満足度★★★
独特の空気感
たくさん並べられた椅子。そのどこにも居場所はなく、時空観念を超えて東京を彷徨する女。F/Tトーキョーの演目としても合っていたと思う。
落語的なおかしみもある。
前田司郎さんが俳優としても面白い持ち味の人なんだなーと認識できた。
だが、外部に書き下ろした作品のほうが私は好み。
もっと笑いたかったので。
満足度★★★
何かが分からないことが分かった
五反田団の本公演は、初めて観ました。
客入れの景色がかっこよくて、まずはそこで満足。
金曜の夜20:00開演だからか、ほぼ満員。
スタッフもキャストも、ある一定のクオリティを維持していて安心して観られました(お金を取って見せているからプロとして当然といえば当然ですが…)。
普通にしていれば、普通に生きられること、現実に取っ掛かりがないような感覚の浅い深度が、ミリ単位で絶妙に合致してた印象です。
この、何かが分からないんだけど、なんだか分からないって感じ、それ自体が分からなかったので、観ることによって気づけたっていう感じ…。
しかし、隣の人と、さらに隣の人は時々舟漕いでました。どちらもスーツ姿のサラリーマン。何かが派手に起こるわけでもない、それがもちろん良いところだけれども、金曜の夜でしたから…。企業戦士たちにはちょっと荷が重すぎたのでしょうか。
正直、演劇慣れしている人には勧めたいけれど、あまり普段から舞台に興味ない人には「一緒に行こう」とは言い出しづらい気がしました。
来年2月にも本公演が決まっているとのこと、楽しみにしております。
うーんなんかつまらなかった。
のっけから最後まで興味持てなかった。
脚本は面白くて好きなのだが、、、、、役者かなあ。
主役の人が五反田団的ではなかった気がした。
もっと本当は面白くなるはず。
五反田的じゃなくても面白くやってくれれば何でもいいのだが。
チェルフィッチュっぽいと思っていたら本当にそうで苦笑い。
アフタートークで前田さんが
今日はうまく行ってなかった。作品自体も新い挑戦をしようと迷子になるつもりだったが、いつも通りまとまった出来になってしまいました、すみません。
といっていて汗。
いつもより高い金払って観に行ってるのに。コラっ。
しかし前田さんの人柄による面白いトークと言い訳に聞こえない言い訳にごまかされて、失敗作を見せられたとゆう印象が消え、じゃあ次はがんばってねと思わせるくらいの煙巻きアフタートークで本当にずるい、そして頭がいいんだろうなと思った。
そもそも、アフタートークっていつも疑問なんだが、
あれはこうゆう意味で、ああしたかった、こうだった、と語るのは演出家として負けなのではないか?伝えられてないってことにならないのか?アフタートークを聴かないとわからない作品てどうなんだろ。
面白ければなんだっっていいけど。
いつもアフタートークで解説してる劇団いるけどなんか違うんじゃないかなあ。五反田団がそうだとかじゃなく一般論として。
前田さんがすんごく面白いから前田さんが主役やって欲しいです。
満足度★★
好みではありませんでした
WEB上のレビューでは絶賛に近い公演ですが、私には不満が募る公演でした。単純に、好き嫌いの問題ですが。
おそらくいつもそうなんでしょうが、五反田団の舞台の俳優のあの脱力した、べったりしたしゃべりと振る舞いが、個人的には好きになれないです。虚構の世界を立ち上げるには、表現の「飛躍」が必要なんだと自分は考えますが、あまりにのっぺりした日常に寄り過ぎていたような気がします。また、芝居を構成する各々のストーリーがそれこそ迷子になってしまっていて、芝居にまとまりがなかったように感じました。まあ、これも前田氏があえてそうしたのでしょうし、私の感度が悪かっただけかもしれません・・・。
満足度★★★★
やっぱ面白いわ
五反田団2回目です。個人的にツラく感じるシーンもありましたが、会話、対話、登場人物の連鎖、関連性のビミョーな具合がバツグンでした。面白いです。色々なお芝居を観劇していますが、日本演劇界では観客の大半が女性であることが多いです。その中、今回五反田団を観劇した回は男性・女性の比率がほぼ半々でした。素晴らしいことと思います。
満足度★★★★★
見えてるのに手探りで歩く、心の地図の中
物語の展開、重ね方、つなげ方の縦横無尽さ、そして台詞回しに前田節が炸裂してた。
面白い!
笑いの散りばめ方やセンスも好きだ。
これは大好きだな。