『442』 公演情報 『442』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★

    145分を感じさせず
    第二次世界大戦中の米軍日系人部隊を中心に描いた音楽劇。
    戦後の穏やかな授勲パーティー場面から入り、マンザナ収容所などを経て激戦地の様子に到る流れが巧みで、ピアノトリオ+3管(tp.tb.sax)のセクステットの生演奏や合唱などもあり145分の長さは感じず。
    なお、ヒロイン(の精神)が祖母(の肉体)に乗り移り戦時体験をする設定に『ザ・ウインズ・オブ・ゴッド』を連想。

  • 満足度★★★★

    銃を撃たないことで味方を殺している。
    胸にグサリときた言葉です。ジョーはやはり戦場に来てはいけなかったのでは。。。本土で戦争に行かないことで差別と戦うことはできなかったのか。。。考えさせられます。
     442部隊の活躍はちょっとは耳にしていましたが、あんな人種差別主義者の白人上官がいたとは知りませんでした。勇敢に戦って亡くなった方たちがほんとうにお気の毒です。
     舞台はジャズやコーラスが違和感のない形で挿入され、その楽しさが戦争の悲惨さをいっそう引き立てていました。ただ、歌が多いと上演時間が長くなるので、カットできるナンバーもあったような気がします。
     ローラ役の女優さん、すごくスタイルがよくてきれいな方なのに姿勢が悪い!姿勢の悪さ、歩き方の悪さで目だってました。もったいないです。キャリアアップのためにもダンスやバレエのレッスンを受けることをお勧めします。(もしもう受けていらっしゃったら、先生を変えた方がいいです。)

  • 満足度★★★★

    早めに入場が、お勧め
    開演前から、舞台は、パーティ会場として、始まってます。生伴奏のジャズが、楽しめます。コーラス、ダンス、ジャズが、作品と共存共栄した、素敵な作品でした。

    ネタバレBOX

    アメリカで生まれ育ち、市民権を持ちながらも『敵性外国人』として、迫害された日系二世の人々。
    強制収容所に送られる彼らの嘆きと不安は、計り知れない。
    それでも男たちは、忠誠心の証明と自分たちの未来の為に、戦場に向かう。だが、そこでも、迫害されたり、大事な仲間や夢をも無くしたり・・・戦争の悲惨さは、生き残っても、心の傷は大きい。
    だが、待っていた家族や仲間と、新たな未来に、向かう姿が、素敵な作品でした。

    コーラスの幅広い世代の参加が、作品に深みを増したと、思いました。本格的なコーラス、ダンスに、ジャズが、自然に必然として、活きていて、とても、楽しめました。

    それだけに、ハンパな、コメディーさが、気になった。もうすぐ昇進の独善的な大佐?少佐?チョーサとも聞こえたが・・・妙子も、大げさな部分が、あった。
  • 満足度★★★★★

    完成度が高い
    ストーリーが秀逸。いつの間にか日系人社会に引き込まれてしまった。ダンスや歌も芝居に劣らず本格的だった。

  • 満足度★★★★

    うん、泣けた。
    日本人として泣けた。

    ネタバレBOX

    とはいえ、彼らなぜかアメリカ人としての自分に誇りを持ってるようで、その辺りにズレを感じました。最後のアメリカ国歌を歌うところなどは、まぁいい歌ではあるけど・・・『???』的な感じで、大和魂見せてくれよと、君が代歌ってくれよと、なんだかもやもやとした気持ちに包まれました。

    それにしてもキム中尉は良かったです。泣けました。
    ところで彼が韓国人であることの秘密って語られましたっけ?途中少々寝てしまいまして・・・。

    まぁなにしろ完成された素晴らしい舞台でした。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい舞台を有難う。
    舞台は、2000年から。クリントン大統領は442部隊に対して「間違った政策」と謝罪、英雄たちに勲章が贈られる祝賀パーティの席に訪れる英霊達のシーンから。これらの情景は開演前から舞台上で華やかに演出される為、観客はどっぷりとそのパーティーの様子を目の前にして、気持ちも高ぶる。

    以下はネタばれBOXにて。

    ネタバレBOX

    戦死してしまった英霊の一人は、彼が昔愛した女性に似たローラを時間の捻れに巻き込んでしまう。そしてローラは祖母のフラウとして、その時代の成り行きを見る事になるのだった。


    時は真珠湾から始まった日米太平洋戦争。アメリカでは、日系人へのバッシングが最高点に達し、日系アメリカ人は、1世2世・日本国籍アメリカ国籍にかかわらず、人里離れた強制収容所に送られてしまう。

    しかし、従順で士気に燃える若き2世たちは、その身をヨーロッパ戦線でドイツとの戦いに身を投じることとなる。それに至ったのにはどのような理由があったのか?
    そして、彼らは、ドイツ軍との血で血を洗う壮絶な戦いに遭遇する。

    彼らは戦場でも忠誠心を誓いながらも、差別を受けて、より過酷な戦場に追いやられ多くの犠牲を強いられたのだった。

    やがて戦争は終わったものの、生き残った彼らの部隊442は当初の半分しかいなかったという。「本土アメリカ」で「祖国とは何か」「愛国心とは何か」という、2つの国の狭間で揺れながらも、「アメリカ人」として、戦いに身を捧げた442連隊。

    市民権を持ちながらも「敵性民族」として迫害された日系二世の男達は、自らの忠誠心の証明に、そして自分達の家族と子孫の未来の為に戦場に向かう。そして「Go for broke!」の言葉と共に死を恐れない活躍を見せたのだった。

    これらの筋を丁寧に演出し、音楽と照明の技も加味され美しい舞台だった。スーが軍曹に犯されて失語症になった光景は涙が出て止まらず、そこを沸点として次から次へと溢れる涙を堰き止める術はなかったが、しかし、その感動の涙は終演後、素晴らしい舞台を観た満足感でじわじわと満たされたのだった。

    アメリカ陸軍442連隊。442連隊は、すべて日系アメリカ人のみで構成された、アメリカ軍で最も多くの犠牲を出し、最も多くの勲章を受章した部隊でもある。

    キャストらの演技力、ダンス、歌、コミカルさ、演出、照明・・・全てを総合して崇高な舞台を観ました。

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