満足度★★★★
これは面白い!
全く観るつもりがなかったのですが、家族が、「演劇好きなら観るべし」と言うので、急遽行って来ました。
まあ!これは、家族の言葉を信じて良かった!
シェークスピアの台詞が、何度、今の日常の言葉として、心に跳ね返って来たことでしょう!!
演出がガジラ風と思ったら、船岩さんは、鐘下門下だったのですね。
凄く、私好み!次回公演も既に楽しみになりました。
満足度★★
着眼点は面白いが作りこみ不足。また脇役の扱いがひどい
シェイクスピアの比較的マイナーな作品を使って政治批判、という手腕は面白いと思ったし、演出も色々凝っていたとは思うのだが、はっきり言って作りこみが甘い。
原作の世界と表現したい世界がぶつかってしまっている。
現代日本の政治劇としてみるには原作の枠組みが邪魔になるし、かといって「リチャード二世」としては崩壊しているので、どっちつかずだ。
もっと原作から大胆に離れて自分達の世界を構築した方がよかった。
彼らがウェブサイトで謳っているように原作を全く知らなければそんなことは無く☆4にできたのだろうが、しっかり原作(の和訳)を読んでしまった身としては……。
原作なんてどうでもいいといってしまえばそれまでだが、シェイクスピアを下敷きにする以上、シェイクスピア劇のファン(マニア)も見に来てしまうということを納得いただきたい。
どうせなら、原作に変に忠実に王の物語にせず、いっそ舞台を日本(あるいは架空の国)にして、そこの首相の話にした方がよかった。
リチャード二世そのものを登場させてしまうと、どうしても原作の方も意識せざるを得ないので、どうにも話にのめりこめないのだ。
舞台を日本にしても、政治劇なのにボカボカ殴り合ってばかりなのは世界観に合わないと思う。
国会中継などでも議員が殴り合っているのなんて滅多に見ないのだが……。
リチャード二世の枠組みを使っているのに、リチャード2世とヘンリー4世以外の男性登場人物の扱いが杜撰なのも気になった。
全員スーツなもんだから全く見分けがつかないし、名前も一切出てこない。
私はヨーク公しか認識できなかった。
演出するほうは役者のことを全員把握しているからあれでいいのかもしれないが、下手をすると観客側は「誰か知らないけど色々べらべらと喋っている」と認識するだけで終わってしまう。
せめて登場人物紹介のパンフレットくらい用意してほしい。
あと王妃のエピソードを登場させる必要性がわからないし、王妃のキャラクター自体も疑問。
全然共感も同情もできない。
さらに言えば、男たちの政治劇なのに最初に出てくる事件が王妃がらみなのもおかしいと感じた。
結局王妃は政治には絡まなかったし。
政治に絡むのは男だけ、というのは、ヨーク夫人の削除からも見てとれる。
個人的には、店員二人が舞台の服の上に上がってしまったのは演出上のミスだと思う。
服が何を象徴しているかを考えると、あれは絶対にやってはいけなかった。
詳しい話はネタバレになるのでBOXへどうぞ。
満足度★★
つらかった・・・
冒頭からいきなり大きな岩をぶつけられたような感覚に襲われ、私はショックを受けたまま立ち直れずに最後まで観ていました。なので内容もよくわかりませんでした。終始、大きな声や音にびっくりしていたんですが、表現としての必要性が素人の私にはわかりませんでした。すいません。
満足度★★★★★
素晴らしい力作
昨年から観劇を決めていたが、熱量が半端ではなく、想像を超える力作だった。作・演出の船岩祐太さんは1985年生まれというのだから驚きです。
原作はシェイクスピアだけれど、むしろシェイクスピアにまったく関心のない人に観てもらいたい。
演劇好きな人ならまちがいなく「見逃したら損」と言える作品。どれだけ凄いかぜひご自分の目で確かめていただきたい。
満足度★★★★★
良すぎて何も言えない
新年1本目に見た芝居で、これが来るとは!
普段、見ないように触らないように考えないようにしてた事を、目の前に差し出された感じです。
出演者も熱演で、演出も素晴らしかった。
小さな空間が、小さなこの国に見えました。
もう、今年はこれを超える芝居を探すのが楽しみです。見つかるかな?
知り合いという知り合いに、これを見ろと言いたい。というか、言う!
満足度★★★★★
これはすごいです。
原作の予備知識ゼロでも楽しめました。
楽しめたというか、圧倒されてしまいました。
古典をモチーフに現代を見つめ直す。
その行き着く先は…。
当日パンフがしっかりしているのもすばらしい。
満足度★★★★★
(((o(*゚▽゚*)o)))
砂地『リチャードII』@スペース雑遊、観た。
名作過ぎて溜息しか出ない。
リピートしたい!!!
心を締め付けられ揺さぶられる濃密すぎる2時間。
久々に完敗な劇(((o(*゚▽゚*)o)))