SWEETS 公演情報 SWEETS」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-20件 / 24件中
  • 観ていた
    2011年
    4本目

  • 満足度★★★

    観ました
    胸の奥にそっとしまいこんでいる一番触れられたくない柔らかい核みたいな場所に土足で踏み込まれているような感覚を味わいました。佐藤みゆきさんの熱演に拍手!

  • 満足度★★★★

    衝撃的
     物語は衝撃的だったが、神話や昔話の世界では、親殺し子殺しなんてのは定番。現代のリアルな話として描いているからこその衝撃。「リアルな大人の絵本」なわけだ...と思う。

  • 満足度★★★★

    アンバランスな感覚が凄まじい
    小さい頃に観ていたらトラウマになったに違いない。
    一見どこにでもいそうな家族が終盤に向けて殺戮者へと変貌していく。
    あらゆる点で完成度の高い芝居だった。なわけで楽しめはしたのだが、
    自分の子供には見せられないと痛感した。

    ネタバレBOX

    円城寺あやさん演じる母親が息子の顔面を、舞台奥の世界地図の張られた壁に向かって客に背を向ける形でたたきつけたシーン
     これでそれまでの全てが吹っ飛んだ
  • 満足度★★★

    ehonとは
    言い得て妙。
    絵本ではなく、ehonなのですね。

    ネタバレBOX

    痛いシーンや怖いシーン、言動、内容も含め、ズドンと重たいお芝居。
    ただし、愛が全体的に散りばめられているなぁと。
    葛木さんの才能に今後も期待。

    ラスト、椅子がひっかかってしまったのはトラブルかな?

    物語の展開が割りと個性的な進み方で、
    スライドのタイトルで重要なことを知らせてしまうのに
    驚き。

    でも、タイトルが一番驚くけど、内容では目新しくびっくりすることは少なめでした。

    好みか好みでないか、という意味で★をマイナス1つ。
    これは好みの問題なので、お気になさらないでください。
  • 満足度★★★

    濃密!
    佐藤みゆきさん目当てで行きました。

    ストーリーとしては、普段あまり観ない(選ばない)、
    どちらかというと好まない系の作品だったのに、
    飽きずに、というかむしろ最後までひきこまれて観入ってしまいました。
    魅力ある役者陣、凝った(素敵な)セット。
    満足の1本でした。

  • 満足度★★★★★

    好きな世界観
    歪な家族関係が清算された時が、社会的には崩壊の時と言うのは何とも言われない気持ちになりました。ただ、自分には心地良い陰鬱に感じられた世界観は好きでした。

  • 満足度★★★★

    どよ~ん…
    内容的に暗くてどよ~んとしたお話ですが面白かったです。

    ネタバレBOX

    人だか物だかわかりませんが本番中に大きな音を立てて倒れたり
    客席が静かな時に裏から笑い声が聞こえたり
    少し残念な部分がありました。
  • 満足度★★★★

    痛い物語に少しの救い
    少しずつ痛んだ「家族」と周辺の人々の物語は、葛木らしい毒のあるファンタジー、かと思っていたら、終盤に悲惨な方向に向かってしまうのだけれども、最後に少し救いを残して終わるあたりでようやく気持ちを前に向けることができる。痛いがそれなりに分かりやすい作品だが、物語の展開を字幕で進めるという手法は多用しない方がいいように思った。

  • 満足度★★★★

    面白かった
    2時間、目が離せませんでした。面白かったです。

    ネタバレBOX

    セットで、いろいろ工夫はしており、ちょっと後半残念だったのが、息子・悠太の部屋の入り口をセット2階部分(悠太自身の部屋は舞台前面)に設定(食事をドアの前に置いて、悠太がそれを取る場面があり)してたようだが、悠太の部屋に入る人物が実際通って入ったり、ラスト母親に襲われ部屋から逃げ出したりするのに、その設定が使われなかったのが残念。(まあ、演出上難しい部分があるのせよ)
  • 満足度★★★★

    緊迫した舞台
    美しい舞台美術の中で繰り広げられる信じがたい惨劇。
    メタリック農家の公演に行こうと思っていたら解散してしまったので、葛木さんの作品は今回が初体験。
    俳優陣も適役がそろい、充実した公演だと思った。
    返す返すも「メタリック農家」時代の芝居を観ていないことを悔やむ。

    ネタバレBOX

    保険外交員の春緒(円城寺あや)の行動が「周囲から同情されるのでますますエスカレートしていった」というくだりで、「平塚五遺体殺人事件」を連想した。、たぶんその事件がモデルになっているのではないかと思うが、その事件で命を落とした女性が学生演劇に出演していた舞台を偶然私は観ているだけに、ラストの場面では彼女と佐藤みゆき演じる千華が二重写しになり、胸がしめつけられる思いだった。
    この芝居は佐藤みゆきを千華に起用した成果が大きいと思った。
    千華が母の婚約者の三菱(古山憲太郎)に母の行状を語り、「その覚悟があるかって訊いてるのよ」と迫る場面の説得力は見事だった。
    この作品、千華を主役にしたバージョンも観てみたいと思わせた。
    訪問医の真中の幸田尚子、千華の恋人で聾者の温(佐々木潤)がよかった。マナー講師の平岡を演じた久保亜津子は演技がうまいのに、関西弁のイントネーションで関東式に音がすべて上がってしまうのが残念。あえて下手な関西弁をしゃべらせなくてもよかったのでは。
    母の婚約者の古山はこういう誠実で朴訥な役ははまり役で悲劇性がよく出た。しかし、三菱という企業のような役名が現実離れして聞こえ、違和感があった。もっと普通の苗字にしてもよかったのでは。
    ルポライター(瀧川英治)の取材に応じる訪問看護士の重松(本井博之)がもう少し事件にからめば面白くなった気がする。役どころが中途半端な印象だった。
    引きこもりの悠太(福山誠二)が見る幸福な幻想場面が哀しい。福山は難しい役を好演した。
  • 満足度★★★★★

