福子、福ちゃんの夜明けに飛べ 公演情報 福子、福ちゃんの夜明けに飛べ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    世の中が大きく変わる頃の話、混沌と果てしない可能性が入り交じる様がじゅうぶん感じられるステージでした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    1969年(昭和44年)の感じが、よく出ていました。

    ネタバレBOX

    王子野戦病院 近くのアパートの個性的な人々…ベトナム反戦運動,学生運動,ウーマンリブなど、高度経済成長期の日本が元気だった時代…懐かしい気持ちになりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    昭和44年の王子のアパートでの群像劇、グッときました。何だかんだ言っても、この時代は未来への希望があったんですね。う~ん、懐かしい(自分は幼稚園児でした)。

  • 実演鑑賞

    作り込まれた装置が見事。

    不思議だったのは、マイクが見当たらなかったこと。見えないところにあったのかなあ?

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    1969年の雰囲気がとても出ていたように感じます。

    ネタバレBOX

    福ちゃん荘のベランダなのか、物干し場で繰り広げられる展開、舞台セットのつくりが興味深かったです。いろいろな背景の人が、ふだんでは交わることのなさそうな人が出てきて、人間関係が混沌としていたのですが、理解が進むにつれて面白くなってきました。右往左往する人たちの人情が、心にじわりとしみこんでいき、また、ほろ苦くも感じられました。ストーリー全体を通して伝わってくるメッセージに心温まりました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    1969年、王子のボロアパート。昭和は遠くなりにけりも、市井の人々の営みは今も大差なし。当時のトピックの羅列というか、全面に出過ぎなカンジがするんで、物語の背景にうっすら見え隠れするぐらいの匙加減でも良かった気がするなぁ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    4月(春)に相応しい群像劇。
    物語は、1969(昭和44)年 東京・王子にある福ちゃん荘というアパートが舞台。当時の状況や出来事を点描し、昭和の香りを色濃く漂わせるが、半世紀ほど前と現在を比べながら観ると面白い。1964年東京オリンピック後であり、1970年大阪万博前という背景は、2020(2021開催)年 東京オリンピックと2025年万博(予定)という今の状況に照らし合わせると興味深い。

    同時に、4月という出発<門出>時期に相応しい内容であり、公演〈キャスト〉そのものに重なるようだ。物語は、島根県から上京し大学に通う青年が、アパートの住人達と関わり 生き方を模索し成長していく内容。一方 公演は、若手とベテラン俳優で、どちらかと言えば若手をメインに据えた紡ぎで、ベテランは若手を支え 応援するような役柄になっている。若手は 生き活き 清々しく演じ、ベテランは 滋味ある演技、そのキャリアに応じた観せ方が実に好い。
    (上演時間1時間50分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は福ちゃん荘…アパートは板壁・トタン屋根で作られ、正面に物干し台・洗濯機、下手にヒロイン・マリの二階の部屋窓、周りはブロック塀、上部には洗濯物が干してある。上演前から懐かしのメロディが流れ、当時の雰囲気をしっかり漂わせている。

    大学生・中島正道がアパートの管理人として、住人達と交流を始める。まだ何者にもなっていない若者が、当時の世相を背景に色々なことを学び考える成長譚。アパートには、オヤジ連中を手玉に取る女、学生運動家、生物オタクの予備校生、訳あり主婦が住み、隣家 縫製工場の主婦がやって来る。時は、学生運動で東大入試が中止、ベトナム反戦運動ー王子(野戦)病院の廃院、アポロ11号の月面着陸、ウーマンリヴ運動といった出来事を点描し、男の長髪や衣装(昭和レトロ 割烹着等)で流行を表す。

    1969年の出来事を通して、今を考えると面白い。同じオリンピックと万博を前後にした時代、しかし高度成長期とコロナ禍で閉塞感ある今では状況が違う。それでも人の考え方や意識は大きく変化していない。例えば ベトナム反戦運動を声高に叫ぶ主婦、しかし生活実態では米軍の軍<迷彩>服を縫製し、訳あり主婦の夫は軍需<兵器>輸送に従事している。学生にそのことを詰られると、生きていくためには仕方がないと。また意味合いは少し違うが ウーマンリヴ…未だに日本女性の地位向上<男女格差>は諸外国に比べれば低い(2022世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数116位/146か国)。調査発表の度に話題になるが、一向に改善出来ない。

    一方、白川マリ(本名は福子)はオヤジ連中を手玉に取るような言動と行動をし、自由奔放な振る舞いをしている。自分に正直な生き方をしており、周りの住人達はそこに人間的な魅力を感じている。
    建前と本音を使い分け、自分の立場が危うくなれば女も捨てるといった自分本位の考え。しかし それを全否定出来ない<人>の弱さ悲しさ、いつの時代も変わらない。それでも若者は何かの夢や希望に向かって飛び立つのだ。そんな清々しい印象を残す公演である。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     作品は観て頂くとして、当時を生きていた者の1人としてネタバレでは時代背景を主に書いておいた。作品中、自分の最も気に入ったキャラは生物学大好き少女。

