満足度★
最悪のミステリー
どこから話していいのかわからないが最悪のミステリーだった
まずパンフレットのキャストコメントを読んだだけで誰が犯人かわかる程の薄さ
本家のねずみとりがカーテンコールで犯人を他の人に話さないでくださいねとお願いしているスタンスからはかけ離れている
2時間半の長丁場で途中で飽きる
原作がすばらしいのによくまあこんな演出でだめにできるかと思う
今回はチャリティ公演らしいが、主催から何も説明もお願いもないまま募金を強制された
客席に行くと小さな子供を使って募金を集める
一人一人の目の前まで子供を誘導させ、金を入れるまで動かない様には呆れてしまった
募金の意味を履き違えていないか?
こんな対応なら募金が本当に赤十字にいくのかも疑問である
個人的に好きな役者はいるのだが演出がひどい
一日目のゲネプロの会場が少し遅れたのたが、待っていると演出が現れて「あ、結構です。入って」とだけ言い放ち裏に戻っていった
自分の立場のことも考えられない人の演出、二度と見に行きたくない
満足度★
素養のないもの通しゃせぬ
アガサ・クリスティーの、言わずと知れた世界最長ロングランを現在も更新中の本格ミステリーである。
マザー・グース「三匹のめくらネズミ(劇中では『目の見えぬネズミ』と翻訳)」の調べに乗せて起きる連続殺人。クリスティーお得意の「童謡殺人」もので、しかも舞台は閉ざされた雪の山荘。集められたのは正体を隠した一癖も二癖もある人物ばかり。犯人はいったい誰か? ミステリーファンには垂涎の筋立てだ。
『検察側の証人』『そして誰もいなくなった』と並んで、謎解きの難易度が高く、クリスティー戯曲の中でも傑作と評されるが、これだけ有名な作品だと、既に犯人もトリックも一般にかなり浸透している。しかし二度、三度観ても楽しめるように数々の「仕掛け」を施しているのがクリスティー戯曲の醍醐味だ。その「仕掛け」を俳優がいかに演じきるか。観客の楽しみはその点に集中する。
ところが実際の舞台を観る限り、演出にも俳優にも、その「仕掛け」の意味が理解できているようには見えなかった。「ミステリーを愛好するには『素養』が必要だ」と主張したのはミステリー評論家兼映画評論家の故・瀬戸川猛資氏だったが、その「素養」が制作者たちには決定的に欠けているのだ。
ミステリーを書こうと思う者、舞台に掛けようと思う者は、すべからく氏の言葉の重みを噛みしめておくべきだろう。
※ネタバレBOXには、トリックについて詳細に述べておりますので、未見の方は決してお読みになりませんよう、お願い申し上げます。原作戯曲はハヤカワ文庫で読めます。
満足度★
ミステリーを考えもせずやるものではない。
原作とは男女の配役を何名抱えている模様。
おかげでストーリーに無理が生じている。
役者の実際の年齢の幅があまりないから、役柄の年齢を見た目で推察することが出来ない。
演技も下手だからミスリードの演技なのかどうかも判別しにくい。
手持ちの劇団員だけで安易にミステリーをやるものではないという見本だった。
むしろ芝居が始まる前の舞台の方が興味をそそられた。
満足度★★★
ミステリー
長時間。もちろん休憩はある。舞台美術のアイデアは理解できるし好きだが見せかたが荒い。客席からは見えるのでバックに出入りする際に途切れるのが気になった、妥協しないでほしい。室内も個々の演技に幅があり途切れて見えるのは残念。初めてだったので次に期待します。