    衝撃のラストシーン!!!!
    一見すると現代にありがちな普通の家庭を描いたドラマにも思えるんですが・・

    広い座・高円寺1の舞台に子供部屋・居間・いろいろなシーンを演出する回転舞台。
    立体的な舞台装置はなかなか凝ったものでした。

    かなり頻繁に場面転換する映像的なお芝居でしたが、ほんわかムードのホームドラマっぽいたちあがりから、徐々にその家族に隠された真実が、謎解かれていくんですが・・ 

    中盤からはなんとなく展開が予測はできるんですが、
    ラストに向かっては背筋が ぞぞーーっ とする感じがしました。

    結局家族全員を殺してしまうという結末なんですが、ラスト30分くらいは、息を殺して舞台を観ていました!!

    葛木さんて女性の書いた脚本って気がしませんでしたねぇ。

    ストーリーに対しての好き嫌いはあるかもしれませんが、作品として、キャストさんの演技という点からは  凄すぎる!!!!のひと言です。

    モダンスイマーズの古山くん、クロムの幸田ちゃんは期待通りに良かったんですが、佐藤みゆきちゃん(こゆび侍)は凄かったですねぇ~!!

    自分自身の悲惨な過去を内に秘めた二番目の父親の連れ子役だったんですが、彼女の演技をずっとガン見してました。

    円城寺さんも優しい母親から、狂気的な母親へのベールがはがれた時、ゾクっとしました。

    後味いいか? というとそうでもないんですが、作品のクオリティとしてはハンパないものだったとおもいます。 

  • 満足度★★★

    スロースタートで後半はトップスピード
    前半はゆっくりと話は進んでいくが、だんだんとスピ-ドをまして、最後はメーターが振り切れるような感じ。

    最初は、登場人物の相関が少し解かりにくかった。

  • 満足度★★★★

    眼を逸らさせない求心力
    事前情報から予期したほどはダークでなく、若干のアブなさはありつつ淡々と進んでいたかと思ったら、終盤でいくつかの流れが好転するかに見えた後のクライマックスが壮絶で、もはやダークと言うよりはヘヴィー。
    危うく揺らぎながらも辛うじてバランスをとっていた家族のあれこれが、少しだけ良い方向に向いた反動で一気に崩れ落ちたようで、しかし、眼を逸らさせない求心力のようなものがある演技・演出が秀逸。

    ネタバレBOX

    また、悲劇として終わるのではなく、最後に微かに光明を見せて終わるのが何とも上手い。悲劇のまま終わるという流れも十分にあり得るだけに、この救いが本当に利いているんだな。
  • 満足度★★★★★

    どうして
    なぜこうなってしまったのだろうか 
    とか 感じる
    家族の 
    ある結末。
    愛がすれ違ったり することは よくあるのかもしれないこと かもしれないと 思いましたし。

    すごかったです。

  • 満足度★★★★

    重いのに重くなく
    見られる、一点」の軽さも無いのに

  • 満足度★★★

    家族の演技が凄かったです。
    悠太、春緒、千華の最後にはかなり引き付けられましたね。葛木さんの作品なので、明るい話ではないのは十分承知で見に行ったので物語や、謎の部分とかもあぁ納得な感じです。最後どこで終わるのかが、少々戸惑った所もありました。突き抜けた感じはありませんが、見ては良かったと思います。

  • 満足度★★★★

    確かにドロドロしているが…
    ミステリーとして十二分に楽しめる間口の広さはあると思う。
    総じてプロの仕事だった。そして、今回も佐藤みゆきさんが良い。
    ノーマルな役の幸田さんを初めて観た(笑)
    横幅のある劇場なので端の席だとなかなか辛い。

    ネタバレBOX

    ラスト前の佐藤みゆきさんの台詞
    「翌日みんな死にました」(だったかな?)は必要だったのだろうか?
  • 満足度★★★★

    (ノ*´Д`)ノオォオォ
    中盤までの演出に多少もっさりした感はあるが、ラストに向けては本の強さに引き込まれた。良い本だと思うけれど、わりと親切な創りのせいで流れを想像しやすい感じでした。演出によってはもっと何倍も痛い衝撃的な作品になる可能性を秘めていると思いました。いつか再演して欲しいなぁ。それとスケジュールが許せばもう一度観たかった。ラストに生きる希望があって救われました。
    そしてあらためて、佐藤みゆき(こゆび侍)は良い俳優だなぁと感心。他の俳優も皆良いのだが^^;

  • 満足度★★★★

    怒涛の後半は釘付けに
    重苦しい空気が流れる作品であるが、その空気を作り出す役者陣が素晴らしかった。特にキー握る佐藤みゆき、円城寺あやは息をするのも憚れるような空気感・緊張感を醸し出し、観ていて作品の中に取り込まれていってしまった。
    若干中盤間延びした感じがしてしまったり、章ごとに(長文)説明文が映写されたり、暗転が多かったりと、細かいところをつつくと若干趣味に合わない部分もあるが、エンディングに向けた後半は、ストーリー的にも役者陣の演技も完全にエネルギー(念)の塊と化し、完全に舞台に釘付けにされてしまいました。全体としては十二分に楽しく時間を過ごさせていただきました。

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