五反田団『迷子になるわ』 公演情報 五反田団『迷子になるわ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★

    見ごたえがあった。
    見ごたえのある作品だった。

    ネタバレBOX

    構造はなんとなくわかった気がする。
    演劇を脱ぐという演劇祭のコピーとはあってないきがした。
    テーマ的なものも最近の演劇のどまんなかだったように思え。

    内側に入っていくところは、自分には圧巻だった。
  • 満足度★★★★

    ほぉ
    おもしろかった!でも、ちょっと物足りなさが…

  • 満足度★★★

    独特の空気感
    たくさん並べられた椅子。そのどこにも居場所はなく、時空観念を超えて東京を彷徨する女。F/Tトーキョーの演目としても合っていたと思う。
    落語的なおかしみもある。
    前田司郎さんが俳優としても面白い持ち味の人なんだなーと認識できた。
    だが、外部に書き下ろした作品のほうが私は好み。
    もっと笑いたかったので。

    ネタバレBOX


    「東京にずっと住んでて、うち、親が医者で看護婦のお母さんと結婚したの」と女性が言うが、「東京タワーは修学旅行で来て以来」など、辻褄が合わない。
    すべてが彼女の心象風景で、現実の話ではないととらえるにしては引っかかる。
    現代の話なので「看護婦」という呼称も気になった。
    「目黒は品川区」と解説する割に、「中央区有楽町」なんて台詞が出てきて違和感が。
    前田さんはあまり細かいことにこだわらない人なのだろうか。
  • 満足度★★★★★

    落語っぽいなぁ~。
    とニヤニヤしながらラスト迄楽しむ。
    粗忽長屋、犬の目、あたま山etcの奇想天外な落語の名作がフラッシュバック!

    ネタバレBOX

    終演後、前田氏に「物語の構成が落語っぽくて面白かったのですが、
    意識して作られたのですか?」と問い掛けると、
    ご本人は「全く意識してないです。」とのことで、
    さらにビックリ!!
  • 満足度★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★

    何かが分からないことが分かった
    五反田団の本公演は、初めて観ました。

    客入れの景色がかっこよくて、まずはそこで満足。
    金曜の夜20:00開演だからか、ほぼ満員。

    スタッフもキャストも、ある一定のクオリティを維持していて安心して観られました(お金を取って見せているからプロとして当然といえば当然ですが…)。

    普通にしていれば、普通に生きられること、現実に取っ掛かりがないような感覚の浅い深度が、ミリ単位で絶妙に合致してた印象です。
    この、何かが分からないんだけど、なんだか分からないって感じ、それ自体が分からなかったので、観ることによって気づけたっていう感じ…。

    しかし、隣の人と、さらに隣の人は時々舟漕いでました。どちらもスーツ姿のサラリーマン。何かが派手に起こるわけでもない、それがもちろん良いところだけれども、金曜の夜でしたから…。企業戦士たちにはちょっと荷が重すぎたのでしょうか。
    正直、演劇慣れしている人には勧めたいけれど、あまり普段から舞台に興味ない人には「一緒に行こう」とは言い出しづらい気がしました。

    来年2月にも本公演が決まっているとのこと、楽しみにしております。

  • うーんなんかつまらなかった。
    のっけから最後まで興味持てなかった。

    脚本は面白くて好きなのだが、、、、、役者かなあ。

    主役の人が五反田団的ではなかった気がした。
    もっと本当は面白くなるはず。
    五反田的じゃなくても面白くやってくれれば何でもいいのだが。
    チェルフィッチュっぽいと思っていたら本当にそうで苦笑い。

    アフタートークで前田さんが

    今日はうまく行ってなかった。作品自体も新い挑戦をしようと迷子になるつもりだったが、いつも通りまとまった出来になってしまいました、すみません。

    といっていて汗。
    いつもより高い金払って観に行ってるのに。コラっ。

    しかし前田さんの人柄による面白いトークと言い訳に聞こえない言い訳にごまかされて、失敗作を見せられたとゆう印象が消え、じゃあ次はがんばってねと思わせるくらいの煙巻きアフタートークで本当にずるい、そして頭がいいんだろうなと思った。

    そもそも、アフタートークっていつも疑問なんだが、
    あれはこうゆう意味で、ああしたかった、こうだった、と語るのは演出家として負けなのではないか?伝えられてないってことにならないのか?アフタートークを聴かないとわからない作品てどうなんだろ。

    面白ければなんだっっていいけど。

    いつもアフタートークで解説してる劇団いるけどなんか違うんじゃないかなあ。五反田団がそうだとかじゃなく一般論として。

    前田さんがすんごく面白いから前田さんが主役やって欲しいです。

  • 満足度★★

    好みではありませんでした
    WEB上のレビューでは絶賛に近い公演ですが、私には不満が募る公演でした。単純に、好き嫌いの問題ですが。
    おそらくいつもそうなんでしょうが、五反田団の舞台の俳優のあの脱力した、べったりしたしゃべりと振る舞いが、個人的には好きになれないです。虚構の世界を立ち上げるには、表現の「飛躍」が必要なんだと自分は考えますが、あまりにのっぺりした日常に寄り過ぎていたような気がします。また、芝居を構成する各々のストーリーがそれこそ迷子になってしまっていて、芝居にまとまりがなかったように感じました。まあ、これも前田氏があえてそうしたのでしょうし、私の感度が悪かっただけかもしれません・・・。

