公演情報
「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」の観てきた!クチコミ一覧
実演鑑賞
満足度★★★★
数年前の「PLUTO」が中々であったので今回も「エヴァ」原作を知らない身であるが期待して訪れた。冒頭を逃したのは残念。入場すると紗幕前での舞踊パフォーマンス。その後教室の日常シーン、だったか。恐らく冒頭では原作主人公に当たる少年(芝居では叶トーマ)と、使途との格闘シーンで(指令に当たるのは若手の女性司令官か父親に当たるメンシュの創立者叶か)、苦悩の呻き声を上げてどうにか戦闘を終える・・という感じだっただろうか。
実は何年か前、アニメ版を見始めようとした事があり第一回、二回まで視たか・・だが続かずそれきりになった。主人公はエヴァンゲリオンに乗り込み(実際には操作室に入り一体化する)、戦うのだが終始拒絶感を覚えて叫び続ける。恐怖と闘う。この作品は時代に合ったのか大ブレイクし、従来の勧善懲悪な正義のヒーロー像とは一線を画した作品と聴いていたが、それらひっくるめて目で確かめてみたかった。
原作を踏まえたオリジナルストーリーだという。その評価がポイントのようである。
私的には舞台処理等の技術は「PLUTO」を思い出させたが、演出家の本業でもある舞踊の比重が高い。紗幕を使ってその前で踊りを見せ、その間に裏で大転換をやる方法が多く取られていた。これは普通の暗転に近いテンポで、ややダイナミックさに欠いた。
そしてストーリーの方であるが、どの程度オリジナル(と言ってもアニメ版、映画版3作品と見ると多様であるらしい)を反映したのか不明だが、無理やりに織り込んだように思われる部分が終盤に、ほころびを露呈したようで些か寂しかった。
実演鑑賞
満足度★★
せっかくの大劇場のこけら落としに、こんなことは言いたくないが、これは考えすぎである。
マンガに、テレビに、劇場映画にとさまざまなクリエーターの手で育てられてきたエヴァンゲリオンだが、芯となるものは、単純なファンタジーである。劇場お向かいの映画館の上に君臨するゴジラと同じで、難しく考えすぎると失敗する。
ゴジラもかなり日本的キャラクターだが、ウルトラマンに始まる巨大戦体人間と、子供を絡ませたヒーローアクションものも、我が国で独自に発展したジャンルで、海を渡ると理解されにくい。子供だけが操れる科学の粋を尽くした人間型兵器、なんてファンタジーに決まっている、というのが日本なら、そんなナンセンスな、と言う常識派が海外である。当然その後のドラマの組み方が違ってくる。
こけら落としというので呼ばれてきた著名な振付師であるジェルカウイも大いに悩んだに違いない。それは、構成台本とか上演脚本とか原作とか、さまざまな名称でクレジットに並べられている日本側の台本関係者の多さからも察しられる。結局舞台は誰かが統一しなければ出来ないから、最もギャラの多い(推察だが)ジェルカウイが八方、取り入れられるものは取り入れて、自分で自信のあるダンスを軸にしてまとめてしまった、のがこの舞台である。95分の一幕と15分の休憩の後2幕50分、
ストーリーについては、舞台独自のものと断ってあるし、タイトルにもビヨンドとつけて、今までのエヴァンゲリオンものとは別物と強調しているが、それが、理に落ちて面白くもない。災害をもたらし、戦う相手の「使徒」が自然からの警告、だとか、ラストに舞台から木が育ってくるとか、もう飽きられているジブリ風のテーマの置き方が陳腐としか言いようがない。それでも通用する場所もあるだろうが、ここは新宿ど真ん中の最新鋭の劇場のこけら落としである。この良い子チャンぶりでは意気が上がらない。今までのエヴァンゲリオンには最新の兵器戦争もあるが、同時に、おかまいなしに父子関係に溺れるとか、同性に興味を持つ14歳の少年たちの生態を組み込むとか、傷ついた少女が忘れられないとか、子供がらみの(親になっても忘れられない経験にもとづく)経験がドラマに仕込んであって、ほとんどの作品がそこを中心に展開してきた。
従って、エヴァンゲリオンそのものの周囲の状況は行き当たりばったり(でもないだろうが)で、さまざまに展開されたエヴァンゲリオンの解釈本というのは三十種類もでているそうだ。
今回の舞台もその解釈のエピソードの一つと思えばいいのだろうが、それにしては得るところが少ない。
劇場は客席は4階までもあるが見た1階席は見やすく、音響も良い。時代を映して、映像処理も多彩である(しかし、劇場の映像マッピングはどうやっても映画にはかなわない。映画はドラマも映像に取り込めるからである。舞台機構も良さそうだが、今回はフルに活用、というわけでもなさそうだった。(むしろ昔からある、ハンギング(吊り)、舞台のスライディング、多様な幕などを使っている。圧倒するような装置はなく、それがこの作品のスケール感を乏しいものにしている。
良いところは、さすが一流の振付師と言うだけあってダンスをたてたシーンの演出は見事である。ことに、意味がよくわからないが、ハンギングで水中であるかのように見せる踊りは見事であった。
幕が開いてからほぼ20日、一階で八割ほどの入りは寂しいが、これに懲りず新しい劇場にふさわしい快作を観客は期待している。
実演鑑賞
満足度★★
個人的な意見ですが、アニメ版のキャラの雰囲気を持ち込まずに
完全にオリジナルキャラでやってほしかった。
あんた、ばかぁ?とか、父親との確執、女指揮官、女科学者?とか
アニメ版のキャラがちらついて舞台のオリジナリティ要素が少ない。
エヴァの人形が小さく迫力欠けた。
使徒は人間が出すゴミを具現化したような形状で最初は使徒なのかゴミなのか
判断できなかった。
エヴァの部分よりコンテンポラリーダンスのほうがおもしろかった。