満足度★★★★
カミングアウト
かなり良かったと思います。
GIDをモチーフとした作品をやられている劇団と言うことで。
多分、数年前に比べるとGIDが世に多く知られるようになり、受け入れられる時代になって来ていると思います。
でもそれは他人の話であって、実際自分の家族の中で同じようなカミングアウトがあったら。
自分も考えさせられました。
役者さんの演技も良かったです。
演出についてですが、ダンスのシーン、というか音楽の流れるシーンはおもしろいと思いました。
卓球のシーンの袖で手を叩いていましたが、なんとなく鬱陶しかったです。
あと、最後のGIDの方の体験話、といいますか、本を読んでいたシーンですが、長いと思いました。
むしろ、あのシーンを入れた意味がわからないくらいです。
伝えたいことはああゆう形ではなく、演劇として演じて伝えた方が良かったのではないかと思いました。
あのシーンだけ別物だったので。
あとはあたしの好きな感じでした。
これからも期待してます!
ありがとうございました!
満足度★★★★
なかなか
作品の中のところどころの表現が何を表し、伝えようとしているのか、なかなか難解なところでした。しかし、GIDというものを私はこれまで真剣に考える機会が少なかったのですが、見終わった後にその方々が生きていく中での心の動きや不安、戸惑い、孤独等が伝わってくるような作品だったと思います。
満足度★★
その先が...
説明に書いてある通りの箇所で終わってしまい、私の腹は3分目。GIDについて啓蒙的なシーンや本の朗読もあれば、極めて難解な抽象的なダンスや動きがあったりと、やりたいことを出来るだけたくさん詰め込むために、(私が最も見たかった)人間ドラマを削ってしまったような感を受けた。
GID(性同一性障害)をモチーフとした舞台
を、実際にGIDの当事者と一緒に制作・上演し、GIDについて知ってもらったり、
性やジェンダーについて考えてもらうきっかけを作ることを目的としているというのだから、異色の劇団だ。かなり絞られた具体的な目標だけに、繰り返しっぽくなる中で、どう変化をつけていくかが課題になっていくのだろうなあ。表現の仕方が妙で面白い部分と、やや意味不明の部分が半々くらいの印象だった。全体的に舞台の広さが生きていない感じだったし、どうも散漫な気もした。GIDを知ってもらう、考えてもらうのほかに、物語としての目標があったほうがいいのかも。