    ネタバレBOX

    伊東沙保さんが「東京」をてくてく歩く様子は気持ちが良かったです。あと、「東京タワー」も。
  • 満足度★★★★

    やっぱ面白いわ
    五反田団2回目です。個人的にツラく感じるシーンもありましたが、会話、対話、登場人物の連鎖、関連性のビミョーな具合がバツグンでした。面白いです。色々なお芝居を観劇していますが、日本演劇界では観客の大半が女性であることが多いです。その中、今回五反田団を観劇した回は男性・女性の比率がほぼ半々でした。素晴らしいことと思います。

  • 満足度★★★★

    面白かった
    ぐいぐい引き込まれる、不思議な力。もう一回観たいな。

  • 満足度★★★★

    ちょっと長いか
    力の抜け加減もいいし、伊東さんが素敵。

  • 満足度★★★★★

    見えてるのに手探りで歩く、心の地図の中
    物語の展開、重ね方、つなげ方の縦横無尽さ、そして台詞回しに前田節が炸裂してた。
    面白い!
    笑いの散りばめ方やセンスも好きだ。

    これは大好きだな。

    ネタバレBOX

    考えすぎると迷子になってしまう。
    そして、それは、誰もが同じ状況にある。
    そんな物語。

    装置・セットが、いい感じ。
    下手の奥には、体育館にあったような縄がぶら下がる。
    その縄は、頭5分の1ぐらいが白くて、残りは赤い色をしている。
    ライトが当たったその姿を見て、すぐに連想したものがあった。
    それは「東京タワー」。
    ストーリーが展開していくに従って、それは想像通り「東京タワー」として使われていた。自分のイメージとマッチして、ちょっとうれしい(笑)。
    整然と並べられているイスが東京の街並み、ビルに見えてくる(もう少しいろいろなイスがあったほうが、雑然とした東京っぽいと思ったのだが)。

    主人公の女性とそのボーイフレンドは、その縄の「東京タワー」を目指して歩いたりする。

    「東京タワー」は、東京一の「ランドマーク」である(もうすぐとって変わられようとしているが)。
    スカイツリーにはない、人々の記憶がこびり付いているのが、東京タワーであろう。だてに50年間も建っていないということ。それぞれの記憶の片隅にある赤い東京タワー。
    とても象徴的な建造物。

    考えすぎて、迷子になり、過去や未来や場所まで、右往左往している人にとっては、心の中に是非ともほしいと思うような象徴でもあろう。

    自分の歩く道の先に、あるいは、その道が正しいのかどうかを知る術としての「ランドマーク」(できれば「自分のランドマーク」)があれば、どんなに素敵だろうかと思う。

    ぼんやり自分の道を歩いているときに、ふと周りを見回すと、周囲の人たちは、自分の道を信じて歩いている人ばかりに見えてしまう。
    主人公の年齢(20代後半から30代)ともなれば、同世代の人たちは、自分の歩く道を見つけて歩いている人ばかりに見えてしまう。

    でも、それは他人の目からそう見えるだけで、本人は、周囲が見えるのに、暗闇の中のような気分を手探りで歩いているのだ(よっぽどの人じゃない限り、たぶんね)。

    そのときに「自分のランドマーク」があればどんなにいいだろう、と思うことは当然あるだろう。

    自分のランドマークも、自分が歩くべき道も見つからず、迷っている。
    そういう人にありがちなのは、(考えすぎて)自分の内側に入り込んでしまうということだ。
    だから、劇中では、主人公は、自分の中の「穴」に入り込むというところまで進んでしまう(ここの表現は面白かった!)。これには「おお!」と思った。

    主人公は迷いすぎて、現実世界から退行してしまう。だから、非現実の助けがないとやっていけない、そこで、「いるはずのない姉」という。虚構の登場人物と語ることになるのだ。
    それがホンネであり、救い、安全弁にもなっている。

    過去や未来や、そこでの登場人物が錯綜する中でも、意外と淡々としている主人公。
    これは、混乱の極致に達してしまっているからだろう。
    もう、「受け入れるしかない」混沌さ、迷い子さ。
    とにかく「歩」を進めるしかない。
    ボーイフレンドと延々歩くというのがいい。

    そして、ラスト。
    主人公は、自らの内側から脱出するために、「東京タワー」をよじ登る。やけくそなのか、悟りなのか、目覚めなのかはわからないが、2次元の平面を4次元の軸を踏みしめつつ、3次元への新たな方向へ向かおうとする。それは逃亡であってもいいと思う。(偉そうに言えば)「あがくこと」こそ大切なのだ。
    じっとしていてもしょうがないから、「行けるところには行ってみる」という姿勢が必要なのだ、ということ。
    それは、とてもいいラストだったと思う。

    それにしても、なんとも言えない展開と台詞回し、そして、お母さん、お父さんの表現にはやられた。
    一見、飛び道具的なのだが、お母さんの存在感の具象化、そして、お父さんの存在感の「ついで」さ(家族の気配というか)、さらにお父さんの自分への影響などが、一連の展開ですべて見えてくるという演出がうまい。
    医者と看護師が両親というのも意味深だし。

    笑いもいいい感じに散りばめられていて、本当に面白いと思う。

    だから、五反田団は好きだ。



    とても個人的なことだけど、その昔、「東京タワーが見える」ということで、武道館あたりから東京タワーまで、意味もなく彼女と2人で歩いたことがある。そう、まるで劇中の2人のように。若いカップルっていうのは、むやみに歩いちゃうものなんだよなあ、と昔を思い出しながら観たのだった。
  • 満足度★★★★

    おははは
    なかなかのトリップ。でもなんか、分かる。伊東沙保さんが素敵です。

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