(再演)酒と泪と男とオカマ(ご来場ありがとうございました!) 公演情報 (再演)酒と泪と男とオカマ(ご来場ありがとうございました!)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    コメント遅くなりました・・・・・
    良かったです、しみじみと・・・・・。男の人がお酒を飲んで酔っ払わずにはいられない気持ち、解る様な気がする舞台でした。回想式の演出もせつなさを表現するのにぴったりでした。回想、という事は過去への強い思いのことなんですね~。とても暖かく、いい舞台でした!

  • 満足度★★★

    悲しい過去の出来事!
    開演前から屋台に主人と男がいて、30分間結構疲れるでしょう!

    ネタバレBOX

    同性に憧れた男たちが招いた悲劇。

    色々あるでしょうが、子供を背負って帰ってきたお父さん(お母さん)がちゃぶ台に座ってからじわーっと血が滲んできたらいいのになあと思いました。

    お父さん(お母さん)が言った台詞、「人が泣いていいのは3回。生まれたときと、親しい人が亡くなったとき、もう一つは……、何だっけ忘れちゃった」

    この台詞って有名な台詞なんでしょうか?!

    「もう一つは生きていて良かったなと思えたとき。」ですよね!

    それにしてもあのママさんは、吹石一恵さんというかプリキュアというか、とても似ていました。
  • 満足度★★★★

    とてもイイ!
    単なるコメディで笑えるお芝居かと思っていただけに、内容の濃さに驚きました。いい脚本ですね。中盤から胸がチリチリと熱くなりました。他の作品も観たいと思いましたね。アフタートークも男の子の部屋を覗き見しているようで楽しかったです。皆さんの今後のご活躍を期待しています!

  • 満足度★★★★★

    私の半分のあのひと
    父がオカマという異様な設定なのに、親子のすれ違いや愛情がごく自然に描かれていて、感情移入しやすかったです。親父さんの破天荒ぶりも、いやらし過ぎずw キャラクターに愛着がもてました。

    ネタバレBOX

    お父さんのキャラクターが、ある程度中性的に描かれ・演じられていた所が、好きでした。

    キャラが濃いから「普通の親父がほしい!」っていう台詞が面白くて。
    でも男性として奥様を愛している部分、性別は関係なく二人分 息子を愛している部分が垣間見れて、後の泣き所にうまく誘導されました。。
    伴侶を無くした人が亡くなった相手と同質化するっていうのは心理学の事例で読んだ気が・・単純にオモシロイ設定に見えて、緻密に構成されてるんだろうなぁ。と、深読み。


    一番見どころに感じたのはモテない男の子のしょうもなさや愛おしさを描く、っていう 過去の作品に多用されたテーマから離れたところ。
    家族モノなのにベタベタし過ぎず (物理的にはしてたけど) そこがまたぐっと来ました。
    それから、3作品観た中で一番、女性が登場しないことが自然に感じました。

    早く次回みたいな。。
  • 満足度★★★

    下戸です!
    酒は飲めません。屋台とか酒の場所の経験がありません。親と酌み交わしたこともありません。息子ともありません。家に酒がありません。それでも個性的な父親を舞台で見ながら妙な懐かしさを感じつつホロッとしました。

    ネタバレBOX

    おちょこ1杯の愛情。いいですねえ!染み渡りそうですよね。
  • 満足度★★★

    ハチャメチャ回想劇
    しんみりした屋台とオカマな父親を持った回想シーンのギャップを楽しめました。

    ラストシーンはなかなかの名演技で締めくくっています。

  • 満足度★★★★★

    飲んで飲んで飲まれて飲んで
    屋台と回想シーンのからみが絶妙。元お父さんはオカマバーに勤めてるんだから、もうちょっと化粧が派手だとよかったかしら。

    ハイテンションで突っ走るだけでなく、親子の愛や友情など、生きて行く上で大切なものをさりげなくストーリーに取り込んでおり、いろいろ考えさせられて、最後はしんみりして会場をあとにしました。

    ネタバレBOX

    主人公の結婚相手がどんな人で、どういうふうに知り合って、どういう恋人同士の期間を過ごしたのか----帰りの電車でずっとそれを考えていました。
  • 満足度★★★

    意外に泣ける
    チラシにある「ハイテンション回想劇」の謳い文句通りでしたが、ただのドタバタに終わらず、親子の愛憎を描いた心に染みる作品でした。父親の母親としての愛情が良く伝わってきました。

