「その先の闇と光」 公演情報 「その先の闇と光」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-12件 / 12件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A「壁の向こうの友人―名古屋保険金殺人事件―」
    B「明日は運動会―和歌山毒物カレー事件―」を観劇

    Aは面会室での被害者家族と犯人に
    拘置場の職員が狂言回し的な役割で加わる
    Bは加害者家族の長女宅居間に
    家族が集まり母の無実を訴える為に
    ネットに動画を投稿するか否かでの話で
    事件経緯や司法の判決の歪さを表現していた

    犯罪ものは興味深く
    いろいろと映像関係など中心で視聴等しているが
    実際の事件を背景にした作品は重みが違うなぁと
    感心しきりでした
    確かカレー事件では
    長女さんが心の闇を広げてしまって・・・な
    結末になっていましたね・・・昨年

    作品の切り口的には
    王道な感じでしたが
    やはり背景にある現実からの重みは凄かったなぁと
    強く感じた2作でありました

  • 実演鑑賞

    A「壁の向こうの友人」B「明日は運動会」を観劇。
    実際に起こった事件を題材にし、それぞれある一つの視点から描くことによって事件の本質なり、(大げさに言えば)日本社会の実像が描かれており目を見開かされる。Aは死刑制度の是非について、Bはマスコミ報道の在り方について、それぞれ考えるいいきっかけになったと思う。
    ただそれぞれを一篇の物語として捉えた時に、もどかしさだったり釈然としない感情を抱いてしまった。Aでは被害者の兄が犯人に対して(タイトルにあるように)まるで友人に語り掛けるような口調だった。最後の面会で、何回も面会した理由と合わせてその理由にも言及していたがあまりに複雑な感情で理解することができなかった。これについては実際に被害者の兄が書いた手記が出版されているので是非読んでみたい。
    Bは加害者の4人の子供たちが久々に集まった(長男が集めた)家族会議の目的が母の冤罪を兄弟全員で動画で投稿しようというもの。この設定自体何かピンとこなかったし、物語の落ち自体が決まっているので、自然と会話の中に興味を引かれそうなことを探すのだが不覚にも途中で眠気が襲ってきて、肝心な長姉の台詞を聞き逃してしまった。無念。いずれにしてもなかなか出会えない社会派(嫌な表現だが)の作品を観劇できたのは貴重な体験だった。
     

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ACを観劇しました。

    ネタバレBOX

    事件の残忍さを強く感じました。初めから終わりまで続く、緊張感がたまりません。実際に起こった犯罪事件を題材にして、鋭い視点でとらえたストーリー展開に、その先にあるものは、闇にも光にも感じられました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    AとCの回を拝見しました。特にAの保険金殺人方は両方の気持が伝わってくるような素晴らしい演技で胸が苦しくなりながら拝見しました。Cの世田谷一家殺人事件の方は未だ解決していない事件ですよね。本当に忘れてはいけないと思いました。事件と向き合う前向きなラスト良かったです。脚本、演技ともにとても素晴らしかったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白い、お薦め。【A・B】観劇

    濃厚な骨太作品…内容的には全国的に知られた刑事事件をフィクションとして描いているが、そこには(刑事)司法への警告も込められている。物語を虚実綯交ぜにすること、その客観化によって興味・関心を持たせる上手さ。背景や状況を被害者・加害者側という(対決)構図とは一歩引いた立場の人物を絡ませることで、どちら側にも偏ることなく観せる。刑事事件という性質上、笑う要素を排除し冷徹に描き切った秀作。

    勿論 俳優陣の熱演、その演技力に負うところが大きい。同時に A「壁の向こうの友人ー名古屋保険金殺人事件ー」は、シンプルだが 被害者(遺族)・加害者そして刑務官という3者三様の立場が一目瞭然の舞台美術が見事。一方、B「明日は運動会ー和歌山毒物カレー事件ー」は加害者の子供たちという残された家族の辛苦。刑事事件としては動機不明、状況証拠のみという曖昧な捜査に照らしてみれば納得のいかない判決、そこに問題を投げかける。事件が世間の注目から遠のき、穏やかな暮らしが…あえて波風立てる行動を起こす必要があるのだろうか。その選択を自らしよう 「もう逃げない」と…。

    基本的に 両作品とも心情劇。Aは、決して許せない<心>とは別のところで疼く<思い>のようなもの、その揺れる気持があるのも事実。Bは加害者(母)の子供であり、決定的な物的証拠がない以上 信じたいが、しかし長女の「(母)眞須美を信じられない、娘だから言え(分か)ること」には驚愕する。ちなみに、Bはいつ時点での話であろうか。

    A「壁の向こうの友人ー名古屋保険金殺人事件ー」
    B「明日は運動会ー和歌山毒物カレー事件ー」
    (上演時間1時間45分 途中休憩なし 舞台転換5分)

