた段ボール箱に関わる過去と現在の物語。トラウマを抱えるOB達と、さまざまな問題を抱える現在の部員たちが巧に交錯し、起伏のある物語が展開される。エンディングは何となく予定調和的だが、それはそれで悪くなく、すがすがしい終わり方で、後味が良い。いいものを見せてもらったと思った。