2009年度秋期演劇コース劇場公演
2009年度秋期演劇コース劇場公演
実演鑑賞
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/10/24 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://enbuzemi.co.jp/enbufesta/2010autumn/#details
期間 | 2010/10/23 (土) ~ 2010/10/24 (日) |
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劇場 | 笹塚ファクトリー |
出演 | 赤堀博子、栗本多栄子、相良康代、佐々木千恵、下里孝朗、武田立、長菜々美、徳田淳子、野崎百合香、増渕規予子、松香瑞葉、柳下沙織 |
脚本 | |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 1,200円 【発売日】 前売1,000円/当日1,200円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | こんにちは。ハイバイという劇団をやっています、岩井秀人です。 僕は基本的には自分の身の回りの事件を元に台本を書いておりまして、 今回の講座に誘って貰った時にも、まっさきに 「それをみんなにやってもらうしかない」 と思いまして、結局こうして、受講生のみんなに自分の身に起きたことを台本に書いて貰い、そして実演して貰います。 これ実は、演劇の根源的な形なんだと思います。 僕たちが普段見ているお芝居って、舞台上に何人かいて、 さもそこの「登場人物」が喋って、さも「登場人物」悲しんだり笑ったりしているように見えますが、 実はその「登場人物」達は誰か一人の人が台本に書いたものを、 その人の代わりというかその、書いた人の演技がへたくそだったり、 恥ずかしいから書くだけにとどまっているだけだったり、 俳優側からしてみたら「お前が書いたけど俺の身に起きたこととしてみんなには知らせたい」 と思っていたりという、色々な思惑があって、今の「いわゆるお芝居」というモノがあるのだと思います。 でも大体の台本のある芝居は、ある一人の作家が書いた妄想だったりするのです。 果たして、そうやって「書く人」「演じる人」が別れていた方がいいのでしょうか。謎です。 「演出家」というのも謎です。 何百年か前までは「演出家」なんていなかったらしいですし。 今回、まず、みんなに、それぞれの身に起きた印象深いことを話して貰いました。それはそれは面白かったです。 みんなで不幸や事件を共有する。 そのために「他人」って存在するんじゃないかとすら僕は思っていますから、生きていて良かったくらい思いました。 そして次に、その、みんなの前で話した時に録音録画しておいたものをみんなに持ち帰って貰い、それを元に台本にして貰いました。 話したときのみんなのリアクションや、その時の自分の「初めて話す感」というのを元に、「じゃあ、それをまた大勢の人の前で当時を再現しつつ表現するとしたら」という課題を与えて、もう、あとは稽古です。 今これを書いているのは8月の上旬ですから、みんなの台本がとりあえずの形で出そろったところです。 今日、今、あなたがこれを読んでいるのがいつなのか分かりませんが、僕たちは僕たちの過去を使って、誰かとつながろうとするために、稽古をしております。 人生はもう、そりゃそりゃ、悲しくて笑えます。 みんなの過去はもう、そりゃ悲しくて笑えます。 是非是非、これをみて、自分の人生の悲しさも思い出して笑って貰えればと思っております。 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 作・演出・出演 赤堀 博子/栗本 多栄子/相良 康代/佐々木 千恵/柴田 佳菜子/下里 孝朗/武田 立/長 菜々美/徳田 淳子/野崎 百合香/増渕 規予子/松香 瑞葉/柳下 沙織 構成だけ 岩井秀人(ハイバイ) |
僕は基本的には自分の身の回りの事件を元に台本を書いておりまして、
今回の講座に誘って貰った時にも、まっさきに
「それをみんなにやってもらうしかない」
と思いまして、結局こうして、受講生のみんなに自分の身に起きたことを台本に書...
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