動かない生き物 公演情報 動かない生き物」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★

    ほんわか温かい感じ
    らくだ工務店は「黄色い湯気」からなんですが、毎回楽しみにしています。

    今回の作品 かなり良かった~です。

    おなじみのキャストに味のある客演陣が動物園の飼育係りという設定が、実にうまくMIXされていたと思います。。

    林さん、古川さん、今村くんの3人で絡むシーンは いつもめちゃおかしいですわ。。

    古川さんは、お得意のおとぼけ役でしたが、山場では こっちまで涙もののガチンコ演技でした!!凄い!!

    今村くんは かなりの笑い部分をこなしていて 実にいい仕事してました~

    動物園の飼育係り室にあつまる登場人物のエピソードを前半で振ってきて、後半につながるんですが・・・

    上演時間1時間40分では やや、きつかったかなぁ~感がありましたねぇ。。

    気持ちとしては、もう少しエピソードを掘り下げても良かったのかな?? って気がしました。

    特に、象のカズオが檻からでてこない理由が最後まで明かされずにいたのが、いやはや もやもやしちゃいますぅwww

    でも観終わったあとは、ほんわかした気持ちになれる いい作品だったと思います。

    らくだ工務店 次回は2010年の5月みたいです。まったりとして暖かいコメディ楽しみです

    : 宝積有香ちゃん めっちゃかわゆす!!でした。。

  • 満足度★★★★

    うんうん
    単純に楽しめました。
    安心して見れます

  • 満足度★★★★

    石曾根作演のコノ
    “そつの無さ”は、凄いなと。
    今小劇場でウェルメイドな作品を創作し続けている劇団は貴重かなと。

  • 満足度★★★

    メリハリもあるヒューマンコメディ
    初見であった前作『カラスの歩く速さ』とは異なるタッチのヒューマンコメディではあるが、タイトルとリンクする部分などによって寿司におけるワサビのように全体を引き締めメリハリを付けるのが上手い。
    しかしこの劇場でほーしゃく嬢と林さんが共演すると「警視総監の孫娘」が登場するような錯覚を禁じ得ないな。(笑)

  • 満足度★★★★★

    観られて幸せでした
    そうなんです。こういう芝居が観たくて、私はいつも劇場通いをしているんだと、つくづく実感させられる、素敵な作品でした。

    変にストーリーを作りこむことをせず、登場人物全員の佇まいや舞台上での居ずまいが自然で、まるで、日常の一こまを切り取ったスケッチ画のような芝居。
    それでいて、全然厭きることはないのです。

    脚本、演出、キャスト・スタッフの仕事ぶり、全てが、大変好ましく、自分好みのテイストで、久しぶりに、心底、舞台世界で、心地良くひと時を過ごすことができました。

    この機会を与えて下さった間瀬さんに感謝!!

    ネタバレBOX

    冒頭から、あーこの芝居は、私の気持ちを裏切る作品ではないなと直感できました。

    皆さんの会話がとても自然!!
    それだけで、観てて嬉しくなってしまいました。

    皆それぞれが、自分の家庭や日常には何らかの悩みや不安を抱えながら生きているのですが、それを大仰に露呈することなく、皆、職場では、明るく同僚と接しながら、働いています。
    そういう、日常の動物園の情景描写と、心象描写の匙加減が絶妙で、石曾根さんという作、演出家の大ファンになりました。

    キャストも、皆さん、本当に、動物園を職場とする人間の体現がお見事で、ずっとこの職場の方達とお付き合いしていたくなりました。
    こんなに、どれを取っても、及第点の芝居には、実はなかなかお目に掛かれないので、演劇ファンとしては、ビックサプライズのような、らくだ工務店との出会いに、心から感謝しました。

    玉置役の古川さんが、動物の気持ちがわかるかわからないかの話から、自然に、寝たきりで意識のない、妻の話題に移行して行く時の、素晴らしい演技には、まるで、実話を聞いたような気持ちの揺れを、客席でも体感しました。

    引きこもりがちな子供との距離の持ち方に悩む松永。動物と触れ合うことで、自分のスタンスを保つ和田。子供が懐かないことに心を痛める熊野。動物には信頼さえるのに、女性とのコミュニケーションが苦手な小木。夫とうまく行かず、心の支えとして、同僚男性に擦り寄ろうとする山口。明るく皆に愛されるキャラなのに、何故か動物とのコミュニケーションは不得手な前田。もうすぐ子供が生まれることで、有頂天になり、妻の気持ちをやや思いやれない成瀬。夫を愛し、励まし、きっと素敵な母になるのを予感させる、成瀬の賢妻…。

