満足度★★★
質は高いと思います、が・・
1970年代、大阪では万博で賑わう時代、青森のりんご農家を舞台に、無農薬りんごをつくろうとする、家族の物語です。
実際に青森で自然栽培のりんごを生産してらっしゃる「木村秋則」さんをモデルにしたノンフィクションに近いものだと思いますが、
V6の長野くんをはじめ キャストの皆津軽弁を使ってのお芝居 真面目なストーリーでした。
当時はオーガニックやエコなんてまだ現れてない時代、周囲から白い目でみられながらも、何年もガマンして、苦労して やっと実った2つのりんご・・
質の高いお芝居だったと思います。
が・・・ 上演時間は休憩をはさんで2時間30分、ところどころに笑いもありましたが
わりと起伏がなく、平坦なイメージがしてしまいました。
後ろから2列目だったせいもあると思いますが、隣の人は途中 コックリでしたから。。
でも、サトエリちゃんもなかなかいい演技だったし、大鷹明良、梅沢昌代さんが さすが、ベテラン!!
いい具合に息抜きっぽい演技で 柔らかさをだしていたと思います。
おそらくジャニーズ系、V6ファンが多かったはずですが、お芝居としても 良かったと思います。
平日のソワレ、ほぼ満席でしたからねぇ。
*papasan*的には もう少し、盛り上がりと時間が・・・ 感はのこりましたけどね。
もっと仕掛けがあったら
脚本の生真面目さを
脇役梅沢やラッパ屋木村の演技力で和らげる
栗山演出が見事。
ホンに趣向があれば、大作の域だったかも。
こういう真面目な実話系の芝居が
大箱のルテアトル銀座で平日満席というのは、
ちょっとビックリ。
役者(V6長野クン)の集客力に拠るところなのだろうか。
カーテンコールでも笑わないサトエリが印象的。
満足度★★★★★
素てきなお話でした
世界初のりんごの無農薬栽培に向け、木村秋則(長野博)さんの努力もすごいが、それを一緒に協力していく家族がなんとも言えず良い。この団結力は、羨ましくもあります。
長野博さん、佐藤江梨子さんの熱演ぶりに、何度もうるうるしました。