    ネタバレBOX

    A「壁の向こうの友人ー名古屋保険金殺人事件」
    拘置所 面会室…中央にアクリル版越しに面会する椅子2つ、上手に刑務官が座る場所があるだけ。冒頭、刑務官・岡本(江刺家伸雄サン)が拘置所と刑務所の違い、分り難い法律用語・制度等を説明。

    被害者親族(被害者の実兄)・原口(虎玉大介サン)と加害者・長谷(幸将司サン)が面会し、何となく情を交わすことはないと思うが、ここでは加害者の〈死刑判決〉を巡るドラマという観点で描いているようだ。加害者の自己利益(会社経営)のために弟を殺された兄が減刑嘆願をする。仮に弟に妻や子がいたら、その家族は加害者を許せるだろうか。確かに兄も加害者に向かって「絶対許さない」と叫ぶが…。

    しかし、理性という建前の扉に隠された、人の奥底に潜む 剥き出しの本性が引きずり出されるのではないか。その意味では 一歩引いた立場、そこに真のエゴイズムが見えなかった。理論の「死刑廃止論」…その賛否は色々あろうが、どちらにしても その理屈は被害者家族の悲しみを超えることは出来ない。そこにあるのは理論 理屈ではなく激情・滂沱という心だから。この物語で物足りないとすればキレイごとのようで<心>が迫ってこないこと。

    B「明日は運動会ー和歌山毒物カレー事件」
    加害者の子供たちが集まり、母の冤罪を晴らそうと相談する。そのため長女の家へ。中央にソファ、ローテーブル・椅子が置かれた一般的なリビング、それゆえリアルでもある。

    長女・森田真子(丹下真寿美サン)は結婚し子もいる。勿論 夫・清水(阿紋太郎サン)は妻の母が殺人を犯し死刑囚であることは知っており、それを承知で結婚している。長男・高史(二神光サン)は、母の事件が動機・物的証拠なし、さらに自供もしていないことから冤罪の可能性を疑っている。二女・裕子(永池南津子サン)はプロポーズされ 近々結婚する予定だが、相手には母の事件のことは伝えていない。三女・由梨香(福井花耶サン)は幼い頃のことで良く分からないが、長男が言う金になるなら…。子には子の夫々の生活があり、今の状況を語り合う。

    世間から忘れ去られたであろう事件、それを今更蒸し返したくない、というのが本音。しかし、もし冤罪であればという肉親(子)であるがゆえに揺れる心情が痛いほど伝わる。一方 母のことを忘れることによって自分の小さな幸せを掴むことが出来る。その天秤の傾きの如きあちこちに漂流するような濃密な会話。そんな中で放った長女の言葉が衝撃的だ。

    フィクションとノンフィクションの絶妙な境界をなぞった秀作。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ACを観劇。それぞれの事件の側面を創作した物語ではあるが,実際にあったのではと思ってしまうほどの力のある作品。いずれも考えなければならない内容の芝居であり,気楽には観ていられない。しかし,観劇後には見て良かったと思うほどの訴える力はあった。おススメしたい芝居である。個人的には,お目当ての役者さんを久々に観れてとても嬉しい。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ACを見ました。A:被害者遺族と加害者、それを見守る(いや、監視か?)刑務官。初めて知ることもいろいろありました。被害者遺族はもちろん、加害者の家族も不幸にしてしまう罪は大きいと思いました。
    C:遺された遺族の悲しみはいかばかりか。早く解決して欲しいものです。
    どちらもビターなテイストで、私が最近避けがちな内容でしたが見て良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A+Cの回を観劇。実際に起こった犯罪事件を題材にした連作集だという前情報のみで観たので、正直なところ、胸糞が悪くなるような内容だったらどうしようという不安もあったのだが、予想とは全く違う舞台。素晴らしかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A,Bを観劇。Aは加害者と被害者家族の話、Bは加害者家族の話でノンフィクションではないかと思うほどリアルだった。
    両劇とも死刑制度について考えさせられる凄くいい舞台でした。

    ネタバレBOX

    前の席の人が話をしながら見ているのが凄く気になってしまった。途中から一人が寝いていたが見る気がないなら前のほうの席には座らずに後ろの端に座ってもらいたい。
  • 実演鑑賞

    良い舞台だったと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    A・Bの回を観劇しました。
    両作品とも興味深い内容で、とても良かったです。
    事件の加害者、被害者、それぞれの家族や関係者、それぞれの思いや辛さを感じ、胸が苦しくなりました。
    視点を変えると、事件に対する印象も変わってくるような気がしましたが、自分が被害者の家族だったら、やはり同情の余地はないかなと思いました。
    登場人物の言葉や思いに共感したり、共感できなかったり、様々な考えが頭をグルグルし、観劇後は、すごく疲労しました(勿論、良い意味です)
    役者さん達の迫真の演技も、素晴らしかったです。
    考えさせられる良い舞台でした!        

  • 実演鑑賞

    とても良かったです。
    特に二本目に見た和歌山カレー事件を元にした劇が良かった。
    二本立てじゃなくて、一本もので公演うてるんじゃないかと思うくらい。
    と思ったら、すでにこれ一本で公演していたんですね。納得。

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