    舞台上手に設置された屋台で主人公が自身とオカマになった父との関係を屋台の主人に話し、その内容が回想シーンとして舞台の中央で演じられるというスタイルで、次第に現在と過去が入り交じって行く演出が楽しかったです。クライマックスのシーンは3つの時間が同時に進行していてスリリングな展開になっていました。しかし、そのシーンで用いられる小道具が唐突に感じられて残念でした。身の回りにあるものでも十分に緊張感は出せたと思います。

    役者たちの台詞回しや間の取り方が序盤は上手く行ってなくて、笑いを狙った箇所が滑り気味だったように思います。主人公の高校時代の友達役を演じた方の感情の振れ幅の広い演技が印象に残りました。屋台の主人役は演じていた方の容姿や声が若すぎて、ちょっと無理を感じました。演技自体は良かったので勿体なく感じました。

    オープニングの映像はなかなか格好良かったのですが、キャストや主要スタッフの名前以外にも、協力者の名前などがズラズラと出てきたので、なんだかエンディングロールみたいに感じてしまいました。

  • 満足度★★★★★

    結局・・・
    男なんてものは、週末の夜なんてのはいつだって酒浸りなわけです。そうしてふと昔を思い出しては涙を流すのです。

    と、まぁその辺りの自分週末論はどうでもよく・・・

    思い起こしてみれば「酒と泪と男とオカマ」・・・再演ならではの練られた構成、次々に繰り出される回想シーン、僕は飽きることなく舞台へと没頭し、そうすることで物語から多大なる影響を受け、なんだか日本酒でも飲みたくなってしまい、今こうして週末の夜に日本酒を浴びているというわけですから、まぁ、つまりはそういうことなわけです。

    ネタバレBOX

    さてお芝居はといえば・・・

    お父さんはお父さんのくせにお母さんになろうとし、けれど、お父さんはやっぱりお父さんで、オカマだけどお父さんで、けれど次第にきれいに見えてきてしまったのは、きっとお父さんがお母さんとして素敵だったからだと思います。

    ところどころのハイテンションなドタバタは、あとから思えば寂しさや悲しさを隠すためのものであったりだとか、もしくは裏返しであったりだとか、なんだかそういったものだったのかな、とそう思いながら、最後にひっそりと泣けたのは、きっと親が子を思う気持ちがどうしようもなく素晴らしいってことを見せつけられたせいかもしれません。

    ZARDの「揺れる想い」・・・世代的にドストライクでした。
  • 満足度★★★★

    中々愉快!
    物語は家族愛がテーマ。屋台で酒を飲む男が、かつての父親との関係を店主にしんみりと話す。舞台は男の回想劇から。構成も良かった。


    以下はネタばれBOXにて。

    ネタバレBOX

    男が少年だったころ、母親は死んだ。その代り父親が母親になった。あんた、母親が欲しいでしょ!と。笑

    少年・ユキオはオカマになった父親が嫌で仕方がない。いちいち父親に抗うも、どうにか家族として成り立っていたが、ユキオがカツアゲされそうになると、何処からともなくやってきたオカマオヤジは息子を助ける為に仲裁に入る。

    自分の父親がオカマだと他人に知られてしまったユキオは、もう嫌だ!と家を飛び出してしまうも経済的に困窮してしまう。そこで友人のツヨシに金をせびり、どうにか暮らしていたが、ツヨシはオカマオヤジが働く店のママ・ツキヨ(オカマ)から事情を話して金を融通してもらっていたのだった。

    オカマオヤジをずっと前から好きだったママ。そのママから金を集るツヨシ。ツヨシから金をせびるユキオ。ユキオを誰よりも愛しているオヤジオカマ。4人の愛情はまるでメビウスの輪のように裏と表が交錯しながら漂う。

    そして父親が死んだ今、大人になった幸男は今更ながらに父親の愛情を感じるのであった。

    緩いコメディかと思いきや、きっちりと人間の情を直球勝負で描いていた。ここでの登場人物でツキヨほど見返りのない愛情をオカマオヤジに注いだ人物は居ないだろうと思う。ワタクシは個人的にツキヨのようなキャラクターは好きだ。振り向くことはない相手に注ぐ愛のふり幅が大きいのだ。そこにピュアを感じる。そしてユキオを演じた内田貴史の演技もきっちり魅せた。

    ふざけた芝居かと思っていたがヤラレタのだ。

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