銀の鱗に、金の月 公演情報 銀の鱗に、金の月」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★★

    これは幻想という名の現代劇
    “龍神と恋仲になった娘が龍神の子を産んだ”という、

    一見ファンタジーだけのお話と思いきや、


    昔からの村・お家の確執と必死に抗う兄弟・姉妹、

    新たな権力による信仰の自由の阻害、

    と、人間くさいところが前面に出たお話でした。


    龍神信仰のある閉鎖的な村、

    その閉鎖的な環境で長く信じられてきたものが突然無くなる。

    この急激な変化は現代社会を暗に意図したもので、


    時代の流れに翻弄される人々は何を選択し、どう生きてゆくのか。

    最後はそんな重いテーマを投げかけていたのだと思いました。


    龍の絵が粋でした☆

  • 満足度★★★★

    旗揚げ、おめでとうございます。
    まだ、モノクロのフライヤーの時から、気になっていたのですが、見れて良かったです。神秘的な必然が、呼ぶ縁を感じた作品(主宰白井美佐子さん)でした。演出、三井快さん。豊かな力量と、いろんな可能性をひめている劇団だと思いました。次回は、三井さんの作・演出と、いろんなタイプの作品を、楽しめそうです。

    ネタバレBOX

    障子を開けると、壁面に龍神様のお姿が。光によって、表情も違って見えて、生きていました。

    映像も、障子に映してるせいか、水面も雰囲気がとてもあり、良かったと思いました。

    控え目なBGMで、まさに、効果音として、生きていると、思いました。

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