満足度★★★★★
これは幻想という名の現代劇
“龍神と恋仲になった娘が龍神の子を産んだ”という、
一見ファンタジーだけのお話と思いきや、
昔からの村・お家の確執と必死に抗う兄弟・姉妹、
新たな権力による信仰の自由の阻害、
と、人間くさいところが前面に出たお話でした。
龍神信仰のある閉鎖的な村、
その閉鎖的な環境で長く信じられてきたものが突然無くなる。
この急激な変化は現代社会を暗に意図したもので、
時代の流れに翻弄される人々は何を選択し、どう生きてゆくのか。
最後はそんな重いテーマを投げかけていたのだと思いました。
龍の絵が粋でした☆
満足度★★★★
旗揚げ、おめでとうございます。
まだ、モノクロのフライヤーの時から、気になっていたのですが、見れて良かったです。神秘的な必然が、呼ぶ縁を感じた作品(主宰白井美佐子さん)でした。演出、三井快さん。豊かな力量と、いろんな可能性をひめている劇団だと思いました。次回は、三井さんの作・演出と、いろんなタイプの作品を、楽しめそうです。