    ネタバレBOX

     時代設定は1969年、場所は日本、米軍基地が近くにある安アパート“福ちゃん荘”。住人、マリに吸い寄せられるように出入りする諸々おじさん、新管理人となった地方出身大学生、一応、マッポにマークされている医学部の学生活動家、近所のおばさんたち、在日米軍軍医中佐、警官等々が登場する、色々な意味で沸騰していた時代を描いた作品。
     日本の大学生の多くが海外を流離い、どんどん世界から日本を見るようになっていた時代でもあり、ヒッピーやアングラ、ベトナム反戦運動、公害問題や学生運動の盛り上がりもあり東大の入試が行われなかった年でもあった。新宿にはフォークゲリラや休日ヒッピー等が至る所に見受けられLSDやマリファナ、サイケデリックな紋様を体中に化粧した若者も多く見られた。大江健三郎の「見るまえに跳べ」初版本出版から11年後、小田実「何でも見てやろう」初版から8年だった。フランスヌーベルバーグの影響を受けたATG作品の傑作も多々上映されていたし、天井桟敷の寺山修司、赤テントの唐十郎、黒テントの佐藤信らアングラ演劇も大変な人気を博していた。文化的にも新たな地平へ旅立つ気風が横溢していた時代であった。
     今作では、ドクターと呼ばれる学生運動の活動家がチャラいキャラとして描かれているし、社会経験を積んでいない若者が既成の価値観と対峙するに当たってその体験不足を補完する為に理論に走るのは必然ではある。この若者の必然的な事情には頓着せず、実際に今作で描かれる形は、軽薄なプロパガンダの域を出ていない連中が居たにせよ、こんなにレベルの低い連中ばかりだった訳では無論ない。貧困を抱える地域や被差別民にキチンと寄り添い活動していた活動家も居たし、公害被害者の側に立って地道な支援を継続していた者たちも居た。また公安の行動・言動を予め予測しシナリオに書き上げた上でシナリオに書かれた行動を態と目につく形で実践、公安の出方が元々書かれたシナリオ通りだったことを発表して揶揄し頭脳戦で戦った者も居た。
     中佐が米兵たちの抱えていたアンビヴァレンツを吐露するシーンは、確かに説得力がある。然しベトナム戦争で最終的に米兵の死者数は戦死・その他の死を含め58220名。それに対してベトナム人死者数は正確な数が分からない程国土も荒らされ民衆も虐殺されて実数は確定できていないが約300万人。ソンミ村虐殺事件も表に出た有名な事件というだけの話で他にも多くあったと想像されるというのが、当時多くの人々が感じていたことでもあろう。70年代初頭に明らかにされたトンキン湾事件の真相をみればアメリカが如何に汚い手を使ってベトナム戦争拡大を図ったかは明白である。また、今作でも言及されているダイオキシン汚染は、未だに悪影響が続いている。
     付言しておくなら、公安は、スパイを大学に送り込んだり、未成年活動家に何人もの監視を付けて追い回したりを散々やっていたし、少なくとも米べったりの日本保守勢力が当時統一教会、国際勝共連合と歩調を合わせ組織的に左翼弾圧に走ることには目を瞑っていたことも疑われる。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    北区辺りの古びたアパートを舞台にした'69年頃のお話。アパートといっても、組まれているのは、二階の物干し場と、中はよく見えないヒロインの部屋、その前の平屋部分の屋根。一階というか、地面が見えないという描き方は上手いと思ったが…。

    ネタバレBOX

    …飛び降りるシーンでの着地音などは、もうひと工夫欲しかったかも。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ありふれた木造アパート、共同の洗濯機、
    熱病に侵された様な学生運動、未成熟だが活力に溢れていた時代。
    そんな中しっかりと自分を持って生きていく女性。
    あの頃らしいドタバタが優しく描かれて、とても面白かったです。観終わってちょっとホッコリ。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    まだ生まれていない時代の話ですが、現在と酷似している世界なので、他人事に思えなかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/04/27 (木) 19:30

    1969年、高度経済成長は飛躍的な拡大により、目まぐるしく時代が進んでいる。
    古びた木造アパート「福ちゃん荘」には、今日も個性豊かな住人たちが右往左往。
    何気ない日常風景の中で、若者たちが心の在り方や真の自分を探し求め、生き方を選んでいく物語。
    これを柔らかい視点で捉えた、ほっこりする作品でした。

    ネタバレBOX

    舞台がとても良いですね。リアリティのある「福ちゃん荘」。
    部屋の窓から出入りが出来たり、2階という設定上、客席からは見えない
    架空の1階から芝居を成立させることが出来る、空間を上手く利用した視点は参考になりました。
    台本の内容も上品な言いまわしが耳に残り、非常に昭和的な劇作品です。
    第36回公演と言うだけあり、劇団の歴史を感じました。

    ベテランと若手俳優に関して
    日常的な設定内容では変化が乏しい分、どうしても演技力に差が出るように思います。
    ベテラン陣は自然体な演技。若手は演技の演技。
    年齢の離れた役者の絡みではそこが気になり、若干退屈さを感じる一面もありました。
    若手を育てて行けると、もっと精度が上がって作品そのものに重みが出ると思います。

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