【ご来場ありがとうございました】も字たち 公演情報 【ご来場ありがとうございました】も字たち」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    濃密なミとユとジとカとル
    初 FUKAIPRODUCE羽衣!
    かなりおもしろいデザインのチラシにひかれて
    「いじけじゃない虚無ver.」を観劇。

    新宿ゴールデン街劇場の小さな空間で、
    こんなに濃密で濃厚なミュージカルを観劇できるなんて…最高!!
    けっして全員が歌がものすごくうまい訳ではないのに、
    強烈な印象と余韻が心地よく残る作品だった。
    楽曲がものすごくイイ。歌詞がおもしろすぎる。
    視覚的にもメイク、衣装、ダンス、形態模写etc…すべて強烈。
    もちろんストーリーもかなりおもしろい。

    残念なのは時間がなくて「やけくそじゃない享楽ver.」を
    観る時間が取れなかったこと。
    CD購入して聞きましたが、観たかった…。


    ネタバレBOX

    特に気になったのが…

    目のまわりをブルーラメで縁取った鳩メイクが強烈!
    さらに、どこにこんな布売っているのか(tomato?)…
    ロイヤルコペンハーゲン風ブルーフラワーのコーヒーカップの
    ような柄のオールインワン(肩にはなぜか針刺しが)の衣装…
    こちらも相当強烈!

    この鳩メイク、衣装で全員が
    「アとハとハとハとハとハとハとハとハとハと」
    この台詞を聞いたとたんに鳩の形態模写がはじまる。
    クルックークルックー
    忘れられない!強烈なインパクトだった。
  • 満足度★★★★★

    強烈、中毒になりそう
    初見。言葉・歌・動きにより理性の壁を突き抜けた表現で、感性があえばつぼにはまる。60分弱とは思えない濃密な時間。

  • 満足度★★★★★

    愛おしくって、たと、のと、しと、い。
    「やけくそじゃない享楽Ver.」

    動いている姿を見ているだけで、気持ちが揺さぶられる。
    人が感じる「不安」と「希望」という2面性がそこにあるからだろう。
    そして、手作り感ある舞台と、役者たちが「天」へくっと伸びる姿が美しいし、愛おしいと思うのだ。

    ネタバレBOX

    冒頭の哀愁感とせつなさ溢れる男の姿から、舞台はスタートする。
    その要素を背中にきちんと感じさせつつ、猥雑感を生命力で歌い上げる。

    突き抜けた明るさではなく、単にせつなさでもない、そのバランスをいつもFUKAIPRODUCE羽衣の舞台に感じる。

    「はと」という設定がたまらない。
    彼らは何も考えずに動いているように見えるのだから。
    だから、「考えすぎ」の人には妬ましくもある。

    恋愛や男女関係が物語の中心にあるように見えているのだが、今回の舞台で、その本当の姿が見えたような気がする。
    「人」とのつながりに「不安」や「恐れ」を感じつつも、「希望」を持っているということがすべての舞台にあるのではないだろうか。

    そうしたいろんな要素を込めた上で、「前に!」という気持ちがきちんと出ているからこそ、胸に響いてくるのだと思う。

    だから、ラストはとても素晴らしいと思った。

    そして、(後方の席で観ていたということもあるが)小さな舞台とそれを見守る観客を入れた「箱」が、まるで、ムットーニのカラクリ箱のようにも見えてきて、なんだかとても愛おしくなってきたのだ。
    お揃いのヘンテコな(笑)衣装を着た人たちが、動く様はキラッキラしている。

    そしていもつまでも観ていたいと思ったのだ。

    役者では、日高啓介さんの哀愁感(特に台詞回し)が素晴らしいと思った。深井順子さんの上に伸びる様子はいつも本当の身長以上のものを見せてくれる。寺門敦子さんの恋人感(笑)も良かった。そして、伊藤昌子さんの表情は素敵であった(特に笑顔)。伊藤さんは、ホームの「阿佐ヶ谷南南京小僧」で拝見したときに「怪優(快優?)」ぶりが素晴らしいと思ったのだが、その良さがさらに出ていたように思えた。

    もう1本の「いじけじゃない虚無Ver.」が観られないのが残念。
  • 満足度★★★★★

     
    観劇虚無バージョン

  • 満足度★★★★★

    相変わらず楽曲が素敵だ。
    ゴールデン街劇場は彼らにとってホームグランド。最近、大きな劇場での公演が多かった羽衣だが、本拠地に戻って伸び伸びと演じている様子がわかる。

    相変わらず糸井幸之介の楽曲が素敵だ。初めて聞いても耳に心地よく響く。歌も踊りも進化しているようで見ていて気持ちがいい。2バージョンあるそうだが、台本は同じ、音楽だけ違うという試み。そういう2バージョン今まで聞いたことがないぞ。楽しみでならない。

    ちなみにこの劇団、最近、全ての観客に無料で台本を配ってくれる。これは凄い。公演を観る前に台本を見ることが出来るのだ。そんな劇団、他にあるだろうか?あらためて、糸井幸之助の書く台詞を文字で読んでみたが、台詞自体も音楽になっている。

このページのQRコードです。

拡大