    これだけの、登場人物の一人ひとりにリアルな命を吹き込んだ、作演の石曽根さんと、出演者の皆さんに、心から、感謝とエールを送りたいと思いました。

    我が息子と養成所同期の間瀬さん。入所間もなくの代々木公園での自主練ビデオを拝見した時から、この役者さんはきっと素敵な俳優さんになると確信していましたが、自分の目に狂いがなかったことも実感できて、本当に幸せな観劇タイムでした。
  • 満足度★★★★

    みなさんステキでした
    明るさの中に影が有り、影は日が当る所にしか存在しない。各役者陣が、そんな演技をして素晴らしかったです。

  • 満足度★★★

    分からない生き物
    林和義の佇まいが良かった。 
    後半に折り返すところで、観客に背を向けて述懐する場面があるのだけど
    まさに背中に哀愁というか、醸し出される深みがたまらないです。

    結構登場人物同士の掛け合いが面白く、よくありがちな、狙い過ぎて
    外してしまっている部分も殆ど無いので、気持ちよく笑いたい!っていう
    人には結構お勧めかも知れません。

    ネタバレBOX

    動物の気持ちが分かるというボランティアの女性(麻乃佳世)に、
    動物園の職員(古川悦史)が言った台詞に思わずハッとした。

    「貴方、動物達の何を知っているっていうんです?」

    「プレーリードックが何を食べるか、そういうこと分かりますか?」

    現実でもよくある、日常のあらゆる場面で遭遇する「表面的に
    分かっていること」と「突っ込んでいかないと分からないこと」の違い、
    言われてみれば気が付くのに普段は隅に置いておいてしまって
    いるものを見事に喝破された気分でした。

    自分の目の前にいる人が幸せそうに見えても、実はそのように
    表面的にふるまっているだけで、心の奥底では悲しみを
    押し殺しているのかもしれない。

    自分がした親切に相手が一軒喜んでいるように見えても、その裏側では
    やれやれと厄介な風に感じているのを噛み殺しているのかもしれない。

    それは、表面的に見ているだけでは分からない。

    同じ人間でも、ほんの表面上の付き合いの相手と、気心の知れた
    親友という間柄との相手では全然見え方が違うように。

    他の何よりも、人間が一番厄介で「分からない動物」なのかも。


    役者はみんな上手かったですね。 永滝元太郎の、所謂「ハッキリ
    しない」感じが上手く出過ぎてて生々しかったです。 そして一々
    面白かった(笑 役者陣、皆笑いの間の取り方が上手いね。
    嫌らしくない笑いが良かったです。 
  • 満足度★★★★


    らくだ工務店は初観劇でしたが楽しめました。
    林和義さんと宝積有香さんのシーンは別の意味で思わずニヤリとしました(笑)

  • 満足度★★★

    結局、何!?
    動かない生き物という象徴的なものに人々は悩むのですね。

    ネタバレBOX

    動かない生き物とは、生まれてすぐに死んだポニーの赤ちゃん、植物状態で入院している飼育員の妻、心が通い合わない年配飼育員の長男、目立たず最後に気付かれたお腹の中の三番目の赤ちゃん、心が通じない女性飼育員の長男、そして引きこもりの象さん。

    動物の気持ちが分かるという少しオカルトめいた方向へ進みかけましたが、広い世界に出たいと言って逃走したハムスターが狭い溝にはまっていたことを知って、軌道修正にホッとしました。

    動物の気持ちを聞くことができなくても、こちらが一生懸命相手のことを考えて行動すればいい…、動物に対してならそれでいいんじゃないかと思いました。

    で、象の引きこもりの原因は何だったのでしょう。

    コント的には、第三者がお腹の子が男か女かを知りたがるのは分かります。何人も何人もしつこく聞くからこそ面白いのは分かります。しかし、夫にまだ話していないからと聞かされてもまだ教えてもらおうとじーっと食い下がっている様子は、余りにも常識からかけ離れていていらいらしました。昔、東京の漫才師が頭の悪いことを売りにしていたのと同じです。

    それと、夫が勝手に作った借金を妻が払わなければいけないという妻の発言には驚きました。連帯保証人でもないのに何で払わなければならないのですか。このケースではもうすぐ離婚が成立するようですから相続は関係ありませんが、もし夫婦関係が続いていた場合には、相続発生時に資産と負債を比較して、資産が多ければ相続し、負債が多ければ相続放棄すればいいだけの話です。

    ところで、松本紀保さんのお芝居にはある人気落語家さんがよく来ていますね。

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