バリモア 公演情報 バリモア」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 実演鑑賞

    仲代達矢が一幕50分、休憩20分の後二幕30分、一人で、バリモアという老年のシェイクスピア役者の独白を演じる。設定としては、久しぶりに舞台に出るので、昔覚えた台詞を入れ直すのでプロンプター(影で表には出てこない)を呼んで、その彼とのやりとりというを設定になっている。
    とにかく、90歳の仲代がみもの。さすが長年主役を張ってきただけのことはある。商業演劇系のスター役者だとこういうときには客への甘えが出てそれに頼ってしまうのだが、気張らずにこの落魄の老役者を飄々と演じる、とちりもなければ、動きもしっかりしていて、さすが新劇の役者である。それにつきる舞台で、内容はどうと言うことはない。これだけ出来るなら、もう少し難しいものをやってみてほしかったとも思うがそれは客の勝手な注文だろう。採点しては失礼になる。一時代を画した名優を生で見るのも、これが最後かもしれないと感慨がある。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    どこまでが台本のバリモアで、どこからが素の仲代なのか。老いを笑いのネタに客いじりも楽しむ姿に、90歳の名優の融通無碍の境地を見た。愛嬌が抜群にある。セリフ覚えには苦労したというが、セリフも妙に変な間ができて、つかえたのか、と思うと、何事もなく次のセリフが出てくる。そこもハラハラさせられた。

    ネタバレBOX

    最後はすっくと襟を正して、朗々とリチャードを演じて見せるのかと思ったが、逆だった。ハムレットと、リチャードに「世話になったな。もうお別れだ」と、王冠もかつらも取り、芝居に別れを告げる。「アダムにイブが渡したのがりんごでなく、酒だったらなあ」といいながら。

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