満足度★★★★★
見ました
原作は知りませんが、
チェーホフ作品があんなになるなんて驚きでした。
かもめの時とはまた違ったコロスの使い方で世界観を選出していたと思います。
会場が壊れるんじゃないかってくらい暴れて、そしてグロテスクでした☆
満足度★★★★★
面白い!その一言に尽きる。
古典と現代と未来が入り混じったような香りのある舞台。その世界観は陽気で楽しく賑やかなディズニーランドのような雰囲気ではなく、民家の裏路地に迷い込むと鬱蒼とした神社があって、その先には得体の知れないブラックネバーランドが手招きして舞ってるような感覚。一度そこに迷い込むと尻尾を掴まれ逃げられないような・・、不思議な異次元の世界。
以下はネタばれBOXにて。
満足度★★★★★
パワーが物凄い
前回公演の『かもめ』に引き続きまたも魅せてくれました。
かなり激しく、過激に演出をしたなと感じました。
彼らの身体表現にはこれからも期待をしてしまいます。
ビシビシ感じる作品をつくり続けてほしい。
満足度★★★★★
ゴシックパンクなチェーホフ。
チェーホフの戯曲が素晴らしいのはわかるのだけど、チェーホフってなんとなく辛気臭いというか、もさいというか、一般教養としかみなしていない節があったのだけど、そんな考えが一気に吹っ飛んだ。チェーホフっておもしろい!とはじめておもった。
寺山修司のアングラ演劇のようなドロリとしたテイストを基調に西洋劇を斜めから考察したような振る舞いや、神輿をかつぐ日本の祭りの高揚感、ゴーオンジャー的ヒロイズム、さらにはブレイクダンスや組み体操まで巧みに取り入れ、それらをビジュアル系バントマン風男子と超美系のパンキッシュなゴシックガールで引き締めけなげなオカマで味付けし、殊更ナンセンスに舞台空間を暴れ回る。
無論、傍若無人ではあるのだが、演劇の作法と原作の基本はしっかりと抑えていることが私のような素人にも一目でわかる。つまり、ブレてないし、破綻もない、緻密に計算された破壊行為なのである。
そして、おきまりの(?)カタルシスやゆるぎないカオスもある。けれども決してうぬぼれで終始しておらず、ちゃっかりエンターテイメントとして出力されているから、ヤな感じがまったくしない。
今まで観た舞台のなかで最も衝撃的だったのは、バナナ女学園とロロだったけれどこのふたつを軽く飛び越えましたね。(少なくとも私にとっては。)
大槻ケンヂの小説が好きなひとなんかにはきっと気に入ってもらえる世界観なのではないかな、と。
本公演が待ち遠しい。
※渋谷ギャラリーLE DECOで開催中の『旬の観たいもの展』に参加している『劇団ING進行形』と『楽園王』は2団体がひとつの回で連続上演します。2作品に関連性はなく、違った趣を楽しめますよ。