コーラス・ガール 公演情報 コーラス・ガール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    見ました
    原作は知りませんが、
    チェーホフ作品があんなになるなんて驚きでした。
    かもめの時とはまた違ったコロスの使い方で世界観を選出していたと思います。
    会場が壊れるんじゃないかってくらい暴れて、そしてグロテスクでした☆

  • 20100821
    。・`ω´・)ノ

  • 満足度★★★★★

    面白い!その一言に尽きる。
    古典と現代と未来が入り混じったような香りのある舞台。その世界観は陽気で楽しく賑やかなディズニーランドのような雰囲気ではなく、民家の裏路地に迷い込むと鬱蒼とした神社があって、その先には得体の知れないブラックネバーランドが手招きして舞ってるような感覚。一度そこに迷い込むと尻尾を掴まれ逃げられないような・・、不思議な異次元の世界。

    以下はネタばれBOXにて。

    ネタバレBOX

    カマ風味の男と妻のいる男の絡みがあったかと思うと、いきなりカルメンの黒いドレスを纏った女が登場し、オカマをナジル。笑)  この黒いドレスがコーラスガールかと勘違いするほど妖艶で奔放な感じがする。しかし、彼女は男の妻で、夫が会社の金を使い込んだのがバレて困っている。ニコライ・パトラビッチを出せ。と言い張る。

    しかしオカマ、こちらが実はコーラスガールなのだが(笑)、彼はここに居ないとオカマは逃れるも、今度は妻に「夫が貴女に与えた物を返せ。」といわれる。浮気した張本人が不在のもと、立場上優位な妻と、いわゆる泥棒猫のオカマの会話はコミカルにしかし尖りながら続く。この情景が可笑しい。

    しかも妻の言動に重なり合うように闇のショっカーのような輩3人が奇怪な動きをするのだから、コメディなんだか、シリアスなんだか・・・、あ、ナンセンスだ!笑

    そして妻の激情が頂点に達すると、黒いおパンツが見えてもなんのその、横回転なんかしちゃって、更に白い太股も民衆に惜しげもなくさらしたかと思いきや、今度はデジタルダンスを繰り広げちゃうのだから、楽しいったらありゃしない。

    ワタクシは一点も見逃すまいと目を皿のように充血させながら右往左往、キョロキョロしながら見ていると、今度は妻は騎馬戦のてっぺんに乗っかって、女王陛下のように見下ろすのだった。これが勇士のごとくな有様で、フラッグを掲げたなら、更に完璧!笑
  • 満足度★★★★★

    パワーが物凄い
    前回公演の『かもめ』に引き続きまたも魅せてくれました。
    かなり激しく、過激に演出をしたなと感じました。

    彼らの身体表現にはこれからも期待をしてしまいます。
    ビシビシ感じる作品をつくり続けてほしい。

  • 満足度★★★★★

    ゴシックパンクなチェーホフ。
    チェーホフの戯曲が素晴らしいのはわかるのだけど、チェーホフってなんとなく辛気臭いというか、もさいというか、一般教養としかみなしていない節があったのだけど、そんな考えが一気に吹っ飛んだ。チェーホフっておもしろい!とはじめておもった。
    寺山修司のアングラ演劇のようなドロリとしたテイストを基調に西洋劇を斜めから考察したような振る舞いや、神輿をかつぐ日本の祭りの高揚感、ゴーオンジャー的ヒロイズム、さらにはブレイクダンスや組み体操まで巧みに取り入れ、それらをビジュアル系バントマン風男子と超美系のパンキッシュなゴシックガールで引き締めけなげなオカマで味付けし、殊更ナンセンスに舞台空間を暴れ回る。
    無論、傍若無人ではあるのだが、演劇の作法と原作の基本はしっかりと抑えていることが私のような素人にも一目でわかる。つまり、ブレてないし、破綻もない、緻密に計算された破壊行為なのである。
    そして、おきまりの(?)カタルシスやゆるぎないカオスもある。けれども決してうぬぼれで終始しておらず、ちゃっかりエンターテイメントとして出力されているから、ヤな感じがまったくしない。
    今まで観た舞台のなかで最も衝撃的だったのは、バナナ女学園とロロだったけれどこのふたつを軽く飛び越えましたね。(少なくとも私にとっては。)
    大槻ケンヂの小説が好きなひとなんかにはきっと気に入ってもらえる世界観なのではないかな、と。
    本公演が待ち遠しい。
      ※渋谷ギャラリーLE DECOで開催中の『旬の観たいもの展』に参加している『劇団ING進行形』と『楽園王』は2団体がひとつの回で連続上演します。2作品に関連性はなく、違った趣を楽しめますよ。

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